戦争が完全に終わって故郷に帰って無い人が未だに居ると言ったら信じますか?戦争中に精神障害と診断された人が兵士として8002人も強制出兵させられました。そのうち2018年の現在でも後遺症で3人が入院中で3人が外来で通院しているのです。徴兵検査の時点で明らかに不合格となる筈の方々が昭和20年には殆ど全員が合格者として戦地に送られました。調査書には「3歳児程度の知能」とか現在では禁止されている差別用語が羅列されて明らかに「不合格」となっていた書類が多数有ったにもかかわらず何故か戦地に送り込まれました。昔の日本陸軍は精神障害が無い人でも辛い苛酷な所です。加えて戦争末期の食糧難の時に武器や弾薬の支給も滞って、負け戦に継ぐ負け戦でイライラの捌け口は障害者に向けられたのは想像出来ると思います。帰国して何十年経過しても上官を恐れ悪夢に魘され、高齢になると恐怖体験が認知症を悪化させた例も有ったとの証言も有りました。戦争の記憶は生きている限り消えないと多くの帰国兵士が口々に語っていたとの証言が有りました。そんな事を「やらない」また、「やられない」為に抑止力の武力は必要なのかと近隣諸国の発言や行動を見ると考えさせられます。今度の総裁選は今後難しい舵取りをしなければいけないので「憲法」を守るのか否かも大事な焦点の一つです。何故かと言えば、先ず北朝鮮は未だに予測不可能ですしロシアは今でも世界各地で戦争に介入していますから北方領土からの突然侵攻が皆無を完全否定出来ません。韓国と中国は日本に対する考え方と着地点が全く違います。韓国はとにかく「日本を貶めたい」「自分達が日本より上に行きたい」「韓国に対して永遠に謝罪させたい」と考えているのに対して、中国は日本を世界から「軍事国家」と思わせて「自衛隊の武力を放棄」するように日本国民が自ら決断するように仕向け、その隙に日本の領土を占領して自国の資源の確保に繋げたいと考えていると私個人は考えます。米国の考え方は現在の大統領在任中は、非常に流動的なので数年間は「日本が有事の際に本当に安保が有効なのかの一抹の不安」を残しつつ世界情勢から一瞬たりとも目が離せないです。このように周囲は一触即発の状況なのに平和ボケの日本国民は「日本から戦争をするつもりはしない。だから攻撃される事も無い」と信じている人が多く居ます。そんな「オメデタイ人々」の為に現実を突き付けるには十分な元兵士の存在。平和な時代に過ごさせてくれた多くの犠牲者に感謝しつつ現在置かれている日本の状況を冷静に分析しつつ真剣に日本の舵取りを任せられるリーダーを選ばなければいけないと思いました(長文をお許し下さい)。