少し前に『夢の鍵』という番組が放映されました。これは以前放映されていた『夢の扉』という番組の意志を継承した番組で、この時は「革新的リハビリ」が紹介されていました。最近は壁をスクリーン代わりに使って映し出されている物を触ると変化する作品が各地で催されていますが、番組では一人一人の子供の障害の程度に応じて事細かにプログラムを組み直して効果的なリハビリを実現していました。大人でもリハビリは苦痛ですから「自分の為」だと分かっていても嫌がります。ましてや子供は苦痛からの逃避と集中力の続かない為に親もリハビリスタッフも大変な作業の繰り返しでした。プロジェクターを使って手を動かしたり顔を動かしたり、起きあがると画面が変化して点数が上がりゲーム感覚で出来る為に「もう一回、もう一回」と子供がリハビリという苦痛を忘れて楽しんで訓練している姿を見て、どの親も涙を流していました。機能の復活と同時に「夢を与える」素晴らしい開発を一人一人の機能に応じて、今までよりも簡単に安価で実現した彼等の努力に驚きました。私はどうしても「コレは○○に良いから」「△△は身体に悪いから」とストレートに伝えていました。それは紛れもない事実ですが続かなければ意味が無い訳で「続かせる努力」から目を背けていた事に気付かされました。少しでも「やりたいリハビリ」少しでも「進んで実行する健康法」を日々考えて行きます。