臭いには敏感な人も居れば鈍感な人も居ます。鈍感な人の中には蓄膿症の人が居ます。蓄膿症の人は副鼻腔に膿が溜まっていて常に嫌な臭いを感じてしまっているから外気の臭いが分かり難いです。何故副鼻腔が有るのでしょう?人間には重要ではありませんが声が遠くまで届くように共鳴させる為だと言われています。また冷たい空気を直接肺に入れるない為に一旦温める役割はヒトにも大事です。蓄膿症で無い人が高齢者になると徐々に嗅覚が鈍くなるのは避けられませんが、認知症の最初の変化も嗅覚の鈍さです。では単なる老化なのか認知症かの見分け方は?老化は全ての臭い(酸っぱい、焦げ臭い等)が同じ様に分からなくなるのに対して、認知症は腐敗臭から分からなくなるのが特徴です。排泄物の臭いや腐った臭いです。だから高齢者だけで暮らしていたり独り暮らしだと腐った物を食べて下痢したり食中毒になったりします。嗅覚が鈍くなると味が分からなくなります。家族の人は味付けが変わったら言動行動にも注意して異常が感じられたら早めに受診を勧めて下さい。