ご本人に「貴方のことをブログに書かせてもらって良いでしょうか?」と尋ねてませんし、個人情報になるから詳しいことは伝えることは出来ませんが昨日初めて来られた患者様に接して穴が有ったら入りたいほど自分が恥ずかしくなりました。80代半ばの患者様は若い頃に車椅子対応になりました。しかし現在でも1人で何でも出来る方でした。車椅子は重く持ち上げるのは難しいと想像出来ると思いますが、車を運転し後部座席から車椅子を持ち上げ運転席横に置き移動してと一連の動作がスムーズで全く無駄が無い。私は多少鍛えていますから「同じことをやってみろ」と言われれば1回2回は出来るでしょう。しかしそれが限界で翌日身体のあちこちが痛くなるでしょう。しかしその方は顔色1つ変えず簡単に動く、それどころか下半身の踏ん張りが利かないのは私が持ち上げる何倍も負担がかかる筈。そして何度も失礼ですが何より80代半ばということを忘れてしまうほどのパワフルさ。思わず家での生活を尋ねてしまいました。すると息子さんの御家族と同居はされているようですが1人で何でもやると。私なんて仕事以外何もしません。洗濯も自分の部屋の掃除も衣替えも草取りもゴミ出しも一切しません。座れば食事が出てきて食べ終われば新聞とテレビを見てると何も言わずコーヒーが出てきて飲み終われば自分の部屋に入って寝るだけ。そんな自分の生活を振り返り、いつも患者様にブログに偉そうなことを宣っていた自分が非常に恥ずかしくなり猛省した次第です。ジョギング通勤して「私は毎日走ってます。皆さんも運動しましょう」とか言っていれたのは他のことを一切やらなくても良い状況だったからでした。見えて無かった物が見えた気がしました。適材適所で私の仕事は他の人には難しく他の人の仕事は私には難しいとも言えますが、今さら遅いですが周囲の人々に感謝しながら日々暮らさなくてはいけませんね。今日も頑張りましょう。
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