日本人は真面目な人が多い。特に全快堂に来る患者さんは真面目な人が多い。何故そう感じるのか?それは何か指導すると完璧を目指す人が多いからです。それは確かに素晴らしいことですが完璧というのはハードルを上げ過ぎるから、長続きしないか身体を壊してしまう結果に成りかねないマイナス面ばかり強調されてしまいます。私の好きな言葉は「不真面目」「ダラダラ」「三日坊主」ですが真面目な方には「不謹慎!」とお叱りを受けるかもしれません。でも何でも『とりあえず』という軽い気持ちから始めて欲しいのです。「三日続けば大したもんだよ」「疲れたり筋肉痛•痛みが出たら止めればいい」「頑張るな」正にいい加減な私の人生そのものです。でも守らなくてはいけないモノも有ります。生きる、それも楽しく生きること。「そんなの無理だよ」と聞こえて来そうですが本当に簡単です。無理と思う人はハードルを上げ過ぎですから「楽しくない」となってしまうのです。今日も生きてる、今日も動ける、今日も予定が有るです。そして予定が有る人も無い人も「とりあえず」外に出て下さい。誰かに会ったら此方から大きな声で笑顔で挨拶して下さい。ハードルが高ければ無言で会釈でも構いません(出来れば笑顔で)。そして知り合いに会ったら今度こそ大きな声で笑顔で挨拶しましょう。それが既に社会参画で有ると同時に認知症予防と筋トレになっているのです。肩肘張って立派な目標を掲げて結局長続きしないよりも馬鹿にされるくらいの小さな目標に向かって気軽に動くことが『ウサキとカメ』のカメになっているのです。でも最後に言わせて下さい。快腸で無ければ幸せホルモンのセロトニンが増えず楽しくない。また快腸で無ければ身体が痛くて動けず笑えない。結局は腸任せの腸次第。いい加減の不真面目に聞こえるでしょうけど結果的に此が一番楽しい人生を手に入れる近道なんです。