全快堂も早いもので24年目に突入しました。これも患者様一人一人のお陰です。心より御礼申し上げます、誠に有り難うございます。私が嬉しいのは10年20年と毎週続けて来院されている家族ぐるみの患者様方の存在と、その多くの方々がみんな元気なことです。その方々が10年以上続けてる、それがとても嬉しく思えるのです。毎週?何年間も?治らないから?いえいえ違います。最初皆様は痛みなどが有って治療に来ました。そして治っても再発しない身体づくりを目指し今では予防の為に通院されています。私の考えの基本は『医食同源』です(同じ話を繰り返すのは重要だからです)。私は毎回患者様の一週間の食事を含む生活習慣のチェックしています。食事内容は勿論、睡眠、運動等々一週間の生活に善し悪しを告げてアドバイスしていると以前も投稿しました。先日も82歳の患者様が「生きてきて今が一番元気かもしれない」と笑って言われました。最高の褒め言葉です。また24年間毎月必ず来ていらっしゃいます患者様は残念ながら御夫婦で劇症肝炎から肝がんになられました。旦那様は一時腹水で呼吸が難しいほど病状が悪化しましたし、その後も前立腺がん、膀胱がん、大腿骨頭にも問題が起こり歩行困難にもなりました。「手の施しようがない」「どう長く見ても数年持たない」と某大学病院から見放され何も処置されず治療は唯一全快堂のみでした。奥様は一度も来院されず不幸にも亡くなってしまいましたが旦那様は現在も非常に元気でゴルフやサッカーをしたり海外旅行も何度も行かれながら毎月必ず来ています。決して全快堂の治療が良いのではありません、偶然です。しかし偶然の患者様が一人二人ではありません。それは『気づき』だと私は考えています。例えば大豆製品に含まれえいるイソフラボンは乳がんの発症率を低くすると言われています。しかしイソフラボンが代謝されて効果を発揮する状態になる為には腸内環境が重要なのです。野菜や果物をバランス良く摂ることは胃がん、食道がん、口腔がんなど様々ながんを抑制すると言われています。しかし偏食はいけません。逆に誘発するのは喫煙、肥満、過飲酒、睡眠不足等々です。それを気づかせることを全快堂は目指しています。だから恥ずかしながら私は何もやっていません。患者様ご自身の身体が勝手に治しているのです。でも唯一やっていることは「伝達」です。身体の声を患者様ご自身に届けているのです。その結果で身体が働き易くなり楽になっているようです。自分には誰でも甘いので指摘するとまだ新しい患者様はムッとしているのが分かりますが数回来ると納得されます。今後も頼りないメッセンジャー治療家ですが25年26年と一年でも永く努力しますが患者の皆様の協力が必要ですので応援宜しくお願い致します。
『腸活』という言葉はメジャーになりました。嬉しい限りです。全快堂を開院した24年前は腸や大便の話をしても「?」という感じでした。しかし今では腸の話をすると「テレビでやってましたよ」と当たり前の世の中になりました。腸は免疫力、アレルギー、美肌、睡眠は有名ですが認知症やパーキンソン病、うつ病等の脳に原因の有る病気にも影響が有ります。これは『脳腸相関』(個人的には『腸脳相関』と言っています)と言われている理論に該当すると思います。腸は言わなくても理解してくれる現在「今さら」と言われそうですが今後はメディアで数多く『呼吸』についての話が取り上げられると思います。肺呼吸に深呼吸、腹式呼吸、口呼吸に鼻呼吸、スタッカートのような呼吸に出来るだけ長い呼吸。また1分間に1回の呼吸や遠くに立てたローソクの火を吹き消す呼吸、逆に近くに立てたローソクの火を吹き消さない呼吸に背中にまで酸素を取り入れる呼吸等々。マイナーになりますけど他にはヒクソン・グレーシーがやっていた呼吸や、もしかしたら『鬼滅の刃』の呼吸も取り上げられるかもしれません。生まれた瞬間から教わらなくても行っている呼吸ですが「教わらない」からこそ正しいのか間違っているのか?そして間違った呼吸が癖になっていたら厄介なのです。頭痛、肩こり、冷え性、姿勢にまで影響を与えている呼吸。一つの方法が正しいだけでは無くて組み合わせた呼吸が正しい場合、人それぞれ合った呼吸、時と場合によっても呼吸は違ってきます。誰もが無意識に行っている筈の呼吸が実は奥が深いのです。今のあなたの呼吸は合っているのでしょうか?
性感染症で有名なのが「梅毒」です。以前投稿しましたけど患者様の息子様が梅毒で亡くなられました。現在でも発見が遅れたり受診を躊躇(ためら)い手遅れになれば亡くなってしまう恐ろしい病気です。昨日の投稿では『尖形コンジローマ』という感染症がHPVの6型と11型に関わりがあると投稿しましたが陰部や肛門などに色々な形状のイボを発生させる感染症です。最近はAIDS(エイズ後天性免疫不全症候群)の名前はめっきり聞かなくなりましたけど確実に存在している恐ろしい病気なので安易に考えないで下さい。今まで「性感染症」について本当の事を言いますと避けて来て詳しくありませんでした。しかし万が一「性感染症」の感染者が来たのに全く知らないと正しい対処法が分からず自分が感染するかもと考えました。知らないで感染すれば患者様に感染させてしまう可能性さえありますから「勉強不足」では済まされません。そこで色々調べてみると知らない病気や知らない言葉が沢山出てきてパニックになりました。外出制限の昨今はディープな遊びや社交場が増えると言われています。勿論其処に居る人たちは色々な意味で危険な人が多いです。昔から「君子危うきに近寄らず」と言われています。その言葉を肝に銘じて行動しましょう。
今回のワクチン接種で日本人はワクチンに対してマイナスイメージを持っている割合が世界と比べ突出していることが分かります。それは何故でしょう?日本には以前から「予防接種で腕が動き難くなった」等々の身体に障害が残る重いものから「頭痛がする」「熱っぽい」「ダルくなった」等々の軽症のものまで報告されているので過剰に怖かっている結果かもしれません。特に最近では子宮頚がんワクチン接種との因果関係は不明ですが重篤な副作用が発生し訴訟の影響なのか積極的な子宮頚がんワクチンの予防接種をする方が激減しました。結果として子宮頚がんが増えて死亡者数が増えています。子宮頚がんは予防接種で半数が発症を抑えられる、初期で発見出来れば子宮も卵巣も温存出来て妊娠が可能ですが発見が遅れると妊娠が難しくなり症状によっては子宮や卵巣を切除しなければならない場合も発生します。ワクチン接種をしても6割程度の抑制効果しか無いのには理由が有ります。100種類以上あるHPV(ヒトパピローマウイルス)のうち15種類程が子宮頚がんの原因ウイルスと言われていて、その中でも全体の60~70%を占める16型と18型に対するワクチンに限定しているからです(他の型のワクチンは作らないのでは無くて作れないとも)。HPVの中には、がんにはならないが「尖圭コンジローマ(性感染症)」の発生と関わりのある低リスクのHPV6型と11型もあります。子宮頚がんは性感染症ですから性交渉で感染する病気ですので性交渉の有る女性の60~80%が生涯に一度は感染すると言われています。しかし約90%は免疫が働きHPVは自然消失してしまうと言われています。発症して早期発見を逃せば子宮摘出もしくは卵巣摘出をも余儀無くされる場合も有りますし、更には命の危機も有る恐ろしい病気なのに日本の子宮頚がんワクチン接種率は諸外国に比べ格段に低いことが今回の新型コロナウイルス感染症の予防接種の迷いにも影響を与えているのも一因なのは否めません。ほぼ毎日投稿している全快堂ブログですが今回一日空いたのは実は理由が有ります。私がワクチンを勧めるべきかどうか悩んでいたのです。全快堂の患者様方には影響の大きなブログで私が繰り返し「ワクチンの副反応の可能性」を投稿した結果「接種しない」と言われる患者様が少なくないことが判明しました。勘違いしないで下さい。確かに欧米人は血が固まり易い=血栓が出来易いと予想されますから日本人に比べ桁違いに欧米人の死亡者が多いと考えられます。だから米国または英国で作られたワクチンを日本人に接種した場合「出血し易いのでは?」とも考えられます。しかし健康体であれば逆にその過剰な作用も抑制出来るとも考えられます。従って「私は進んでワクチン接種します!」ので全快堂の患者様は最終的には自己判断ですが出来ればワクチン接種して欲しいです。万が一今後出血症状の患者様が多くなった場合は血液サラサラ食材を1ヶ月ぐらい避ければ安心と考えます。サラサラ食材を避けて血圧上昇が有ったら通常の食事に戻して下さい。「食材ぐらいで」と馬鹿するかもしれませんけど受ける側に出来ることは限られます。『医食同源』を信じましょう。
知っている方も多いと思いますが『虚構新聞』が面白いです。本当に嫌な話題ばかりなので知らなかった人はググってみて下さい。例えば「『当面生き延びて下さい』天国が入国禁止措置 新型肺炎で」「テレパシーに目覚める会社員急増『接触』禁止で能力開発」「漢字『傘』など使用自粛要請を検討 社会的距離確保出来ず」(因みにこの記事だけ読み難いです。何故なら文字がソーシャルディスタンスを保っているからです)このようなニュースが羅列されています。たまには脱力してクスッと笑って免疫力を上げて寒風に立ち向かいましょう!
高齢者の事故が後を絶たない。認知症やそもそも運動能力の低下が原因と簡単に考えては大間違いです。実は「てんかん」が原因で事故を起こしてしまう人も隠れているから注意しなければいけません。「いやいや私は『てんかん』と言われたことはないから」と他人事と考えている「あなた」は機会が有ったら一度検査をして欲しいです。脳梗塞の後遺症や認知症、年齢を重ねれば重ねるほどリスクが高くなるので高齢者は特に注意が必要ですが、激しい痙攣を起こすイメージが先行している『てんかん』は意外にも激しく無い症状が多い。「一瞬記憶が無かったことがある」「ぼーっとしていることがある」「口をペチャペチャする」「『はい』等の短い同じ言葉を繰り返す」等が実は「てんかん」の症状で有ったりする。そんな症状が家族が認識していても「まさかてんかんで」事故を起こしてしまうとは想像もつかない。アクセルとブレーキを踏み間違えと考えたり処理されてる中には、ある程度「てんかん」が隠れていることも頭に入れておくべきです。もう一度「今まで『てんかん』と言われて無いから安心では無いんです。老化していけば発作が起こり事故を起こすことが有ります」と。少し変だなぁと家族が思ったりしても医師も認知症や疲労や老化と考え、得意技「様子を見ましょう」となるのが多いと思います。脳波やMRIで専門医は参考にしますけど、やはり日頃患者の様子を見ている家族の証言が重要です。万が一「てんかん」と診断されても8~9割の人は抗てんかん薬で発作が抑えられるといいます。偏見から「てんかん」を疑うと烈火の如く怒る気持ちも分かりますけど実は「脳が有れば誰でもなる可能性がある病気」と東京都小平市の国立精神・神経医療研究センター病院の渡辺雅子精神医長も過去に話しておられました。最近転倒し易かったりと思い当たる症状が有れば「てんかん専門医」を選ぶことも選択肢に入れて下さい。
新型コロナウイルスは血管壁に炎症を起こして血栓が出来る病気であることはメディアでも投稿でも繰り返してきました。そこで血液サラサラ食品が感染しても重症化リスクを下げるかもしれないと人種差を例にしても投稿してきました。更にサラサラ血が逆に重篤な副反応を起こすかもしれないと何の根拠も無しに私自身は危惧していることも投稿してきました。しかし日本人にとっては「サラサラ血」か理想です。過去の死亡原因は血管が閉塞して亡くなるパターンが多かったのです。だから血液がドロドロになる高血圧を恐れ高脂血症を恐れ糖尿病は血液をドロドロにして尚且つ血管をボロボロにするので最も恐れる病気の一つになったのです。そこで食べ物だけに頼らず運動が血管内に一酸化炭素を放出して血管の改善と柔軟性を向上させる為に必要とも投稿してきました。血液をサラサラにする食べ物は納得や葉酸もですが、青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)も有名です。そのDHAはまだまだ心配なインフルエンザ感染で症状が悪化した後でも効果を発揮するそうです。従来のインフルエンザ治療薬「タミフル」は発症後48時間を経過して投与した場合は効果が薄いと言われています。難しいことは先生方に任せて私たちは青魚を意識しつつ多彩な食材を食べて強い身体を手に入れましょう。最後に感染症対策にはビタミンの「ACE(エース)」が良いと言って過剰に摂る人がいますけど何事も過剰は駄目。例えばビタミンEの過剰摂取は骨粗鬆症の原因になりますから適量を。
コロナ禍の現在を数年前の医療現場は、これ程混乱し逼迫し疲弊するとは誰も考え無かったと思います。「認定看護師は皮膚・排泄ケア、緩和ケアなどの特定の分野で熟練した看護技術が有ると日本看護協会が認定。実施できる行為は一般の看護師と同じで水準の高い看護を提供し一般の看護師を指導する。5年以上の実務経験と6ヶ月の研修が必要。いわゆる『特定看護師』は医師の大まかな指示が有れば医療行為の一部を自分で判断し実施できる。認定看護師とは方向性が大きく異なるため反発も大きい。(中日新聞2012年3月20日より)」という記事が有りました。当時は高齢者の介護現場が増えて常駐していない医師に代わり看護師が医療行為を行う『特定看護師』の導入をめぐり現場が大揺れしていました。そして2015年10月に厚労相が施行した訳ですが医師も看護師も足りないコロナ禍では2025年に向けて更なる医療改革が必要となることでしょう。現時点の問題解決は勿論必要ですが問題が発生してからの対処では後手に回るしかありません。現在のコロナウイルスも対応しつつ新たなウイルスや疾患、同時多発テロや大規模な自然災害時の対処もお願いしたいです。めでたしめでたしって普通なら終わるかもしれませんけど全快堂の投稿は甘くないんです!一刻も早く多くの人々にワクチン接種しなければならないことは感染者を増やさない為とワクチンが無効になってしまう理由からです。それには多くの医療従事者が患者に対して接種する必要があるのですが海外では医師だけで無く看護師・薬学生・研修を受けたボランティア迄も一般人に対して接種しているそうです。それなのに日本では一部の医師たちが「医師のみが接種するべき」と主張しています。そうなればワクチン接種が物理的に遅れるし携わる医師の疲労は現状でも多大なものなのに更に強いることになるのです。これは新型コロナウイルス感染者を受け入れ拒否をしていた一部の医師たちが「私たちも多大な貢献をしている」「医師に感謝しろよ」というアピールなのかという疑念さえ感じます。しかし言論武装する側は「何か問題が起きたら」「看護師は疲れているから仕事を増やすな」等々もっともらしい意見を陳述する。アホか?ワクチンが有効か分からないけど現段階では唯一の方法がワクチン接種なのに、ワクチンが届いても早急に打てないのはマンパワー不足が原因なんて。ここまで来て既得権益かよっ!看護師の能力を馬鹿にするな!1型糖尿病の患者なら小学生だって自分で注射しているんだよ。人命か?金か?名誉か?非常事態にアホな主張しているんじゃないよ!(すいません取り乱しました)と、私は考えます。お医者様の主張もごもっともとは思いますが今は、今だけは考え直して下さいませ。
IOCもJOCも基本的には「選手ファースト」を掲げています。でも世界的には一向に終息しない新型コロナウイルスが蔓延している為に東京オリンピックを開催すること自体が「選手ファースト」とは真逆の結果を招く状況になりつつ有ります。どうしたって選手もコーチ陣も必ず世界各国の選手やコーチ陣と入り乱れてしまうからです。これでは選手を危険に晒すことになり選手ファーストとは程遠いです。馬鹿げた考えでしょうし時間も無いけど、東京に来て貰ってソーシャルディスタンスを十分確保した上で会場の関係上別々に競技を行ってもらう。そして映像では同時にスタートしてもらうというのは如何でしょうか?やはり同じ条件(施設のコンディション、気温等)が必要なので東京で競技は行いますし競技後のドーピング検査も必要ですから入国はしてもらいます。そして競泳や陸上などは争うことでタイムが上がりますから選手も実際に会場で一緒に競技に挑んでいるように体感出来るようにする。ゲームの世界ではバーチャルがかなり進んでいるので東京は無理でも4年後なら可能かもしれませんよね。
BS-TBS『報道1930』で話し合われていた内容に思わず「その通り!」と叫んでしまいました。ずっと疑問に思っていたことです。IOC(国際オリンピック委員会)は「煮ても焼いても食えない組織」と表現していました。森会長(今では元会長)の発言は『(女性)差別はオリンピック憲章に違反する』として発表しましたが実は発言翌日は「彼は既に謝罪したから終了」という内容で森元会長の発言内容について具体的には批判していませんでした。しかし世界中に批判が広まると「発言は好ましくない」もしくは「良くない」と叫び出しました。何故急に?スポンサーは世論に敏感です。スポンサーが降りるとIOCの利益は減ります。酷い表現かもしれませんけど「IOCとはブランドだけで存在している利益追求集団」なのです。だからスポンサー(利益供給サイド)の顔色を見ながら発言しているのです。更に悪い表現をすると「行き当たりばったり」とさえ感じます。過去のオリンピックでは表彰台で黒人差別反対の表現をした選手を追放したりもしました。現在の人権弾圧、民族弾圧や言論の自由の封じ込めのロシア(ドーピングのみ)、香港、ウイグル等々に対しては発言しません。その基準は金または世論とスポンサーの動き次第なのかもしれません(ダブル?トリプルスタンダード?)。森会長に対して手の掌返したのはスポンサーが降りる前に手を打って利益確保したのと、自分たちへの避難(火の粉が降りかかること)から逃れる対応でした。私だけかもしれませんが『国際オリンピック委員会』のイメージは崇高なものでしたが今回のことで失望しました。しかしIOCの全てが悪い訳ではありませんので、この投稿で勘違いしないで下さい。しかし久々に強烈な手の掌返しを見た思いです。