毎年この時期に必ず繰り返し投稿する「春眠暁を覚えず」って耳タコでしょうけど我慢して下さい。秋冬の「陰」用の身体から春夏の「陽」用の身体に変わる為にエネルギーを使うのでダルいという感覚が襲って来る。そこで「眠い」「起きれない」「日の出に間に合わない」となるのですが、今年は厄介なことに新型肺炎の流行、自粛のオンパレード、そして世界的な不況というより最早「大恐慌」が重なり精神的に正常では居られないから新型肺炎で身体、不況で精神的と心身共に不健康者が増えることが予想されます。せめて明るいニュースでもとテレビで流れて来たのは「文書改竄の件で遺族が賠償請求した」という重いものでした。そんな事を考えながら日本アカデミー賞の各部門で複数の賞を獲得した『新聞記者』を見たら愕然としました。現実に起こっている出来事にリンクしまくり、しまくり「島倉千代子」(スイマセン無関係です)。官邸に近いメディア関係者によるレイプ事件を実名告白し裁判を起こした件、経済特区に医学系大学設立を目論む構想が首相の友達で有る件。そして少し無理が有るかもしれませんけど、その計画中の大学が細菌兵器を扱うと有り、完全に無くならない「新型肺炎の細菌兵器説」ともリンク。そして改竄を指示され実行した真面目な職員の自殺。全てが現在進行形でリンクしまくり島倉千代子(本当にスイマセン)で現実かフィクションか軽い目眩がしそうになりました。また日本アカデミー賞獲得しただけあって他のキャストも含めて演技が上手い。ダルさを吹き飛ばす為にも是非「今」見て、見て、見て(ジャパネットたかたスイマセン)と推したい作品でした。