彼の場合は大学とフットボール部が世界の大半だったんです。学校でも家庭でも小さい頃から目上の人を敬い、先生と呼ばれる方々の指導には間違いなんて無いと教えられ続けて来た筈です。そして部活動に於ては先輩は絶対的な存在だったのです。先輩が「カラスは白」と言えば黒も白になる世界なのです(何の話?)。彼も「監督と直接話をする事が無かった」と狭い世界の雲の上の存在は恐れ多く感じてる率直な意見だと。大学も私の学生時代とも違えど今でも古臭い風習的なものが残っているんだなと思ってしまいました。遅れましたが私も4年間アメリカンフットボールを大学でやっていました。そして試合の度に「相手を潰してこい!」とコーチから言われていました。しかしそれはコンタクトスポーツなら当たり前の事で決して「相手を負傷させろ」ではありません。例えば土俵に上がった力士が手加減して当たりに行きますか?それはルールに乗っ取っての事なのです。だから以前モンゴル出身の横綱が勝負が結しているのに更に力を入れて非難された訳です。スポーツにはルールが有ります。彼がやってしまったプレーは、パス失敗で笛が鳴り「プレー停止」が宣言された後に起こった行為だったのです。しかしそれは上からの言葉の無い命令を忖度した結果だったのです。