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紫外線対策2

2018.06.03 | Category: 院長ブログ

シミやソバカスが年齢を重ねると何故出来るのか?正確に表現すると「残る」のか?という質問が有りましたのでブログで解答させて頂きます。初めにメラニンというと美白にとっては目の敵にされますが、メラニンには非常に大事な役割が有ります。紫外線の有害さをメラニンが体を張って防いでくれているのです。実際にはメラニンが紫外線を吸収したり散乱させたりして肌の細胞のDNAが傷つかないようにしてくれているのです。DNAが傷つくとデータが書き換えられて「がん化」する危険があるのです。皮膚がん(メラノーマ)は日本人の場合は比較的手掌や足の裏に多いと言われていましたがオゾン層の破壊の影響なのか最近は全身何処にでも危険が有りますから注意が必要です。日焼けすると肌が赤くなり後に黒くなりますよね。皮膚は内側の真皮から表層が表皮と言われ、若い皮膚は約30日くらいで表皮が内側から外側へ入れ替わります。これをターンオーバーと言います。しかし老化が進んだ表皮は30日よりも日数が必要です。若い皮膚からは次々とメラニンが剥がれ落ちますが老化した皮膚では反対に次々とメラニンが表皮に溜まる状態になります。これがシミやソバカスです。皮膚の細胞分裂も全身の他の細胞と同じように分裂回数に限界が有りますから老人の皮膚にはシミが増え、刻まれたシワが減る事は高齢になれば無いのです。今までの求める美肌はメラニンを抑える事を考えていましたが最近はターンオーバーを如何に早くさせるかに移ってきています。しかし私の悪い頭では「ターンオーバーを早める=細胞分裂を早める」と思えるので高齢になると肌荒れや皮膚がんを増やす結果になるのではないか?という時間差の副作用を心配しています。でも優秀な人々が開発している美肌化粧品等に間違い無いのでしょう。最後に紫外線は年中あり蓄積が肌の老化を加速しますから年中日焼け止めクリームは必需品です。しかし夏用の日焼け止めクリームは非常に強くて逆に肌へのダメージを作ってしまいます。したがって季節による繊細な使い分けが必要です。投稿1000回まで残り6回!

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全快堂

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院長宮木 謙三