もう6年。あの恐ろしい光景は未だに鮮明に覚えています。映画のワンシーンと思える現実。大型トレーラーがバイパスを走って行き、その先には道が既に水没している。トレーラーは、やっとそれに気が付き何度も切り返してUターンしようとする。しかし間に合わずトレーラーは津波に呑み込まれてしまう。それを知らないうちに涙いっぱいで画面に向かって『急げ急げ、早く早く!』と叫んでから6年も経過したとは。次から次に画面に映し出される光景は『もう止めてくれ!』と叫び、見るのを止めようとしましたが、もう1人の自分が居て『駄目だ、コレは現実だ、現実なんだ!目を反らすな!震災、天災は「いつでも、何処にでも来るんだ!」と教えてくれているんだから』と。しかし自然の脅威の前に人類はあまりにも無力です。少し『科学の進歩』を実感して傲慢になりつつ有った人は、私だけで無かったと思います。人類は無力です。震災、天災は防ぐ事は出来ません。だからこそ対処する事を常に考えましょう。あまりにも多くの犠牲者の数。その死を少しでも無駄にしない為には、次に必ず起こるであろう震災、天災の被害を最小限にする事が、私たち残された者の使命だと思います。備えましょう震災に。備えましょう天災に。出来る事から。