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SBSを考える

2017.11.22 | Category: 院長ブログ

『SBS(シェイクン・ヘイビー・シンドローム)』というのを聞いた事が有りますか?『揺さぶられっこ症候群』なら有るかも知れませんね。先日ネットを読んだばかりですが本当に誰にでも起こりうる事だと思いました。私達は一様にマスコミが「事件が発生、容疑者が捕まった」の報道の時点で十中八九『犯人』と決めつけています。先日の高速道路上で車を停車させて結果的に夫婦を事故に巻き込ませて死亡させた事件の場合、容疑者=犯人でしたがネットでは全くの他人を『犯人の父親だ』と大炎上させ、その方の業務を妨害し家族までも危険に晒してしまった事は記憶に新しいと思います。それ以前に有名なのが長野でのオウム真理教による『サリン事件』で第一通報者の方が長い期間『サリン作製者』だと決めつけた報道が繰り返されました。当時ネットが存在していたら更に無実の方の被害は拡大していた事でしょう。この方は奥様が被害に遭われたにも関わらずマスコミの執拗なバッシング報道は霞ヶ関駅構内での『地下鉄サリン事件』が発生しなければ永遠?に続いたかも知れません。話を戻して今回の投稿は『幼児虐待』として過度に幼児を揺さぶって傷害または死なせてしまう事件を耳にしますが『果たして事件でしょうか?』という内容です。事故とは考えられませんか?もしかしたら冤罪では有りませんか?それを考えているのが『SBS検証プロジェクト』というものです。私にも成人した子供が二人居ます。子育ては『一切していない』と断言出来るくらい最低の父親です。私の事は良いのですが、一般に一人目の子供なら、まだ余裕が有るとしても二人目、三人目となれば子育てに追われ、目を離さざるえない時も多々あると思います。そんな時に上の子供が下の子供のベビーベッドに潜り込んでいたり、寝ている子供の上に転んだり、オモチャを投げたら当たってしまったりと日常茶飯事だと思います。それが悪意無くても命に関わらる事故だったら。そして「事故」が本当にたまたまなのに「事件」だと決めつけられたら。あなた方は私も含めて、たまたま幸運だっただけなのかも知れません。抱いていた子供が泣きじゃくりスルッと隙間から落下する事が無かっただけかも知れない。チャイルドシートに乗せていながら後方からの追突事故に遭って無症状だったように見えていた子供が、後日壁に当たってアザになり病院に行ってレントゲンを撮ったら『過度の揺さぶりの疑い』と『虐待の疑い』と診断されたかも知れない。まだ首の据わっていない赤ん坊を上の子供は抱きたがる事がよく有ります。そんな時に『お兄ちゃん(お姉ちゃん)は優しいねぇ』なんて褒めた事は一度でも有りませんか?もし有るなら子供は『親に褒められたい』と小さな手で弟を(妹を)抱き上げようとするかも知れません。そんな時に、ほんの僅かな時間にアナタが目を離していたら、その時たまたま赤ん坊を床に落としていたら。「もしも」とか「偶発的な」とか「運悪く」とか子育てをしていたら無いとは言いきれません。それどころか子供が欲しくて欲しくて全快堂に不妊治療で来ていたのに『産後うつ』『育児ノイローゼ』になり『育児放棄』ギリギリになった患者様も居ましたから、その患者様がその気が無いのに上記の事が運悪く発生していたとしたら。私達は本当に運の良さに感謝しなくてはなりません。まさに子育てをして無事に育てれる事は『奇跡』なんです。完全に冤罪が無くなる事は不可能かも知れません。しかし一件でも減る事を願って止みません。長文をお許し下さい。

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全快堂

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院長宮木 謙三