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トントン

2024.02.20 | Category: 院長ブログ

裸足の重要性は何度も投稿してきました。しかし仕事柄「裸足」で勤務可能な立場の人が多くないことは十分理解出来ます。それならせめて「靴下は5本趾(ゆび)」にして頂きたいと治療中にも繰り返し伝えてきました。趾が自由に動かない靴下に慣れている多くの方々は何も感じないかもしれませんけど日頃裸足で仕事をしている私は自由が無い靴下を履くと下腿は勿論、臀部や腰まで異常な疲労を感じます。例えば手指を小さな袋に入れて自由が効かないように縛って箸を使って食事をすると想像してみて下さい。かなり不自由で酷い苦痛を受けることが想像出来ると思います。本来足の趾は独立して動きます。それは現代の整備された都会の道では殆んど意味を為さないかもしれません。だから人によっては更に動きを制限された硬い革靴を履いても苦痛を感じない人もいます。しかし生まれた時に備わっていた独立して動く5本の趾の筋力が徐々に「退化」して高齢化して時点では殆んど動かない趾=小さな地面の凹凸が感知出来ないセンサーになってしまった結果、転倒を繰り返すようになると思われます。当然その前には足趾の変形•足裏の変形•足首の変形•膝の変形•股関節の変形•腰の骨の変形•背骨全体の変形というプロセスも辿っていますが、そこに底だけに足趾の制限された靴下が原因と理解している人が少ないことは実に悲しいです。靴の研究は凄まじく快適性を求め進化し続けていることが逆に退化を加速させていること繋がるとは誠に皮肉なことです。特に日本人は靴を脱ぐ習慣が有る為に靴の苦痛(クツウ)に鈍感かもしれません。海外では朝起きたら寝るまで靴を履き続けるので本当に履き心地が良くないと納得しませんけど日本人は外国人ほど長時間靴を履く習慣が無い為に海外の人ほど慎重に靴選びしていないように思われます。また靴選びが適当で無くても履き方が「いい加減」な人が多いことに驚かされます。靴を履いて踵部分に自身の踵が密着するように「トントン」とする人は皆無です。また靴紐を靴先端から毎回しっかり引っ張って縛る人も「まず」居ません。日本家屋の習慣から、サッと履くしサッと脱ぐから「とりあえず」的な考えが身に付いたのかもしれません(スリッパは日本人が考案)。海外では子供が生まれた最初のプレゼントが布製の靴の国が有るほど靴は重要視されているのです。それなのに「合わない靴」を履いて各部位に痛みを作りソールで誤魔化し更に症状を悪化させて治療または手術までしても尚「合わない靴」を履き続けている日本人のなんと多いことか、めでたいぜよ日本人!全快堂では『必ず』最初に5本趾靴下を渡すことにしています。そこから話を広げたいのですけど「無口でシャイな私」ですから言葉足らずで申し訳ございません。でも靴の重要性を靴下の重要性を知って下さい。あなたが転倒しない為に趾を敏感にして下さい。それは間違い無く『認知症予防』にも繋がりますから。P.S.友人のスキー靴選びは半日かけて靴を選び、更に店内で半日その靴を履いてみて購入を決めていました。

当院へのアクセス情報

全快堂

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院長宮木 謙三