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口から考える認知症4

2016.06.18 | Category: 院長ブログ

歩行能力の低下→体重支える事が困難→杖、車椅子使用→周囲が筋力低下に気が付く。しかし咀嚼能力の低下は分かりにくいので本人が訴えない限り発見が遅れます。筋力低下は咀嚼能力に限らず自覚しにくいです。何故なら昨日と今日が極端に違わないからです。もしも日頃から体調不良を訴えない人なら家族や周囲の人が注意してあげなければいけません。ところで現代人の食事時間が短くなっている事は書きましたが咀嚼1分で消化には24時間~48時間必要です。この時間の比重からも分かるように咀嚼は軽視されがちです。マスコミは『腸内フローラ、腸内細菌、便秘』等、腸に注目してはいますが咀嚼は?第一の消化器官だからこそもっと気を遣うべき注意するべきなのです。咀嚼には歯と歯茎がしっかりしなければなりません。そして咀嚼筋も。また年齢が高くなるにつれて唾液が出難くなります。年齢を問わずシェーグレーン症候群という膠原病が有ります。症状は色々有りますが唾液が出にくいのも1つです。原因はどうあれ唾液が出にくいのは意外と本人は気が付きません。もしもアナタが食事中に液体が必要だったりビスケットやパン(特にフランスパン)が苦手に思えたら唾液が減少気味かも知れません。咀嚼と言っても多角的に考える必要が有ります。(つづく)

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全快堂

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院長宮木 謙三