精神論で解決出来ることは限られています。精神だけの戦いだったら日本は太平洋戦争に勝っていたと思います。でも負けた、これが現実です。例えば「金が欲しい」と願っていても札束が舞い込む筈も無く無駄な時間が過ぎるだけです。何をダラダラ記述しているのかと思われた方が多いでしょう。現在の日本人がコロナに勝てる訳がない!何故なら「感染したらどうしよう」「経済的に苦しい、誰か助けて」「国が何とかしてよ」とネガティブのオンパレードだからです。マスコミも連日連夜「今日は⚪⚪人で過去最多の感染者数」「第3波襲来!」「医療崩壊が迫っています」の報道ばかり。確かに現実だから仕方ない。でも繰り返しの投稿になりますが、海外がどんな状況だろうともSARSやMARSの時と同じで「日本国内」を中心に考える必要があります。肺炎やインフルエンザでも年間3000人以上の方が亡くなっていた時には騒がなかったのに。海外はともかく日本国内の死亡者数は二年間の累計で現在2000人程ではないか。一般的に風邪と呼ばれるのとは型は違うけど同じコロナウイルスで、昨日の投稿に近い内容ですけど発症しなければ本人は感染していることに気が付かずに過ごして自然治癒していたから感染者数にカウントされ無かったし病院に行く必要も無かった。少し発熱したり喉の痛みや悪寒でも市販薬で様子をみていた。もしもその時に無症状でも全国民に検査していたら膨大な数の感染者が存在したに違いないのに。諸悪の根源は最初の対応が悪かったに尽きる。マスコミがパンデミックの危険性を騒ぎ立てて「隔離の必要性」を垂れ流した結果、差別が生まれ「感染したら」と過剰反応が生まれた結果です。確かに海外の死亡者数は多いし後遺症が酷い人もいます。だから「マスコミが悪い」は言い過ぎですが最初の報道を「もう少し慎重に」して欲しかった。そこでやっと本題(相変わらず序章が長過ぎる、ごめんなさい)、セロトニンやオキシトシン、自律神経も呼吸やポジティブシンキングで変化します。呼吸は痛みの軽減やリラックスにも影響を与えます。だから日本全国でゆっくり大きな呼吸をして「これで大丈夫だ!」と暗示を掛ければ少しでも免疫力が上がる筈ですし日本が少しずつ明るくなるでしょう。その時に眼球を上に向けていれば自然に笑顔になり更なるパワーアップが期待出来ます。但し深呼吸は感染予防の為、人の居ない所でやって下さい。ところで「必要な時には不思議と必要な物が来る」という経験ありませんか?今は深い大きな呼吸が肺胞を柔らかくしてコロナに打ち勝てる?後遺症も軽く済む?という話が有ります。その時に日本人の偉い先生が「448呼吸(正式名称に非ず)」を発表しました。また大人気の『鬼滅の刃』で炭治郎が「全集中の呼吸」というのは偶然なのか?とにかく全国の国民が448呼吸で全集中の呼吸を眼球を上に向けてやればコロナウイルスに負けないと信じて明るい未来がやって来る筈です。気合いだ!気合いだ!気合いだ!
再三再四「未病」のことを投稿していますけど「東洋医学に限ってのこと」と思っている人に現在のコロナウイルス流行にも通じる考え方と分かってもらいたく本日は投稿します。脈診の時に「風邪が入っていますよ」というと「えっ何も症状無いですよ」と怪訝そうな顔をする「あなた!」あなたに言いたいです。それが現在PCR検査が陽性でも『無症状』の人と同じで感染していても症状が外に出ていない状態、感じていない状態のようなものです。その後の生活次第では発症してしまう可能性が有りますから睡眠を十分確保して欲しいです。野生動物は動かず何もしなくても復活します。休むことが最高の薬なのです。ここで注意は人間は文明が有るだけに『自然治癒力』を軽んじています。全快堂の治療は恥ずかしながら現代医学に馬鹿にされる患者様御自身の自然治癒力を後押しするだけのものです。しかしだからこそ「他で治らなかったのに」と驚かれることが多々あります。回復しようとする時に重ければ投薬し軽ければ栄養補給と称して「スタミナ食」を食べると聞きます。しかし一般的に言われるスタミナ食は消化が悪い物が多いです。すると消化する為にエネルギーを取られてしまい免疫にエネルギーが回らない状況になって逆に発症することになってしまいます。これでは何の為にスタミナ食を食べたのか本末転倒です。そもそもスタミナ食なんて言うこと自体が非科学的で間違っています。スタミナ食なんて言うのは戦前の日本人が外国人を見て「肉を食べれば体格が大きくなり体力も付く」と思ったことが始まりで研究もデータも全くありません。確かに豚肉のビタミンB1や鶏肉のイミダゾール・ジ・ペプチドの効用は証明されていますが。しかし日頃から定期的に摂るなら良いですが急に、それも弱っている時に体内に入れれば済む話では無いのです。過去には特別かもしれませんけど食料事情が良くなかっただけで無く練習プールも無かった古橋広之進氏が外国人の水泳記録を数多く破ったことや前畑が優勝したことは「スタミナ食」では説明がつきません。その別格の超人の話は置いといて一般人は食事なら消化に良い食べ物こそ即エネルギーになるから免疫にパワーを回せ、一方では消化に必要なエネルギー消費が最小限で済むという利点が有ります。結論は当たり前ですが「健康は日々の生活習慣次第」小手先でどうこう出来るものではないのです。それが分かったら「千里の道も一歩から」です。「風邪が入っていますよ」と言われたら注意して下さいね。
コロナ禍の現在、ウイルス感染は恐ろしいですけど更に恐ろしいのは犯罪被害です。年末年始または3月は期末なので「倒産するぐらいなら一か八か犯罪を」とか放火するとんでもない輩が増える可能性が有ります。子供の誘拐は勿論注意しなければいけませんけど以前投稿したように大人だって簡単に誘拐の危険が有ります。最近の車は静かですから近づいても周囲に騒音が有れば気が付かない人やイヤホンをしていれば当然無理。狭い道やガードレールの無い道路を歩行中に通りすがりのワゴン車がスライドドアを開けて歩行者の横をすれ違いの時に引っ張り込まれたら簡単に拉致される危険性が。だからガードレールの中に入って歩くか両側スライドドア車も有りますけど「歩くなら最低限右側を歩き対向車を見る」「イヤホンを付けていたら周囲も注意する、特に後ろ」「県外ナンバーやウロウロしている車には注意」「車内が全く見えない車には注意」等々です。他には放火されないように街灯を明るくする、燃え易い物を外に置かずゴミは出来るだけ回収直前に出す。しかし私が恐れていたことが岐阜で発生してしまいました。警察署でクラスターが発生して20名弱の警察官が待機中だとか。今後人数が増えないことを願うのみです。とにかく「自分の身は自分で守る」が基本。いつも注意しなければいけませんけど特に年末年始と3月迄は厳重注意期間です。
「がん」で身体の一部を切除しなければ成らなかった人たちがいます。切除した箇所は「出来れば」見せたくない。しかし早期発見、早期治療すれば助かるし切除しなくても良いことを多くの人たちに知って欲しいと啓蒙活動をしている人たちがいます。ある人は壇上に立ち講演活動をして、またある人はカメラの前に立ちメディアを通じて多くの人に自身の姿を見せました。またある人はパラリンピック等のスポーツを通じてバリアフリーの必要性を同時に訴えました。当事者たちに話を聞くと「可哀想」という同情されるのが嫌だと応えられる方が多いです。同情されるとは「見世物になっている」と。言われて「はっ」と、しました。啓蒙活動をしている人たちは、もっと前向きに「検査検診をして下さい」との気持ちで私たちに訴えているのです。しかし現役医師の中でも「検査検診は無駄」と言い切る方々もいます。手術で切除して助かる「がん」は何もしなくても助かる「がん」だったと言う医師もいます。神のみぞ知る範疇ですから答えは永遠に出ないでしょう。しかし彼らの勇気だけは無駄にしたくないし決して無駄ではないことだけ伝えさせて下さい。
マスコの広告収入が激減していると思います。YouTube等他の媒体に広告が移りつつ有る現在「強いインパクト」が必要なことは理解出来ます。しかしながら生命に関わることに関しては正確に報道しなければ、何処かの国の大統領のフェイクニュースと同じになります。何のことを投稿しているのかと言えば「COVID-19」のこと。確かに多くの人が亡くなっているし新しい未知のウイルスですから恐怖が倍増します。しかし死亡者数に焦点を当てると毎年のインフルエンザや肺炎、特に誤嚥性肺炎で亡くなる人の数と比べた場合「飛び抜けて多い数」ではありません。それなのに「凄い感染力だ」「後遺症が酷い」と連日報道されたら普段の生活は永遠に戻らなくなるかもしれないです。「それは大袈裟だよ。治療薬やワクチンさえ出来れば」と思える人もいるでしょうけど、だったら「あなたの身内が飲食店をやりたい、居酒屋をやりたい、ライブハウスをやりたいと相談したら?」となります。相当なチャレンジャーで「みんながやらないから競争相手が少ないし家賃が安いからチャンス」という人以外は危ない橋は渡らない筈です。現実に考え方や人の行動も違っています。風邪薬さえ無い、インフルエンザだってワクチン接種しても罹患するし救えない、そして高齢者の増加による誤嚥性肺炎で亡くなる人を無くせないことにはスポットを当てずに視聴率が上がる報道を連日流す。「仕方ないよ世界的に流行しているんだから」という人に問いたい。「だったら世界中で大流行したSARSやMARSの時には何故連日報道し無かったのですか?」と。日本で流行しない→関心が少ない→視聴率が上がらない→広告収入が望めない→報道し無いという図式が完成します。SARSの致死率は年齢によって幅が有りますが全体では14~15%と報告されていてMARSに至っては35%との報告がされています。それほどの致死率で台湾や韓国で感染症が流行しても対岸の火事と報道しなかったのはマスコミの匙加減一つ。テレビの影響が少なくなったとはいえ、まだまだ絶大な影響力が有りますし各局が繰り返し報道すれば種火→ボヤ→大火事に発展して医療崩壊が現実になって来てしまいました。「嘘から出た誠」と迄は言いませんけどMARSやSARSの流行した時期は「まだまだ」YouTubeの広告収入は大きく無かったのに現在はマスコミの収益を激減させている時期のコロナウイルス流行は「美味しかった」というのは考え過ぎか?今後「医療崩壊」「病院閉鎖(倒産)」「経済的自殺者増加」とマスコミはコロナ由来のネタには困らないでしょうね。今月と12月は風邪やインフルエンザが例年増えることを考えれば「寒さや乾燥の季節だから当たり前」なのに「パンデミック」と表現し不安を煽る。1月2月がピークで3月に減ってくることが風邪でも予想出来るのですがマスコミの表現一つで安心にも不安にもなり不安になった人たちが病院に駆け込み医療崩壊になってしまいます。清潔にするとか感染予防の対策が日常的になったことは大変良いことですが経済的自殺者増加は「自分たちの利益確保」の功罪だとしたら罪深いです。私たちも発言発信には十分注意しなければいけません。
正月といえば勿論「おせち料理」が定番ですが最近では家庭で手づくりは少なくなりました。我が家では例外なのか「今年は作らないから」と言いながら年末に必ず作っているのが恒例です。特に今年はコロナ禍で国内や海外旅行、外食を控える分を市販の「贅沢なおせち料理」にする家庭も増えると思います。さて冬の紫外線は夏に比べれば少なくなります。そして外出自体が少ないのに外出すれば防寒に今年はマスクと肌の露出が少ない為に肌での「ビタミンD産生」が極端に少ないのは必然です。ビタミンDはカルシウムの吸着を助けるだけで無く「がん・糖尿病・うつ病の抑制」も効果が期待出来ると報告されています。特に「冬季うつ」と呼ばれるほど日光が効果を左右しますが、あまり期待出来ない冬は食べ物から意識してビタミンDを摂らないと病気を招いてしまいます。椎茸・舞茸・しらす・さんま等を積極的に食べることは有名ですが、この季節に大変良い食べ物が有ります。それは「鮭」です。若い人は知らないかもしれませんけど昔は「正月に鮭」は付き物でした(先人たちの知恵?)。その中でも棄てられがちな「皮」にビタミンDが豊富なんです。また鮭の皮には強い坑酸化作用が期待出来るアスタキサンチンも豊富と言われて「老化を遅らせる、感染症に罹患し難い」と期待が出来ます。生臭いのは確かですが少し長く火を通すと香ばしく食べられますので廃棄せず挑戦してみて下さい。年末年始は鮭を食べてコロナウイルスに負けず、骨太と老化防止を目指しましょう!誰か鮭くれ~!って俺は熊かよっ!
日本相撲協会は「公益財団法人」です。ということは「税制優遇」されているので国民の意見に少しは耳を傾ける姿勢が有ってもいいと思います。私は相撲が好きで今場所も正代関の怪我について投稿するほど相撲が好きです。今場所も何人かの関取が引退されました。固い土俵、高い土俵、尋常でない体重同士が全力でぶつかる、怪我しない訳がありません。相撲は神事ですからスポーツや競技と一線を画して同様にしてはいけないことは十分承知の上で言いたいことが有ります。それは全てのプロスポーツや競技者が「万全の体調で競技に挑んでいるのでは無い」ということです。一流に成れば成る程、極限まで追い込まなければトップには成れない筈です。それは怪我・疲労が取り組みと隣り合わせなことは理解出来ると思います。最近では稀勢の里関が久しぶりの日本人横綱として土俵に立ちましたけど非常に短命に終わりました。そこには「土俵上で闘ってこそ横綱」という信念が有るからに違いないと私は理解しています。全てを言わなくてもブログを読んでいらっしゃる方々は理解して頂けると思いますが日本人に帰化しようと、いや帰化したからこそ最高位の横綱の振る舞いは土俵上も土俵を降りても、場所中も場所中で無くても横綱で有るべきです。何故なら神事を行う選ばれた者の頂点が横綱で全ての力士が横綱を目指すからです。その行動、振る舞いは全ての力士たちの御手本で無ければいけないのです。それなのに7場所中6場所「休場(途中休場を含む)」は納得出来ません。私は白鵬も鶴竜も好きな力士です。そして二人の力が人気を含め他の力士たちと大きく違うことも分かります。また相撲協会に対する貢献度も分かります。しかし大好きな相撲だからこそ、大好きな力士だからこそ敢えて苦言を呈したい。親方が相撲協会の圧力で撤回せざるを得なかった発言を横綱自らが来場所前に述べて欲しいです。
外反母趾を望む新患が最近特に増えています。ステイホームの影響も有るのかもしれません。どの患者様も整形外科や接骨院等での治療をやっても改善がみられず来院されます。インソールやテーピングやタオルギャザー指導に足趾じゃんけん、マッサージや電気治療、注射や投薬治療や高額な靴を作った患者様もみえます。しかし改善がみられず中には足首や膝の痛み股関節や腰痛等、今まで無かった痛みを新たに発症して来院される方もみえます。どの患者様も「こんな方法で治らないのは当たり前」と専門家で無くても分かるから治療を途中で止めて全快堂を紹介され辿り着いた患者様が多いです。足趾だけに注目して正常な状態にしても新たに発生した歪み=代償は足甲や足首や膝、股関節や腰痛等々になり患者様を襲います。新たな痛みが発症したにもかかわらず外反母趾が治っていないのは悲しいことです。結論が外反母趾は全身?の不調の表れで有って根本治療をしなければ治らないということです。確かに足底の筋力不足や靴選びの不調は有ります。しかし根本は他の部位に有るのです。時間と治療費用を浪費して痛みを我慢しても治らず不満を訴える方の気持ちは分かりますけど「それは此処で言われても」と言いたくなります。しかし「今までの治療も決して無駄では無いですよ。ステイホームで筋力が落ちたことも理由の一つですからね」と伝え「必ず治るとは言えませんけど他の患者様が改善した違う方法を試してみましょう」と伝え治療すると改善傾向に。押して駄目なら引いてみなって感じですかねぇ。ステイホームは治療家泣かせです。
このブログで度々登場する『HUMANIENCE(NHK BSP)』ですが今回の題目は「嗅覚(きゅうかく)」でした。世の中にはざっと10万種類の化学物質(においの素)が有るがヒトは1万種類くらいを判別する機能を持っているらしいです。10万種類の化学物質が混ざり合えば無限に「におい」が有ると考えられます。また進化する中で嗅覚の受容体が唯一退化する?ということを知りました。1個の受容体が800個に増えたのに400弱に迄減ったと。理由は不明ですが最も受容体が多い動物は像でした。「あれっこの香り嗅いだことがある」という経験したことがあると思いますが経路としては「嗅覚受容体→海馬(記憶)・扁桃体(情動=感情)」に直結している為と。また「におい」の表現は五感なのに「あいまい」なものと捉えられるものと知りました。人それぞれの経験や学習から感じて表現するもので「他の何かのにおい」でしか表現出来ないもの。「ゴムの焦げたような」「湿った草木のような」等です。とても驚いたことは「嗅覚に異常を感じたら生命の危機が近づいている確率が高い」という話でした。嗅覚異常は多くの疾病事例に共通して該当していた事実。以前投稿しましたけど「認知症の最初の症状は左側の嗅覚鈍化から始まる」ことを投稿しましたけど緊急性が有るとは知りませんでした。番組では即生命に関わる疾病名が複数取り上げられていました。他に「人は緊張した時に口や鼻に手を当てる」動作を無意識に行うことが有りますが、あれは「自分の臭いを嗅いでいる→いつもの臭い→安心」という回避行動だそうです。番組ではワインを取り上げていましたけど「のど越し」で飲んだ時に喉から上がってくる香りが美味しさを倍増させる人間だけが味わえる感覚だと。取り上げていませんでしたが私は「ラーメンを音を立てて啜る(すする)のを嫌がる人がいる」ことに嫌悪感を持っていました。「音を立てて食べる・啜るは下品、エチケット違反、恥ずかしい」とか宣う輩が居ますけど鼻から空気と一緒に香りを吸い込み喉から上がってくる香りと一緒舌の味わいが混ざり合って「旨味倍増」が完成するのです。結果麺類は音を立てて啜らないと美味しさが半減するのです。くれぐれもエチケット違反と言わないで下さい。まぁ賛否両論有ると思いますから押し付けは互いに駄目ですね。とにかく『嗅覚は生命のバロメーター』ですからコロナウイルスに限らず嗅覚異常を感じたら即受診することをお勧めして本日は終了。いや~勉強になりました。
学生時代に通知表を貰いました。社会人になると通知表は貰いませんけど収入という形で跳ね返って来ます。身体にも通知表が有ります。日頃の生活習慣が健康という形で表れます。見える化なら検査の数値ですし見えない場合は「忍び寄る身体の異常」という形で表れます。しかし健康の通知表は残念ながら二つ自身では「どうしようもない」要因が有ります。それは遺伝と生活環境です。この二つは健康を大きく左右します。先日新患の方が来院されました。いくつもの病院、いくつもの検査をしたにもかかわらず全ての病院と全ての検査で「異常なし」という診断結果。しかし本人は起き上がれないほどの痛みを訴えて来院されたのです。非科学的ですが『脈診』してみると身体に「冷え」が入っていることが分かりました。それも半端な冷えではありません。表現は悪いですが御遺体をドライアイスで冷やすような、冷蔵庫で生活しているのようなイメージです。また主食が「かき氷」と思えるほど身体が芯から冷えきっていたのです。勿論体温は正常ですし本人がブルブル震えていませんから御自身も「寒い」「冷えてる」という認識は有りません。有りませんから「温める」という認識がありませんでした。また「痛い=冷やす」という考え方から痛みの有る部位に冷湿布を貼っていました。しかし脈診は「冷え」を示していました。原因は夏の生活でした。とにかく暑がりで冷やさないと眠れないのですが毎晩両脇と両鼠径部にアイスノンを固定して寝ていたらしいのです。それは熱中症の人に対する応急措置で有って毎晩やることではありません。実際に一度熱中症になったらしいですが、普通の人なら冷たくて熟睡できるものではありません。また冷えた飲食も大好きでした。しかしどの病院でも「冷え」の指摘は受けていませんでしたから「痛みと冷えと関係有るの!?」と少し怪訝そうな顔をしていました。しかし全快堂の温める治療を施すと帰りにはスタスタと歩いていました。まだ一回しか治療していませんから分かりませんが今後の経過を注意深く見守って報告させて頂きます。