先日『脈診』をしていて凄く脾胃(東洋医学の考え方)が疲れている患者様が居ました。背が高く痩せていてイケメンです。でも、だからこそ食の好みと体格が一致していると思いました。日本人ほど急激に体格、容姿が変化した民族は珍しいと言われています。和式トイレまでもが無くなる時代、蹲踞の姿勢が出来ない若者が多くなりました。正座の生活も無くなり脚はスラッとして私のような昭和の体格が若者の中には探すのが難しいくらいです(誰が昭和の体格やねん!)。しゃがむ動作や畳みの生活が少なく西洋式の身体に負担の無い生活、所謂『バリアフリー』が増えて楽に生活出来ます。超高齢者で介助無しでは生活出来ない方の為の環境整備が益々進んでいる現在、全快堂はドンドン逆行します。わざと狭く、歩き難い障害物を通路に置きます。それによって『運動するぞ』とワザワザ構えなくても自然と体力作りが出来る環境です。運動が嫌いで動く事が嫌いな方でも必要に迫られて動けば知らず知らずのうちに体力が付きます。しかし心配なのが若者です。
つづく