つづきです。西洋のは「健全な肉体には健全な精神が宿る事『が望ましい』」ですから残念(byギター侍)。また少し違いますが言葉に宿る力『言霊』が有ります。筋力検査でネガティブとポジティブな言葉を発した時では力の入り具合が違います。ネガティブな言葉ばかり発する人は、いずれ疾病に繋がると私は信じています。『一緒に治しましょう』の言葉に元気を取り戻し、回復する患者様を今まで多く目にしていました。しかし柔整師の多くは、言葉やその発し方の重要性をまるで重視せず、飾りくらいにしか考えていないのです。ハッキリ言って柔整師業界の絶望的な将来を打開するには柔整師自身が変わらなければいけないのに行動を起こしません。己の技術を磨いたり、整形外科への武者修行に赴いたりせず、新しい治療技術を付け焼き刃で覚えたり、新しそうな機械に頼った小手先の安易な方向ばかり模索している業界に『この船員が乗務員だからこそ沈んで行くんだな』と分かった気がしました。一刻も早く泥船から降りるか(保険治療を止めるか)考え方を変えるか(接客の重要性を認識するか)しなければ多くの柔整師は互いの首を絞め合う地獄絵図(少ない利益の奪い合い)が、もう其処まで来ているのです。柔整師は原点回帰するべきです。自分達には何が出来るのか。それが最大の治療効果が得る方法だという事を一刻も早く知るべきです。一部の柔整師は超音波を使って診断する事をしています。とても勉強している方々は、お医者様を凌ぐ技術を持ち得る方もいます。確かに素晴らしいです。しかし医師はCT、MRI、MRA、ヘリカルCT等々、次から次へと莫大な金額で最新設備を揃えてきます。その同じ土俵で戦えますか?百歩譲って戦えたとしましょう。しかし柔整師には診断権が有りません。また医師の同意が必要です。『だから内科の先生に』との声も聞きます。でもそれでは結局『人の褌(ふんどし)』です。柔整師自身が誰にも侵されない立場と技術を揃えれば今後生き残れる道が見えるのです。しかしながらハッキリ言ってスキマを探す事が精一杯です。でもスキマにこそ他の職種が入り込めない活路が有ると思います。その為には最新の情報を常に得るのと、患者様との信頼関係を築く当たり前の事が欠かせません。この内容はまだ終わりそうもありません。このブログを読まれている同業者向けの内容で、直接患者様に無関係ですがもう少しお付き合い下さい。つづく