東洋医学の元祖はインド発祥と言われています。アーユルベーダーでは世の中の事象を4つから出来ていると考えます。現在日本で行われている基礎は中国で発展した東洋医学です。此方は世の中の事象を5つで考えます。そして独自進化を経て漢方薬でよく聞かれる『和漢』という考え方も発展しました。インドや中国の風土や食習慣は日本と大きく違っているので全く同じというわけにはいかないです。しかし考え方の応用は可能です。興味深いのは中国~朝鮮半島~日本と伝来したと考えられる東洋医学も中国と日本は非常に考え方が似ているのに韓国は様々な理由から中国や日本と違っている事です。さてアーユルベーダーの事ですが総合的な医療で非常に奥深いですので興味のある人は調べると良いと思いますが私が皆様に『アーユルベーダーの考え方で是非これだけは毎朝行って頂きたい』と思うのは『起床したら舌の上に着いている苔(舌苔=ぜったい)をティッシュペーパーで軽く除去する』事です。アーユルベーダーでは舌苔の除去は基本中の基本です。これには非常に汚ない成分が含まれていて、口の悪い医師などは『大便10gに相当で食道がんになる』と言われるほどです。歯ブラシで擦る人もいますが、その場合は特に優しくしないと味のセンサー『味蕾(みらい)』を傷つけたり、舌のがん『舌(ぜつ)がん』にならないとも限りません。くれぐれも注意してやって下さい。本当は治療時に舌の苔は非常に大事な情報源(舌診)ですが現在は口臭源と言われて磨く人も多いですから私は舌の色、厚さ、歯痕の有無、まだら模様、舌の裏側の静脈の太さ等を注意してます。常に健康は小さな積み重ねが大事です。
富士山は偉大だ! »