グルメ番組が盛んに放送されていますが折角の料理が台無しになることが有ります。それは箸を持って素材をアップにした時に箸が震えている時です。確かにアップにしたので多少の震えは仕方ないにしても「地震かよっ」「現場が寒いのかよっ」てツッコミたくなるほどの震えが映る時が有ります。そんなの使うなよと言いたくなるし職業柄「えっ病気?」とさえ思えてきます。そんな「ふるえ」なんて大袈裟と思われるかもしれませんけど歴とした病気の初期症状が隠れている場合が有るので紹介します。脳や神経の病気と脳や神経の病気では無い場合に大別されます。病的なふるえには「本態性振戦(しんせん)」「静止時振戦」「企図振戦」と「書痙(しょけい)」という字を書く時にふるえてしまうものも有ります。もう一方は脳や神経の病気ではなタイプで、精神的または肉体的なストレス、加齢、筋肉の衰え、寒さや緊張、薬の作用と呼ばれる「生理的振戦」と神経以外の内科的疾患、例えば低血糖やバセドウ氏病など甲状腺機能亢進も有りますから一概に「ふるえ」と言っても原因は様々有り中には危険なタイプもます。その中でも『静止時の手がふるえる場合』は早急に脳神経内科の受診をお勧めします。それに比べて高齢者の「ふるえ」は『本態性(原因不明)振戦(ふるえ)』と言われるものが殆んどで生命に直結する重篤なものは少ないので深刻なものは少ない。「心配ないものが殆んど」とはいえ一度MRI検査を受けて「異常なし」と言われて安心したいと思う気持ちも分かります。今回「ふるえ」を取り上げたのは意外に悩んでいる人が多いこと&「ふるえ最新治療が保険適用」になったからです。今までは最初に薬物治療(主に交感神経抑制)を行い効果が思わしくない場合は外科的なアプローチでした。その外科的治療は今まで「脳深部刺激療法」「高周波凝固術」「γ(ガンマナイフ)【保険適用無し】」などが有りましたけど「MRガイド下集束超音波治療(FUS)」という自由診療だった治療が保険適用となって注目されています。FUSはメスを使わず頭蓋骨に穴を開けることも無いので今後ますます希望者が増えることでしょう。全快堂では上記のことは出来ませんけど自律神経への治療を通じて副交感神経を優位にして患者様を脱力•リラックスさせます。そして患者様には『快』腸を心がけて睡眠を十分とるように指導しています。そして最後に「ふるえは気にすると酷くなる傾向が有る」と伝え「気にしないと早く治る」と伝えています。大丈夫だぁ(by志村けん)。