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ハンモック

2021.08.31 | Category: 院長ブログ

ハンモックと言っても現在流行りのアウトドアやステイホームの為に使うハンモックの話ではありません。正式には『骨盤臓器脱メッシュ手術』のことです。昨日「オシリに力を入れることで腰痛改善」の投稿をしたら「オナラを我慢するようにオシリに力を入れるのは骨盤低筋のトレーニングと一緒ですか?」と質問されました。とりあえず同じと考えて頂いて結構です。但し厳密には骨盤低筋体操は椅子に座って座面が触れている肛門前の部位を意識して閉めるイメージを持って筋トレをして欲しいです。待合室に書類が有りますから読んで下さい。骨盤低筋をトレーニングしないと尿漏れ→子宮脱出→膀胱脱出となります。昔は多くの高齢女性が両脚間に子宮や膀胱を挟んで歩いていたらしいですが最近ではリングを入れて落下防止をします。しかしリングを入れても重い物を持ち上げたりするとリングが飛び出して脱出する可能性が有ります(現在一名来院中)。リングが飛び出してしまった人には体内にメッシュのハンモックを入れて背骨に固定して子宮と膀胱を包む手術が提案されます。しかし内臓脂肪が多いと手術が大変なので手術前に痩せないといけません。女性の話もしたので男性の下の話も。前立腺はヒトと同じだと投稿しました。運動しないと太る。それが前立腺肥大です。前立腺の運動とは精子を作りカウパー氏腺液を作り射精の手伝いをすることです。射精ばかりすれば東洋医学的に云えば『陽気不足』になりますから体調不良になりますし射精から遠ざかれば肥大し、いずれ前立腺がんの可能性が有ります。その前に前立腺が肥大して尿が全て排出出来ず「尿漏れ」の原因になる高齢者男性が多いですが、尿漏れの原因は必ずしも肥大だけではありません。昔から「射精の後始末をしっかりしろ」と言います。後始末とは「精液を体内に残すな」という意味ですが私は「下着を汚すな」という意味くらいにしか考えていませんでした。しかし本来の意味は将来の尿漏れを予防する教えだったのです。男性の尿道は膀胱を出て下がり会陰部位で一度上がって尿道口に流れます。腹筋が強かったり勢いの有る射精や尿なら会陰部位手前に溜まりませんけど年齢と共に会陰手前には尿や精液が溜まっています。だから射精後には必ず排尿して後々尿漏れしない身体づくりをして下さい。排尿後は投稿済みですが少し前傾姿勢で会陰部位を押し上げて残り尿を排出して下さい。最近は男女共に「尿漏れパンツ」「尿漏れパット」や「オムツ」の進歩が目覚ましいですが、それらに頼らないで頑張るつもりで歳を重ねましょう!

今の腰痛

2021.08.30 | Category: 院長ブログ

この時期の腰痛には特徴が有ります。勿論以前から、このタイプの腰痛は有りましたがCOVID-19の感染拡大が更にこのタイプの腰痛患者を増加させました。それは運動不足による腰痛です。「なんだ、そんなこと知ってるよ」と聞こえて来そうですが運動不足→筋力低下→腰痛という図式は理解出来ても、治し方が分からず「筋トレをやれば改善する」と自己流筋トレを行い腰痛を悪化させる新しい患者様が増えています。その殆どの患者様が「この腰痛だけ治ればいい」という考え方の持ち主なので「そんなことなら整形外科に行って下さい。保険で安く出来ますから」と今月だけで5名断りました。でも「整形外科行って治らないから」と電話する方が今月後半から増え始めて「だったら電話でアドバイスして治ればいいじゃん」と今月後半だけで3名の方を改善させました。でも金も請求せず見ず知らずの方にボランティアをすると通常業務に差し支えるので一切お断りにしました。但し困っている人を放っておくことは真意では無いので腰痛が改善しなくて困っている人は今からの内容を試してみて下さい。一つだけ守って欲しいのは事前に必ず排便して下さい。腰痛の殆どの原因は「腸」ですから排便は最低限お願いします。それでは、可能で有れば脚を肩幅に立ち(無理なら椅子に掴まっても良いし最悪寝た状態でも良い)臀部に全力で5秒間力を入れます(オナラを我慢する感じ)。それを3回繰り返して可能で有れば5m程歩きます。それだけです。状況に応じて繰り返して改善させて下さい。筋力低下だからといって筋力アップの為に数週間も辛いトレーニングを我慢しますか?その筋トレが正しくても本当に改善する保証はありません。だったら現状で回復させる上記の方法をとりあえず挑戦してみて下さい。もし改善したら筋力低下も考えられますけど筋力がサボっていただけの可能性が有ります。それでも治らない方や自律神経を始め根本治療や自身が気が付いていない箇所の改善希望の方のみ全快堂に来て下さい。最後に電話対応は今後受付ませんので御理解下さい。

並行して注意を

2021.08.29 | Category: 院長ブログ

全国ではCOVID-19の話題で持ちきりです。テレビもネットニュースも新聞も連日連夜「医療逼迫」と叫んでいます。その中でパラリンピックが開催されていて「えっ同じ世界の出来事?」と思ってしまうほどです。そんな時間の流れの中でも当たり前に他の病気の進行が止まることはありません。25年間やってくると何度か悔しい悲しい場面に突き当たります。ご夫婦の患者様が来ました。奥様は少し前から通院され始め幸運にも気に入ってもらえて御主人の相談を受けました。私が腸や排便のことばかり言っているので、御主人が急に便秘気味になったことを心配したとの内容でした。直ぐに来て欲しいと思いましたけど一般的に男性は治療を嫌がる人が多く、やっと少し前に来られました。身体に触れて「あっ」と思いましたけど私には診断権がありません。だから「近くの病院でも診てもらって下さい」と伝えるのが精一杯でした。御主人は怪訝そうな顔をしながら「3ヶ月前に色々検査して異常無かった」と言われました。しかし「お願いします」と少し強引気味に繰り返したので承諾して下さいました。結果は「スキルス胃癌で肺と大腸にも転移していて余命1ヶ月」という診断でした。悲しいです。悔しいです。腹立たしです。私に診断権が無いことも、私には治す力が無いことも、せめて少しでも早く来てもらえば何かが変わったかもしれなかったことも、全てに対して腹立たしかったです。たった数ヶ月で「手の付けようが無い」ということは珍しく無いのです。そして痛みや痺れ等の自覚症状が全く無いことも珍しいことでは無いのです。だから診断ミスでは無いケースが殆どです。しかし患者側としては「数ヶ月で悪くなる筈が無い」「見落としなのでは?」と考えてしまいがちです。静岡から通院していた患者様が居ました。本人は肝臓ガンだと気付いてたと思いますが私にも家族にも一切語ら無かったので、その直前まで家族は知らなかったようでした。「全快堂に来るのが楽しいんです」と言われた笑顔が忘れられません。皆さんにお願いしたいことは、少しでも身体に異常を感じたら検査してもらい、万が一病気が見付かったら非常に幸運だと思って欲しいのです。コロナ、コロナで感染症ばかりに目が行きがちですけど他の病気も密かに進行している場合もあることを忘れないで下さい。私は二度と悲しい思いをしたくないから決して諦めない!10日間の入院で抗がん剤治療を選択されましたけど出来る限りアドバイスをします。腰痛を訴えたり脚のダルさを訴えることを予想して奥様に改善策を伝えました。願い続けます、必ず治る!

2021.08.28 | Category: 院長ブログ

嫌なネガティブな内容が続いたので少し違った方向からの投稿をします。っていうか「最近少し長げーよっ」と言われてしまったので要求に応えると同時に本日は手抜きさせて頂きます(言っちゃったよ)。私には『詩』を作ったり書いたりする能力の欠片も有りませんので聴くのみの一方通行です。好きなアーティストは沢山居ますし好きな曲や歌も沢山有ります。その中で「今」響いた曲が有りました。皆さん知っていると思いますが「高橋優さんの『虹』」です。私には曲も歌詞も何故か一番突き刺さりました。私を含めて日本が世界中が少し疲れている時に聴くと身体と共に気持ちもリフレッシュできると思いますので知ってる人も知らない人も聴いてみて下さい。そして再び前進しましょう!

外交2

2021.08.27 | Category: 院長ブログ

自分たちの常識が相手の常識とは限らないと投稿した続きです。ソビエトという国は基本的に良く無かったと考えられます。第二次世界大戦前後にスターリン政権が続くのですが、その後のフルシチョフの時代には既にスターリン批判が展開されていた時点でソビエトという国は民衆の心を掌握出来ていなかったのです。そしてソビエトが崩壊したということは社会主義の限界が露呈した結果ロシアが誕生したと考えられます。とはいえ社会主義と完全離別したので無い土壌の上に作られた為にロシアも似たり寄ったりで期待出来なくて当然。だからといってソビエト(現在のロシア)を擁護するつもりは1ミリたりとも有りません。期待するのは勝手ですが徒労になる確率は高いでしょう。話を戻してソビエト国内には理想国家とは程遠い社会主義の矛盾や限界が第二次世界大戦前から表れ始めてたのですがヒトラー政権が攻めて来た為に国民の不満を独国軍に向けることはスターリンにとっては好都合だったかもしれません。但しソビエト国民が兵士となって他国、特に西側諸国の生活に触れることを極端に恐れたスターリンは「ソビエト軍人に捕虜は居ない」と当時の日本と同じで「捕虜になるくらいなら死を選べ」と繰り返し訓示していました。捕虜が解放された時に自由主義社会の生き生きした生活を広められることを恐れた結果、ソビエトの為に戦って捕虜になった兵士たちを帰国すると投獄したほどです。更に酷い扱いを受けた女性兵士たちはまたの機会に。「捕虜と云えども自由主義社会の空気を知っている」という理由だけで投獄される。自分の常識は日本人同士でも通用しないのに他国や他民族の常識で有る筈が無いのです。自国の勝利の為に戦った功労者に対しても、このような扱いをする国だったので崩壊して当然ですが善意によってどころか3000億円受け取ろうが北方領土返還を期待するのは難しいでしょう(それをタダでやるお坊ちゃんの世間知らずにも程がある)。他の共産主義国も支配する民族を未だに弾圧し世界から隔離していますが通信網の発達は風穴を開けるかもしれません。共産主義国では都合の悪い情報は未だにテレビが真っ黒になりますしSNSの発達は妨害電波で行動は監視カメラで抑えつけていますが、世界は見ていますし自国民の怒りはマグマも噴火の機会を狙っているかもしれません。しかしそんな共産主義国よりも最低な国は間違い無く日本です。最も必要な緊急事態に国会が閉会して、感染症が流行して2年間無策に等しい国民への自粛要請するだけの有り様。日本は何時から烏合の衆になってしまったのか。確かに強権は御免被ります。でも国民が一丸となって国難を乗りきろうとする方向性を示して欲しいです。国民同士が憎しみ合う状況は政府に不満をぶつけない為には都合が良いのか?意図的にやっているのか?そうだったら大したもんだよ。

外交

2021.08.26 | Category: 院長ブログ

私を含め多くの日本人は無意識に自分の常識を相手も共有していると考えています。現実には同じ日本人でも有り得ないのに国が違ってさえも、まだ愚かに良い方向への対応を無意識に求め続けてしまう。よく考えれば分かる筈なのに「誠意は伝わる」と信じ明るい未来の到来を待っている。これは人間が立ち直る為には必要な考え方で希望的観測が有るからこそ前進出来るのですが、それはあくまでも自身の常識で世界共通では無いことを肝に銘じる必要があります。以前にも投稿しましたけど2016年12月安倍前首相は北方領土返還の足掛かりとして3000億円の経済協力を申し出て両国の懸案事項(北方領土返還)の早期解決を期待しました。大半の日本人は3000億円も払う約束をするには当然条約締結済みと考えるし逆に「3000億円も貰って何もお返ししない筈が無いから何か見返りが有るだろう」と考えていました。しかしこれが無意識の希望的観測なのです。プーチン大統領は北方領土のインフラ整備を進めて海外の資本が入って来やすいようにして更に強固な東アジア地域の軍事拠点開設に邁進する結果となりました。「恩を仇で返す」の表現が適当ですか。北方領土には韓国・北朝鮮・中国の企業が入って開発中ですが日本としては更に協力して北方領土が住み易く成れば成るほど返還は期待出来ず、かといって協力しなければ日本は確実に追い出されるだけの窮地に。「なんて酷い国なんだロシアは」と考えるのは悔しいけど間違っています。そんな人に首相になって貰ったのは私たちなのですから。そして自分たちの常識を勝手に当て嵌めただけですから。でも当然ですが日本のトップが間違うことは許されません。血税が取られ領土返還も泡に消えた訳ですから。更には情報収集の正確性が問われる外交情報機関の無能さも許されません。もし私に決定権が有るのなら予算が3000億円有っても一括で渡さず約束を守る度に少しずつ渡すでしょう。日本はそういった失策が恒例?慣例?四国に橋を造るのにも最初から3本と決め結果的にガラガラ。先ずは1本で混雑して困るなら増やせば良いのに地方議員の得票に血税が使われたのです。もし3000億円有るなら先ず足場を固めるべきです。北海道の主要な土地や水源地を中国資本が買い漁っています。それを私だったら3000億円で買って国土を守ることをするでしょう。国民の命が危険に晒されてる最も大事な今、国会が開かれていないなんて。お前たち緊急事態で働かないならいつ働くんだ!何の為に居るんだ!本当にクソ!血税貰って有害以外の何者でも無いんだよ。その金で病院一つでも建てろよ。2年だぞ。何やったんだ。血圧上がるから終了!(つづく)

変異で強力に

2021.08.25 | Category: 院長ブログ

COVID-19の攻撃が止まりません。ウイルスの変異に次ぐ変異は政府が拠り所にしているワクチン接種による治療法を近い将来無力化することは確実です。西洋医学の治療法は基本1:1ですからAウイルスにはBワクチン、CウイルスにはDワクチンと確実性は有りますが「いたちごっこ」で際限がありません。それに比べると東洋医学の治療法はアバウトでウイルスが変異しても基本的に同じ治療法なので西洋医学の治療法には遥かに劣りますがメリットが有ります。それは「ウイルスを強化させない」ことです。私は此処に注目しています。世界中で感染拡大しているウイルスは確実性の高いワクチンを作れば人々を救えます。それは当然儲かることを意味し更に外交手段や殺人兵器としても利用出来るのです。だからワクチン開発は次々に人や企業や国々が群がる一方、ウイルスは更に強力になり最新ワクチンが無ければ「確実に死ぬ」殺人ウイルスに変異することが予想されます。人類の愚かさが露呈した瞬間だと後生の人々は笑うことでしょう。唯一の救いはウイルスが強力に成り過ぎると宿主が亡くなってしまい感染経路が早期に絶たれ感染が拡大出来ないことだけです。そこまで生き残っていた人類は大丈夫ですが「あなたは」如何でしょうか?愛知県だけでも1600人を超えて重症者も増えている現在、私たちが出来ることは繰り返しになりますけど、3密を避けてマスクを正しく着けて手洗い消毒の徹底。そして腸活をして規則正しい生活をして自律神経機能の向上を心掛けることです。此処からは全快堂の患者様だけ。繰り返しになりますが全快堂では腸の治療と腸活アドバイス+自律神経機能の向上の治療を続けています。それが功を奏しているのかは不確かではございますが遠方からも多数来院される老若男女の患者様のCOVID-19感染者が居ないことが自慢です。昨今の勢いですから「その日」が訪れることは確実ですが今まで感染者が居なかったことは奇跡ですので、その奇跡が一日でも長く継続出来るように頑張って治療致します。患者の皆様も基本に忠実で時間が有れば全快堂に来て治療して下さい。日頃皆様に伝えている通り「健康だけは利己主義結構」です。大事な人を助ける為には自分が元気で無ければ。また自分が不健康なら介護される側になってしまいます。だから先ず自分が元気でいて下さい。周りの人が尋ねてきたら対処法を教えてあげて下さい。それにしても夏休みが終わっちゃうよ。俺が学生だったら「お前らだけ休み(国会閉会中)やがって、それでも高い血税貰いやがってバカヤロー!」って火炎瓶を国会議事堂に投げるけどなぁ、って嘘です。すいません私は平和主義者ですからそんなことは決して致しません。学生の皆さんは宿題をちゃんとやって提出して下さい。

中村哲氏の偉大さ

2021.08.24 | Category: 院長ブログ

今COVID-19の話題以外に世界を揺るがしている話題はアフガニスタンのことでしょう。米中の力関係にタリバンの存在が大きく左右することは世界中の関心事であることは言うまでもありません。たった今まで、いや今でも直接戦ってきた米軍に対してタリバンが『敵』と考えることは当然です。だから直接対する米軍は勿論、米国資本の企業や米国人等々全てがターゲットになるのは当然です。しかし見方を変えると米軍の引き上げは、かなり強引ですが「和平交渉」の幕開けとも取れなくもないので米国が今後アフガニスタンに対して攻撃しないと宣言した瞬間にタリバンも一気にアフガニスタンを掌握出来ることになります。すると宗派が違えば異教徒ほど違うと言われているイスラム教徒ですが「ウイグル族」を弾圧・支配しているとされる中国に対してタリバンが銃口を向ける可能性が出てきました。こうなっては一大事と現在中国政府はタリバンのご機嫌取りに必死ですが、小さなことがキッカケで戦闘状態に陥る可能性が有ります。タリバンが米国を含め中国以外の国に対して敵視確定または再び戦闘開始するまでの間、中国政府は薄氷を踏む思いでしょう。万が一タリバンが中国政府に対して牙を剥いてきた場合、中国崩壊のカウントダウンに繋がりかねないほどタリバンは中国政府にとっては米国以上に非常に厄介な存在なのです。何故なら中国が戦闘状態に陥った時に助けを求めたいロシアはタリバンの恐ろしさを身をもって体験済みなので間違っても表立っての協力はしないと思います。ロシアがタリバンに関わった途端に一枚岩では無いロシアの一部が分離独立宣言することをプーチン大統領が知らない筈がありません。中国政府は「米国と戦うなら協力する」と説得すると同時に多くの資金と武器弾薬の援助をしていると想像出来ますが、それが180°回って自分たちに向く可能性が0%でない諸刃の刃であることを常に肝に銘じておかなければいけません。中国政府も米国政府も勿論日本政府も2019年12月4日に亡くなられたペシャワール会現地代表だった『中村哲』氏の存在の大きさを今ヒシヒシと感じているかもしれません。彼らの好きな金や武器弾薬に換算するとしたら中村医師一人で中国・米国・ロシアを合わせても尚足りない、現在横たわっている全ての問題を瞬時に解決できる大きな存在、唯一無二の存在だったと。忘れかけていた「純粋な心に敵うものが無い」ということを皮肉にも世界情勢が改めて教えてくれました。

パラリンピック3

2021.08.23 | Category: 院長ブログ

「オリンピックが『平和の祭典』と表現するならパラリンピックは『人間の可能性の祭典』です」と日本パラリンピック委員会の委員長である『河合純一』氏が語っていました。本当にその通りだと思います。例えば両腕が二の腕の部分から無いのに両足で弓を引くアーチェリーの選手や、同じく両腕が無いのに卓球をする選手とか「えっ何でそんなことが出来るの?」と思ってしまう。その時点で「○○が無いから出来ないのは当然」と人の可能性を完全に否定している自分が居ることに気が付きます。そしてパラリンピックを見ると人間の偉大さに改めて気付かされます。気付かされてばかりですがパラリンピックは驚きと感動ばかりです。私は少しジョギングをしますが目を閉じて3mも怖くて走れません。それが広い体育館で「何も無い」と分かれば走ることは出来ますけど恐怖心は無くなりません。それを伴走者が居たとしても走り続ける選手たちには驚かされます。考えてみれば競技を始めた頃の練習から伴走者が常に居た筈も無く、きっと一人で走って何度も衝突したり転んだりの繰り返しだったと思います。私なら諦めます。そして自分を正当化します「出来なくて当然」と。しかしパラリンピックに出場する選手たちは誰も諦めないで出場するのです。数ヶ月戻って読んで頂ければ分かると思いますが私は「オリンピックもパラリンピックも中止して欲しい」と投稿してきました。そして最悪は「オリンピックだけ開催してパラリンピックだけ中止」だと。このコロナ禍でパラリンピック開催を応援する投稿をするのは「如何なものか」と本当に悩みます。「でも」も「しかし」も無い状況なのは重々承知ですし医療逼迫どころか崩壊している現場も有ると聞きます。しかしパラリンピックは開催して欲しいのが本音です。当然ながら私ごときがパラリンピック開催の決断権が有る筈も無くインフルエンサーでも無いから「何で悩んでいるの?」と笑われそうですが、やはりこんなブログの場であっても「自分の発言には責任を持たねばならない」と常々考えているので今回は本当に悩み毎日自問自答してきました。しかし誰もが納得出来る安心安全なパラリンピック開催は不可能でした。また開催の正当性も見つかりませんでした。敢えて言えることと言えば「パラリンピックを1日延期すれば選手たちの中には亡くなってしまう人もいる」ということです。事故でも病気でも障害を抱えて参加する選手たちに無理は付きものです。実際東京パラリンピックの一年延期になって出場する予定だった何人もの選手が亡くなっています。無理やりですがオリンピックの感染対策の反省点を生かして開催することが完璧ではありませんけど出来る点は有りますからオリンピック時よりは安心かもしれません。しかしどれもこれも多くの人を納得させる材料には程遠いです。ただただ何の権利も力も発言力もありませんけどパラリンピックを応援させて下さい。

傍若無人

2021.08.22 | Category: 院長ブログ

今日は少し理屈っぽい内容にお付き合い下さい。今の世の中は傍若無人な人々が創った世界だと思えます。人間が万能だと勘違いしているか如く振る舞う様は本当に腹が立つ。でも私の何気無い言動や行動も他の誰かを憤慨させ傷付けているかもしれないので「お互い様」なのかもしれません。さて傍若無人を世界的に言わせてもらえば自然破壊による異常気象に繋がります。傍若無人は先進国に成れば成る程酷く被害を受けるのは南の島の人たちや野生の生物たち。大気は汚染され海は汚され海面は上昇し結果として多くの絶滅危惧種を生んでいます。自然も黙ってはいない。異常気象という反撃は年々激化する。それに気が付いた人々や国々が協力しようとしても傍若無人な人々と国々は止めようとしない。某国は「先進諸国はCO2の排出をずっとして発展してきた。そしてCO2の排出を抑える技術を手に入れたら発展途上国に駄目出しとは勝手だ。私たちも勝手にやらせてもらうから」と。当然の如く地球という船は壊れることでしょう。その時になって騒いでも遅いんだけどね。「相手が地球規模だと大き過ぎて」という勝手な人間に自然の立場になって言ってやりたい。「小さければ思い通りになるとでも思っているのか」と。電子顕微鏡でなければ見れない小さなウイルスに世界中が右往左往している。「人間ども自惚れるんじゃないよ。お待たちは地球で一番と思っているかもしれないが世界を支配出来ないんだよ」と言われているような気がします。人流抑制と政府が叫んでも傍若無人な人々は従わない。それが他人を苦しめようと自身が苦しもうと「お構い無し」です。そんな人々が増えてきました。でも国民が一斉に同じ方向を見ていた80年程前の方が余程怖いとも言えますが。異常気象に世界が困っている時もCOVID-19に頭を抱えている時も世界は決して一つにならない。これを傍若無人と云わずして何を傍若無人というのか?此処まで来ると滑稽です。取り留めの無いことを羅列しましたけど「世界平和」なんて大きなことは言いません。宇宙と同じ構造の自分の身体を常に万全にして最も近い自然の足元を見つめ転ばないように一歩ずつ進む。大きなことは出来ないから身近な小さな自然を意識するだけ。そして少し力が余ったら人の為に働き、人に良い影響を与えたいですよね。

当院へのアクセス情報

全快堂

所在地〒470-1151 愛知県豊明市前後町鎗ケ名1879-2
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休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三