自動運転の技術が日進月歩で進んでいます。これは素晴らしい事です。しかし皮肉にも軍事技術の発展が有っての恩恵です。無人偵察機や無人の戦車等々の精度も更に発展して軍事衝突がゲームのようになることでしょう。但し攻撃される側は人間です。それも多くは弱い人々です。地球の裏側で女性や子供たちが戦争の犠牲になって私たちは快適な暮らしをしているのです。「そんな事は無い」と言える人は江戸幕府初期の頃の生活様式で暮らしている完全自給自足を実行している人だけでしょう。例えば携帯電話もインターネットも使用しない。カーナビや万が一の時のエアバッグの全てが軍事技術からの転用です。今開催中の北京オリンピックのニュースも衛星技術ですから文明の発展に戦争が無ければ生きていくのは「ほぼゼロ」と言えます。完全自給自足の生活に目覚めたCMが流れていましたけど現状維持さえ無理で後退する一方です。それが現実なのです。だからといって戦争を肯定するつもりは皆無です。少し見方を変えて、人には向上心が備わっています。これは生き続ける力にも繋がります。動物を見れば分かりますが生きていく為に他の生命を奪います。しかし人間は他の生命を奪わ無くても生命活動を維持出来る筈なのです。そこで効率化を考えると皺寄せは自然に行きます。でも文明が発達した現在または今後の未来なら自然への皺寄せが無くても発展していける筈なのです。しかし結局「平和の祭典」のオリンピックでさえ各国の「いがみ合い」が見え隠れする始末。「競いあう」と「争う」は、どちらも向上心由来かもしれませんけど似て非なるもの。そこを考えさせられる連日のオリンピックです。向上心は良いが度が過ぎると火傷します。多くの人類に必要な言葉『足るを知る』奥が深い言葉です。