能登半島地震の被害拡大が毎日報告されています。国土地理院の発表によると石川県輪島市の地盤が南西方向に2m移動したと報告が有り隆起も1.3mしたと。これは住民の方々には大変なことです。そこに再度住むのか?転居するのか?簡単に決めれることではありません。私たちは家を建てるとしたら海や河川から近いか?土地は高低は?地盤は固さは?近くで崖崩れ、山津波の可能性は?等々を考えます。住むなら価格との相談も有りますけど「なるべく」安心安全な地域を選ぶ筈です。しかし地球規模で考えると昔海だった土地が山になっていたり逆も然別。エベレストの山頂付近から貝の化石が出土するという話を聞いたことが有りますけど今更ながら自然の力は絶大です。地球から考えれば震源地の10kmや20kmの深さなんてリンゴで考えたら皮くらい。しかし私たちが住宅を建てる場合「地下◯m迄パイプを打ち込みました」とか高層マンションやホテルなら更に深く掘り下げて安心を売り物にしていますけど冷静に考えると「?」という感じです。私たちは地球を間借りさせて頂いている住人でダムを建設したりトンネルや河川を建設したりして住み易くしていますけど地球が少し動いただけで全て吹き飛ぶことを、ヒトの存在なんてちっぽけなことを認識させられる出来事でした。今更ながら「自然の偉大さ」に驚かされ「人類の無力さ」を知らされ打ちのめされました。国境を争って殺し合う戦争の愚かさは不謹慎ではございますが滑稽にさえ思えてきます。権力者の命も財産も一瞬のうちに奪い去る天変地異が起きれば自らの愚かさに気が付くことでしょう。その前に悟れるのが人類の叡智だと思うんだが。