毎週『忘年会』と称して患者様には『俺は嫌なんだけど断れなくてね』なんて言い訳していますが、ここで正直に懺悔します。『私は喜んで忘年会に参加していて頼まれもしないのに自ら多くの飲酒をしています』と。本当にすいません。それどころか以前から飲酒したくて仕方ありません。『アルコール依存症かなぁ?』と思えるほど毎晩自己との戦いです。でも『安心して下さい。履いてますよ』じゃない。普段は週1~2回の晩酌にしています。ではアルコール依存症とはどんなものなのでしょう。飲酒すれば体調変化するのは当たり前ですが依存症になると飲酒しなくても倦怠感、口渇、手の震え、食欲不振、イライラ、集中力の低下、怒りっぽい、ヤル気が無い等です。更に酷くなれば幻聴や幻覚というアルコール性精神病と呼ばれる事になります。精神分析医メニンガーは飲酒する人の事を『慢性自殺』と表現したとか。確かに医師や家族から飲酒を続ければ身体を壊すと言われ、呑んでる本人も十分自覚しているんだから自殺志願者の表現は適当かも知れません。データによると2日1合くらいの飲酒は全く飲酒しない人よりも身体においても精神においても良いと言われています。しかし晩酌好きは『たったそれだけなら呑まない方がいいよ!』と。『だったら呑むな!呑んでもらわなくて結構です』との会話になります。確かに呼び水になってしまう危険性が大きいです。実際にアルコール依存症の方は飲酒前は『これだけしか飲みません』と真剣に言っても一度アルコールが口に入るとガラっと人が変わってしまって飲まさないと乱暴の数々に発展してしまい家族も手に負えず結局飲酒量が増えてしまうと聞きます。そこまで辿り着く前に一緒に引き返しましょう。ってコレもやっぱり俺かっ!