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便秘には腸マッサージ

2016.11.02 | Category: 院長ブログ

便秘で悩んでいる人はとても多い事に驚かされます。それは便秘解消に決定的な方法が無いからです。理由は便秘になっている原因が人それぞれ違うからです。『食べ物が悪い人』『運動不足の人』『ストレスが多い人』『小腸または大腸に問題が有る人』『アレルギーの人』『東洋医学的に肺または腸が弱い人』等、種々な理由が有りますから発行部数を上げる為に『決定版 コレさえやれば便秘は治る』なんて書いてある本を参考にするのは良いと思いますが誰にでも効く事は無いです。また腸の最高の利点が便秘解消には最悪の欠点になっている事も便秘解消を困難にしています。それは『適応能力の高さ』=『慣れ』です。例えば赤ちゃんが母乳しか飲まなかった時期から離乳食になり、やがて普通食になる。コレは凄い事です。例えるなら明治維新で幕府が無くなり廃藩置県になり武士が居なくなると大騒ぎでしたが日本人は適応しました。和食しか食べてなかった戦前の庶民が戦後は欧米食を食べ現在では和食より欧米食の方が高い割合になっている。コレは鬼畜米英と叫んでいたのに15日を境に米国は最も信頼出来る国に為りました。直後は多少混乱しても慣れてしまいます。話を元に戻して、本当は適応していないのです。適応したのは油料理が美味しいと感じる感覚だけで身体は適応していない為に不具合が生じているのです。それが肥満であり糖尿病であり高脂血症であり、断言するのは現時点では時期早尚ですので個人的に『がん』は不具合の数が人それぞれの容量を溢れた時に発症すると考えています。アミロイドβーというタンパク質が原因の『アルツハイマー』、高血圧が原因と言われている『血管性認知症』でさえ食生活の弊害で血管が脆くなって発症と考えられるのです。しかし衛生環境の改善や日常生活の快適性の獲得は有りますが、欧米食が日本人の長寿に貢献した事は紛れもない事実です。しかし長年、油を使わない、魚以外の動物の肉を多く摂らなかった日本人の身体には急激な高栄養食の過度の栄養貯蓄は現在弊害の方が大きく医療費が増大して国民の生活を圧迫するという皮肉な結果をもたらす迄になってしまいました。本題はここからですが前置き長過ぎで(つづく)

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全快堂

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院長宮木 謙三