『世の人は我を何ともゆはばいへ我がなすことは我のみぞ知る』とは今も多くの人々から愛されている幕末の坂本龍馬が詠んだと言われて有名です。先日患者様と話をしていて「周囲と上手く馴染めない」と相談を受けました。人間関係に正解は有りませんし完璧な人は居ません。何年かに一度この話を投稿する事になりますから既に読んだ患者様も居ると思いますが許して下さい。私も人間関係は勿論、治療法でも毎日悩んでいます。医学でさえ正解は有りません。昨日まで最新の治療法が既に最新では無くなる世界です。医学では無い私の施術でも同様に日々勉強が必要で、患者様の身体の反応を診ながら慎重に進めていますが失敗の連続です。また私自身も勘違いもされますし誤解も受けます。質問してくれれば良いですが何も言わない患者様も居ますから本当に難しいです。「今ならあの患者様を治せたかも」と改善出来なかった患者様の顔が浮かぶ事も有ります。そう考えると不思議ですね。人と人の繋がりは長い人生から見れば「ほんの一瞬」で同じ時間で同じ場所に一緒に存在しないと巡り会う事が出来ないと思います。自分も動き他人も動いている場合、お互いの道が重なったとしても時間がズレれば決して出会う事が無いのです。つづく