なんか『Tシャツと私』みたいなタイトルですが(若い衆は知らねえっつうの)電通の残業時間が問題になって各企業は残業時間の見直しに大忙しです。しかしバブルの頃は『24時間戦えますか?』が合い言葉のようになって、今でも私はカラオケで『勇気のしるし~リゲイン~』by牛若丸三郎太を大声で歌っています。少し空気を読まなければいけないので以後自粛します。さて言葉遊びのようですが『疲労』と『疲労感』は別物だそうです。疲労は脳下垂体の視床下部で、疲労感は前頭葉で感じるそうです。私のように『仕事が趣味です』なんて言っている馬鹿者は疲労感は感じ無くても確実に疲労は溜まっているんです。だから身体の『これ以上は危険』というサインを見逃して突然死に至る可能性が有るのです。因みに東洋医学ではストレス的なものは最初に肝臓を攻撃して更に悪化すると心臓が傷みます。『肝極まれば心に至る』のです。私も少し休んで疲労を無くすようにします。PSだから『今日は休診』ではありません。救心救心♪
全快堂に通院している患者様(82歳)が交通事故に遭いました。状況は夕方歩道を歩いていると駐車場からバックで道路に出ようと、歩道を通過した車が患者様にぶつかりました。患者様はその勢いで車道に投げ出され転倒。道路を走って来た車に間一髪、轢かれ無くて済みました。道路を走行していて突然歩道から高齢者が飛び出して来て急ブレーキをかけたドライバーは驚いて運転席から飛び出して立ち上がらせてくれたそうです。これは明らかに事故です。完全な交通事故で運が悪ければ大惨事です。患者様は右の骨盤~膝外側にかけて酷い内出血でした(全快堂来院前日発生の為)。加害者は40代男性ですが一応『大丈夫?救急車呼ぼうか?』と言われたらしいのですが同級生の孫の婿だったらしく騒ぎを大きくしたら同級生に迷惑になると思い断って警察にも連絡せず帰宅して家族にも報告せず。そして事故翌日に全快堂に送って来てもらう車内で長男に告白して激怒されたそうです。患者様は息子が近くに住んではいるものの一人暮らしの為に本人は頭は打ってないと言っていますが、頭蓋骨内で運悪く出血していたら最悪、人知れず亡くなる可能性も有ったと思います。またその方は糖尿病に罹患していて骨粗鬆症で筋力低下が著しく杖が無ければ歩行出来ない状態なのです。そんな人を本人が大丈夫と言ったからと『これ幸い』と走り去るドライバーの常識を疑います。当事者同士が納得しているのに私一人が騒いでも仕方有りませんが。今回は加害者が救急車の要請を提案したのでドライバーに責任が無いのかも知れません。しかし急変して数時間後に亡くなっていたらドライバーの責任は重大となります。だからやはり一応警察への連絡と病院への搬送は必要だったのではないでしょうか?今後は高齢化社会になり高齢ドライバーの過失、高齢者の歩行者の被害者も増えると思います。その時の事故対応も教育していく必要性を痛感しました。
おせち料理を作らない家々が増えていますよね。それに伴っておせち料理の食べ方を知らない人も増えていますよね。新年の挨拶回りに伺った先で、豪華に見せる為の鯛に平気で箸を付ける人には驚かされます。そして何段も重ねて有るおせち料理の作る側も一段目に何を入れるか分かってない人がいますよね。皆さんは分かっていると思いますが確認の為に壱の重には『砂糖を使った口摂り』が入ります。昔は砂糖が貴重でしたからね。弐の重には『酢の物』が入ります。参の重には『焼き物』が入ります。与の重には『煮物』が入ります。そして面白いのが五の重は空っぽなんです。しかし大変良い物が入っています。さて何でしょうか?ここには『福』を入れる為?入っている為?に空になっているのです。全ての重が保存の出来る物が入っていたのと、少し濃い味付けにして保存出来るようにしてあったんです。昔の人の知恵ですよね。そしておせち料理を作る理由には諸説有りますが特に有力とされてる説を2つ紹介します。1つは台所の神様が女性だったので正月早々台所に女性が入ると嫉妬して家を火事にするという逸話から三日間は女性は台所へ入ってはいけない。そこから地方では今でも三日間男性が台所に立ち食事の支度をする所が有ります。もう1つは日頃働いている女性を正月くらいは休んで下さいという意味でおせち料理を作ったという説です。あなたの家ではおせち料理を作りますか?
全快堂のマッサージ用以外のベッドにはタオルが二枚敷いて有ります。そこで体位変換をしてもらう時に筋力の乏しい人は上の固定して無いタオルが捲れてしまいます。それは一般的にいう腹筋、背筋が出来る出来ないという筋力でなく『体幹の筋力』が多いか少ないかの違いなのです。このブログでは何回か体幹の大切さを投稿してきましたが、治療していてタオルが捲れてしまう=体幹の筋力が衰える=日常生活の行動範囲が小さくなる=寝たきりへのカウントダウンの開始という図式が見えて来ました。ですからタオルが捲れてしまう人には最低限の体幹トレーニングをアドバイスしています。しかし初診時に既に高齢な方には椅子に腰掛ける、立ち上がるスクワットを指導して真面目に続けて筋力の向上が見られた患者様には少しずつ体幹トレーニングを指導しています。勿論その時には90歳を超えても適切な食事と運動をすれば筋力アップ出来る事を説明して家族の方にも聞いてもらい事故の無いように指導させてもらっています。筋力は死ぬまで必要です。
正確に読んで下さいね。『金に』じゃないです。これは実際問題の事です。硬化にしても札にしても『お金は汚い』です。誰が触ったか分かりませんしどんな所に保管されていたか分かりませんしトイレに落ちたかもしれないし考えたらゾッとします。どうしても価値に意識が有ると高額紙幣なら汚れが気にならない人もいるかも知れません。でも冷静に考えればやはり『金は汚い!』です。信じられないのが平気で数える時に指を舐める人がいます。そもそも最初に舐める指はキレイなのかという問題も有ります。また再度確認する時に舐める人。『ワタシ、シンジラレナイです!』。私は最近増えてる潔癖症ではありません。でも『お金はキレイに感じるか?』といえばキレイじゃないと思います。ノロウイルスも感染し始めたと聞きますし手指の消毒は大事です。しかしお金は消毒しようとしても限界が有るし、そもそも貰ったお金をいちいち消毒しないですよね。だからお金を触ったら手をキレイにして下さい。その小さな努力が健康な毎日に繋がります。しかし指を舐めるくらいの人なら感染症にならないかなぁ。
いよいよ筑波大病院などで脳卒中患者様の歩行能力回復治験が始まりました。今回は医療用HAL単脚モデルです。本当にこれは凄い事です。もう以前投稿済なので詳しくは書きませんが脳卒中やパーキンソンや事故で正常歩行が少し難しいとかスムーズじゃないとかの歩行でリハビリを何年やっても変化が無かった患者様たちがHALの使用で劇的な改善をするのを目の当たりにすると『将来無くなる職業』にリハビリスタッフが入るかもしれないと思えました。少し話は逸れますが人は自分達が高等で犬や猿より優れていると考えている人が多いと思いますがリハビリに関しては、その知能が障害の改善を妨げているんです。犬や猿を実験で脳障害状態にして片麻痺状態にすると必死に動かない手足を動かそうとします。最初は動く側だけで動かない手足を引き摺って移動していますが来る日も来る日も動かない手足を引き摺っていると数ヵ月後には障害以前の状態に戻って何事も無かったかのように動き回ってしまうのです。人は頭で例えば『私は脳卒中になってしまったから片麻痺で動かないから動く側を鍛えて困らないようにしよう』と考えてしまいますしリハビリスタッフも早期の社会復帰の為に残存する側を強化してリハビリ計画を立てます。また障害側を鍛えたとしても障害以前の状態には程遠いのが現実で犬や猿のような患者様には出会った事が有りません。しかしHALの登場で完全復帰も夢では無くなるかも知れません。一日も早い普及を待っています。『HALよ来い、早く来い』ってかぁ!
11月23日は休診にします。火曜以外に休診なんて10年以上無いんじゃないかなぁ。勿論『馬鹿は風邪ひかない』と言われる通り体調不良で突然の休診なんて開院以来一度も無いですし患者様に『なんで休診なの?』と言われますね。理由はどうしても出席したい勉強会が有って休診になります。普段は土日しか勉強会には出席しませんが今回だけは患者様に迷惑を掛けて迄出席したいのです。申し訳ございません。真面目?なブログ内容が続いたので今回は全く健康に無関係な内容ですので読まなくて結構です、スイマセン。この機会に、ブログを始めた頃は『何を投稿しようか』と悩んでいましたが一年経過して『毎日更新』は卒業したのですが次から次にネタが尽きないから結局『毎日更新の長文』になってしまっています。もう少し経過すればネタも尽きるとは思いますが下書きが数珠繋ぎなんです。もう暫くお付き合い下さい。では23日御迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します。
ノロウイルスはワクチンが有りません。ですから免疫力が勝負です。しかし高齢者や小児は感染しやすいですので十分な注意が必要です。ウイルスの数が少なくても安心は出来ません。またアルコール消毒は効きません。次亜塩素酸系の消毒が効果的です。しかし皮膚には適さないので気を付けて下さい。また金属を錆びさせるので皮膚以外でも注意が必要です。感染経路は手→食品→口、手→鼻や目や口、クシャミや咳→飛沫感染、嘔吐物→手→感染、下痢→トイレを流す→空気感染等です。結局は手洗いの徹底と食材の十分な加熱と嘔吐物の処理に使ったゴム手袋、エプロン等は廃棄する。そして便を流す時には必ずフタを閉めて流す事。嘔吐の場所は次亜塩素酸系消毒液で拭き、スチームアイロンで加熱処理を徹底的にする事です。潜伏期間が1~2日くらい有りますので日頃からトイレはフタを閉めて流すようにして下さい。そうしなければ感染拡大に繋がります。この状況を『身も蓋(フタ)もない』と言います(スイマセン)。どれだけ注意をしても感染は完全には防ぎきれません。ですから徹底的に手洗い、マスク、そして十分な睡眠と腸の健康(快腸)にして全快堂に治療に来る(って結局は宣伝かよ)。『快眠、快食、快便、快笑、快働(浪越徳治郎先生の言葉より)』全てに快が付いています。『なに!全て快が』全快堂!ちゃんちゃん。
先日『禁煙外来』の病院関係者が病院敷地内で喫煙していた事がニュースになりましたけど私が病院勤務していた頃(20年以上前)は本当に病院関係者の喫煙が多く簡単な意見交換は喫煙所で行っていました。タバコの副流煙は身体に非常に悪く服に染み付いたりカーテンや絨毯等に染み付いた有害物質は長時間室内に漂います。また喫煙後の呼気には3分後も有害物質が検出されます。そんな悪いタバコですが害ばかりでも無いかもしれない研究データが発表されつつ有ります。タバコに含まれる物質が、がんの転移を防止出来るかもしれない。将来タバコ由来の抗がん剤が出来るかもしれないのです。しかし喫煙習慣は悪くタバコはアルコールと併用すると189倍の喉頭がんの発症率となるデータ迄発表されています。最近著名な方々が『がん』で亡くなっていますが飲酒とタバコが原因かもしれません。また妊婦の喫煙は早産、体重の増加が少ない胎児、30年後に糖尿病になる確率が高くなるという説も有りますので妊娠の近くでの喫煙はご遠慮下さい。私も喫煙していました。もう20年以上吸っていませんが飲酒すると未だに無性に吸いたくなります。だから喫煙している人に偉そうに『禁煙しなさい』とは言えません。しかしタバコが身体に良くない事は分かります。未だに吸いたいタバコですがランニング中のタバコの臭いだけは、どうしても耐えられません。喫煙者とすれ違う時には息を止めてランニングします。しかし息を止めて20m位走って我慢出来なくなって息を吸うとタバコの嫌な臭いがするのです。という事は臭いだけでなく有害物質も拡散しているのです。恐るべしタバコの臭い!本当に禁煙して下さい。それは貴方の為であり家族の為であり周囲の人の為でも有ります。
この季節がやって来ました。同じ事の繰返しですが投稿します。今年は感染症が猛威を振るうと言われています。真剣に対処しましょう!風邪は万病の元と言いますが、この意味は2つ有ります。①風邪になると体力が落ち免疫力も低下してしまうので新たな感染症になる②色々な病気の初期症状が風邪に似ているので「『風邪かな?』と思って風邪の対処法をやっていても一向に治らず重篤な病気になっていった」というもの。『似て非なるもの』というものです。空気感染に防御はありません。マスクをしても眼球等からウイルスは侵入して来ます。花粉症のゴーグル併用なら多少効果が有ると思いますが実際は望み薄。しかしマスクは加湿に良いのでパーソナル加湿器として良いです。インフルエンザ等のウイルスは湿気が嫌いなので出来るだけ使って下さい。うがいはやらないよりはやった方が良い程度(投稿済)。咽頭~胃の入り口(噴門部)迄に付着したウイルスには無意味ですから。温かい緑茶を一口15分おきに飲んでもらえれば良いです。冷たい水だと粘膜にある繊毛が縮んでしまって、その間にウイルスが入り込んで体内に留まってしまいます。温かいお茶なら流れて胃酸でウイルスを死滅させれます。またお茶のカテキンの殺菌作用も働きます。緑茶を飲むとカテキンの作用で痩せますし口臭予防になりますので嬉しいですね。さて体内侵入経路ですが私は手洗いが最重要だと考えます(プッシュの消毒液も完璧ではありませんが有効です)。「①手指に付着したウイルスが口から体内に侵入する」「②鼻を触ったりや目を擦ったりして粘膜から侵入する」が有力だからです(以前投稿済)。しかしもう1つ見逃していた侵入経路が有ります。男性の排尿時には性器に触れる事が有ります。その粘膜からの侵入がある『かもしれないですねぇ~(byZIP)』。さて『なんかゾクゾクする。喉が痛いけど風邪かなぁ。風邪が酷い。風邪がなかなか治らない。スッキリしない』どの状態でも首の後ろと肩甲骨の間に温湿布、カイロ(低温火傷注意)を貼って下さい。寝る時に貼るのが最も効果的です。日頃はネックウォーマーをお薦めします(これは本当に気持ちいい)。『またかよ』と言われそうですが『腸が免疫力』ですし風邪の前触れは最初に下痢(軟らかい程度の人も)で次に便秘(固いだけの人も)です。特に子供の発熱は強制排便の時点で熱が下がる事がよく有ります。やらない人の多さに驚きますが排便後に流す時にフタを閉めて流す事を忘れずに!もしもノロウイルスに感染していたら(潜伏期間1~2日の為に無症状)拡散させる原因の1つになります。長くなるのでつづく。