子供から大人を含めて共通して「どうしても」治り難いタイプが有ります。それは身体は抵抗、理論は武装する人です。「治りたいんだよね?」「頼まれて来たの?」「無理やり来たの?」と尋ねたくなるほど積極性に欠けるタイプです。親に連れられて来る子供たちには多く見られるのですが、大人でも特に男性には見られるので驚きます。女性は「言い訳」のオンパレード。質問してもいないのに次から次へと一人で喋りまくる始末。今から「ほんの」一部を列挙しますから思い当たる人は要注意です。少し考え方を変えれば治るスピードが速くなると思いますよ。めんどくさい•忙しい•時間が無い•暇が無い•やりたくない•忘れる•疲れている•痛いから•ダルい•眠い•歳だから•頑張りたくない•楽に治りたい•やったら痛くなった•介護が有るから•家事が有るから•仕事(宿題)が有るから•習い事が有るから等々、これは「ほんの」一部です。私の為に治らなくても自身の為にでしょう?早めに始めたら治るのも早いけど後回しにしてきて結果的に酷くなって来院する人は最後の抵抗をします。例えば腰が曲がっている人は脊柱カリエス等々、骨の病気で無い限り「出来る範囲」で姿勢を糺(タダ)せば曲がり難かった筈です。O脚の方も「出来る範囲」で爪先を正面方向にして歩き、正しい筋トレをマメに行っていれば成り難かった筈です。身体の柔軟性に欠ける人は幼少期からストレッチを続けていたら身体は柔らかかった筈です。結局共通しているキーワードは「後回し」です。親から注意されませんでしたか?「早くやりなさい」「直ぐにやりなさい」「何時になったらやるの」と。老化や悪化は待ってくれませんから後回しは通用しません。丁度今の季節の時間経過と人生の時間経過は似ています。朝は幼少期、昼は青年期でゆったりとした時間経過で余裕綽々。『蟻とキリギリス』のキリギリスのように将来の不安なんて考えもしません。そして無情にも必ず夕方(老化)が訪れます。「血圧が」「尿が」「膝が」「腰が」それまでの不摂生の結果です。まっ晒で生まれてくるので壊れる迄には時間的に余裕が有り間違った行いも直ぐには跳ね返って来ません。『釣瓶落とし』の夕方は夏時間と違い「あっ」という間に日没を迎えます。それなのに予定していた事は時間的にも肉体的にも不可能と知るのです。当に『矢の如し』で、気付いた時には遅い「何で教えてくれ無かったの」と文句を言いたい。きっと再三再四言われていた筈ですが心に響かないし「煩いなぁ」と思って流していた筈です。だから「今」言います。今からでも遅く無いんです。明日人生を終えるなら良いでしょうが「いつまで」と解らないなら「今が一番若い」のです明日より。だったら「今でしょ!」と。もう言い訳している暇は有りません。迷っている暇は有りません。グズグズ言っている他人のことは放っておいて「自分だけ」助かれば良くなればO.K.です。お手々繋いでは若い頃だけで、一緒に病気になって一緒に最期を迎えるのは止めましょう。