「どの臓器が一番大事ですか?」尋ねられることが有ります。西洋医学的に捉えると臓器は単体です存在していますから「どの臓器が」という質問は理解出来ますが東洋医学は『五臓六腑』全て繋がっていますから、ひとつの臓器が強過ぎても弱過ぎても反応する考え方「ひとつ」は「全て」で「全て」は「ひとつ」だからラグビー精神『One for all all for One』に似ている部分も有ります。暇な時に「相剋(ソウコク)関係」「相生(ソウセイ)関係」を検索して頂ければ私が説明するより分かり易いと思いますので此処では控えさせて頂きます。西洋医学では心肺や透析が完璧では無くても人工的に対応可能なので「ひとつ」が出てくるのかもしれません。私も敢えて「ひとつ」を回答するとしたら『腎臓』です。腎臓は東洋医学では老化に最も関係しているので、どれだけ良い生活をしても生まれた瞬間から必ず絶対に劣化します。解剖学的に捉えると腎臓は体内の網のようなものなので「これ必要だから廃棄したら駄目」と再吸収する働きをします。それを続けているので網が劣化(穴が空く)して必要養分が排泄されるのみ。他の臓器は腎臓もですが薬や飲酒を控えたり適度な運動や食事や睡眠で「ある程度」カバー出来ますが、その中でも腎臓の役割は特に無理「一方通行」です。勿論食事内容で腎臓の劣化は促進されますから注意が必要ですが他に腹巻きや靴下等の下半身の保温と温かい飲食と適量適度な水分補給にも気を配りましょう。