歴史的にも非常に有名な僧侶に『一休さん』がいます。アニメになったり伝記や歴史遺産も数多く残されている少し表現が変ですが『仏教界の大物』の一人です。その偉大な僧侶が遺した最期の言葉が『大丈夫何とかなる心配するな』だったそうです。一休さんの人柄が分かるような言葉ですよね。一休和尚を慕っていた多くの弟子達が「和尚様が亡くなってしまったらどうなってしまうのだろう」と取り乱している様を見て言った一言だと思います。ヒトは冷静で無ければ正確な判断が出来ません。精神状態は勿論ですが五感もそうです。以前「バイクの高速カーブでライダーが身体を膝が着くほど倒していても顔だけは水平に保とうとするのは正しい判断をする為」と投稿しましたが、どんな時でも取り乱したら失敗してしまいます。それではピンチをチャンスに変える事は出来なくなってしまいます。一休和尚はきっと弟子達や私達に最期の説教をしてくれたのかも知れませんね。なんか宗教家っぽくなりましたね(無宗教無宗派ですけどね)。「冷静さを欠いた」とか「自棄になって」とか失敗した人や犯罪者は言いますけど本当なんですね。スポーツ選手が腕や帽子に『平常心』と書いてある事に改めて納得しました。叱る時でも6秒待って深呼吸してからで無いと感情をストレートにぶつけるだけの『怒る』になってしまいます。怒るよりも叱る。叱るよりも諭すようにしなければなりませんね。まだまだ修行が足りない私です。