神経は体内に豊富に有ると考えている人が多い。それが一般人なら良くても治療する側に多いことには違和感が有ります。私のような立場の人間が医師の先生方に物申すのは恐れ多いことではありますけど医師の中でも皮膚を重視しない方がおられることは確かです。検査の目もレントゲン、CT、MRI等々の検査機器は体内を診るものに重点が置かれています。「皮膚なんて見れば分かること。検査機器は無用」ごもっとも。しかし皮膚を調べる機器を進化させれば医学は急速に進歩すること間違いないと考えます。先に述べたように神経がもしも体内に豊富ならば『がん』により蝕まれた病巣が広範囲に広がって手遅れになることが無い筈です。それほど体内の神経は手薄なのですが、一方「皮膚」は感覚が鋭いです。蚊などの「虫刺され」や熱い物に触れた時も瞬時に分かります。レースのカーテンが微かに触れても分かるのは神経が豊富=センサーが豊富ということで人体は「皮膚こそが大事」と考えて神により?創られていると思います。したがって治療のポイントも「皮膚」に有ると考えています。私が重要視しているのは勿論「腸」です。しかし治療ポイントは皮膚ですから鍼も症状によっては深く刺入しますけど殆んどが接触鍼か刺入しても1~2mmです。皮膚は非常に多くの情報をくれます。また皮膚への治療は驚くほど効果が有ります。乾燥の次は低温と皮膚には辛い季節が続きますがスキンケアをしてバリアを壊さないように注意しましょう。
日本学術会議のことを先日投稿しました。但し言葉足らずで誤解を受けたことが分かりましたので続編を投稿させて頂きます。森友問題で人命が失われているのに(他に加計、桜を見る会、自粛期間中の旅行等々)再調査しないという態度が政権に対する国民の不信感を与えているということは否めません。これは政権側に問題が有りますので始めに承知して頂き読んで下さい。さてメディアもフェイクニュースとは言わないまでも「情報操作」するかの如く国民を政権不信に先導しているように思えます。確かに6名は政権側とは意見の相違が有る、又は有った人物かもしれません。そして正式な政府見解が発表されていない現時点では、あくまでも想像でしかありませんけど「政府の方針に障害と成り得る見解の持ち主を除外した」と捉えられることは多くのメディアや国民の感じるところだと思います。結果任命せず問題になっているのですが、それならば「日本学術会議は過去に自分たちの意見に合わない人々を排除したり学問の自由を奪ったことは無いのか?」と問いたい。日本学術会議が発足(1949年)当時はまだ日本が戦争当事国で危険視されていましたので「軍事研究は行わない」という声明発表を1950年と67年にしました。しかし現在の世界情勢は激しく違っています。『眠れる獅子』だった筈の中国は今や米国を凌駕する勢いです。中東や北朝鮮も何時暴発するか分かりません。ロシアも共産圏の再構築に余念が有りません。では「日本の現状は?」となると北方領土は3000億円渡しても返還されず北からの脅威は未だに消えず、北朝鮮はミサイル発射を繰り返し尖閣諸島には引っ切り無しに中国船が迫っています。もし中国が突然実力行使をして「尖閣諸島」に上陸したら日本はどうするのでしょう?「尖閣諸島は無抵抗で渡しますから日本国民の自治権は保証して下さい」が通用しないことはモンゴルに対する政策、チベット自治区や香港への対応を見ていれば分かることだと思います。さすれば時代に対応して国立大の大学院での自衛に関する研究等も当然しなければ『座して死を待つ』ことに成りかねません。勿論専守防衛に徹して間違っても先制攻撃が有ってはなりません。しかし今日の世界情勢を見る限り永久平和などは「絵に描いた餅」でしかありません。自民党の独裁政治のような長期政権がメディアの「自民党憎し」という意識になり、報道の偏重を助長させているのかもしれません。しかしメディアがフェイクニュースや情報操作ではいけません。事実のみを正確に伝え、公平中立の立場を堅持し受け止める側に委ねることがメディアの指名だと考えます。長くなりましたが結論を申しますと「政権は不都合な人物の任命もする」「学術会議は時代に対応した研究もする」「メディアは社説等々は良いが社の方向性を押し付ける内容で多くの紙面を使わない」ということです。日本学術会議に言います。学問は日本国民を守る為に最良の方法を考える術です。戦争は絶対に避けるべきです。但し「抗う」ことも時には必要です。その衝突を回避する術と、衝突するなら最小限の被害で済む方法を考えることが日本学術会議に求められているのです。
NHKのBSPでやってる『ヒューマニエンス』では今夜15日20時から「腸 脳さえ支配する?」という題名でやります。是非とも見て下さい!腸は偉いんです。脳よりも偉いんです。勿論内容は分かりませんけど題名から推察するに腸の素晴らしさを教えてくれる内容だと思いますので必見な筈です。
昨日今日と全快堂の前の駐車場で浄化槽の工事が行われています。先日工事予定だったのが台風が来そうと前夜に「明日の工事は中止」と突然一方的に。でも前夜の天気予報で進路的には大丈夫と分かるものでしたから「何で?」と思いました。結局台風は来ずで工事が出来たと思いますけど、此方としては一ヶ月前からの予約患者様を全て割り振って移動してもらっているから大変でしたし患者様に多大なご迷惑をお掛けして大変申し訳なくて。でも今回の工事ですが「常識が無い」というのは上記のことではありません。全快堂の開院の8時には工事関係者は一切居ないのは結構です、たとえ駐車場を封鎖していても。しかし工事開始の時点(9時)でも、水道が使えないという9:30~13:00でも何の挨拶が無いんです。此方は「足湯」も「トイレ使用」も我慢しているのに何の伝言も無い始末。だから此方から「13時には水道は使えるんですね?」「明日は朝から水道は使えるんですね?」と質問する始末。水道使用禁止で困ることぐらい小学生だって分かると思うけど。「工事終了しました。もうトイレも使って下さい」と言えないかなぁ。あなたが「水道使えません」といわれ待ってる立場なら分かると思います。下請け?と云えども「人として」の常識は何処に行ったのか。入り口と工事の場所は5m離れていません。私も将来治療院を建てようと考えていますけど業者選定は慎重にしようと思いました。
季節の変わり目を何で判断しますか?暦ですか?この仕事をしていると患者様の訴える諸症状で秋の到来を感じます。エネルギー不足の人ほど敏感に季節の変化を察知してしまうのです。秋は乾燥の季節ですから再三再四投稿していますけど今年は特に「口呼吸は命取り」になります。スマホやパソコンによる姿勢の悪さからの口呼吸は気道の乾燥を一気に高めます。繊毛は潤っていてこそ効果を発揮しますからウイルスは簡単に関門を素通りしてしまいます。鼻呼吸なら鼻毛→鼻粘膜→扁桃腺と気道に入る迄に関門がいくつも有りますし鼻は口に比べて狭いから少しでも抵抗が大きくなりますが、口は食べる為にありますからウイルスのような小さな外敵に対応するように出来ていません。また一説によると「ヒトだけが口で呼吸出来る」と言われています。確かにチンパンジー等の一部の類人猿も少しは可能らしいですがヒトほど完全に口呼吸出来ることは不可能らしいです。だから進化がまだ未熟な為に器官が誤作動してしまう=誤嚥してしまうのです。高齢者は特に注意が必要ですが急いで食事をしていたり口に緊張感が無いと誤嚥の危険性が増します。しかしここで難しいのは「くいしばり」の問題です。歯と歯を常時合わせることは歯を痛めるだけで無く顎関節症、肩凝り、頭痛等々の原因にもなりますから「歯と歯は合わせては駄目」なのが本来の姿です。「じゃあどうすればいいんだよ」と文句を言われそうですが『口唇は閉じるが歯は合わせない』のが模範解答です。更に『舌を上顎に着けておく』のが大正解です。全快堂の患者様には舌の強化は全身の筋力の為に常に訴えていますが鼻呼吸で感染症にならない為に、誤嚥性肺炎にならない為にも、そしてコロナ等々の感染症に罹患しない為にも舌が重要です。「舌を出す」「舌なめずり」「舌先三寸」舌のイメージは悪いですが舌は重要な役目をしているんです。「縁の『舌』の力持ち」なんてね(上手い!)。
陰(秋冬)から陽(春夏)になる時は「精神的」な症状が、陽(春夏)から陰陽(秋冬)は『肉体的』な症状が多いと繰り返し伝えてきました。しかし今年はコロナ禍で精神的な人が秋冬の陰が訪れても一向に減らないどころか年中多い厄介な年になりました。「私は大丈夫」という人でも「耳が詰まった感じがする」とか「フラフラめまいがする」とか日頃感じていない身体の不調を急に感じ始めた人が増えています。そんな時は可能であれば少し歩いてみて下さい。すると気分が変わると共に呼吸が大きく深くなるので不快感が軽減します。是非試してみて下さい。「明けない夜は無い」もう少しでコロナ禍から解放されると信じて笑顔笑顔。
北里柴三郎さんが新札の千円に載ります。現在「北里」といえば病院?大学?細菌学者?少し詳しい人なら「第一回ノーベル賞最有力候補者だった。いや彼こそが第一回ノーベル賞の獲得者だったのだ」という人も居るかもしれません。私も詳しく北里先生の人物像と人生を知りませんが、私が目指している全快堂の基本理念である『摂生保健』を1878年という明治初期、まだ「予防医学」なんて世界中探しても皆無の時代に発想していた「偉人の中の偉人」であるということだけは分かります。現代でさえ病気になると「日頃の行いが悪いからバチが当たった」「何か悪いことしたかなぁ」という人が居るのに光学顕微鏡しか無い、150年も前に「人民に摂生保健の方法を教え体の大切さを知らせ病を未然に防ぐ」という基本理念を考えていたのは、やはり超人、私のヒーローで有ります。ここで飛躍しますが内務省管轄だった⚪⚪は文部省管轄になった時に「文部省管轄になると自由な研究が出来ない」と北里は研究所を辞職して私財(現在の金額で三億円相当)で明治26年に日本初の結核研究所『土筆ヶ岡養生園』(後の北里大学・病院)を造り、一緒に辞職してしまった数十人と運営しました。現在問題になっている「日本学術会議」の問題。全員で辞めて「『新』日本学術会議」という機構を作って政府に提言する資格は無くなりますけど「民意に最も近い、政府にとって最も厄介な学術組織」として存続して欲しいと思います。未だに縦割り行政の問題点を解決出来ないのに、150年も前に自らの力で解決した行動は「素晴らしい」の表現だけで済ますことが出来ないほど凄いことだと思います。まだまだ偉大な功績を残した北里柴三郎先生なので自分で調べてみては如何でしょうか?
今日は台風の影響を受けそうです。台風がより南の海上を進みそうなので強風は免れそうですが秋雨前線を刺激し続けているので雨量は既に多いですが、今後は更に増えそうです。それなのに全快堂の患者様は強い!強過ぎる。本日予約の田原市からの患者様一人がキャンセルされましたが逆に同じ田原市から別の患者様が予約されました。また近郊の患者様も予約を入れて結局本日の土曜日も満員です。本日が終了しなければ分かりませんけど今までの経験上、本当に患者様には頭が下がります。勿論私が「キャンセルは困ります」と言っていますし掲示もしていることは有ります。しかし天災自然災害等々は別です。くれぐれも気を付けて来院され帰宅して欲しいと思います。田原市の患者様、道中の危険性は大丈夫かなぁ。
便秘解消の為にヨーグルトを食べてるという女性患者さんが「便秘解消出来ないから肥えた!」と。そもそもヨーグルトで便秘解消を望むのは大変難しいと何回も投稿してきました。またヨーグルトは乳製品ですから「肥えるのは当たり前だのクラッカー!」ってこと(古っ!)。便秘は解消しないのに乳製品で肥えるし体重増加が加速するのに、追い討ちを掛けるようにコロナ禍で行動範囲が狭いこと駄目押しする結果に。根本的に考え方を変える必要が有ります。痩せる為に「⚪⚪を摂る」こと自体違います。最低限「砂糖を止める」ことです。果物を含め甘いデザートを止める。もし果物を食べるにしても食物繊維が豊富な皮ごと食べる。患者様と話をしていると「果物を食べるより100%ジュースだったらいいでしょう?」という人が居て驚きます。100%ジュースなんて「手早く太りたい人の為のアイテム」「血糖値を素早く上げる為のアイテム(糖尿病へ一直線)」ですよ。それを少量ならまだしも毎朝大量に飲んでいたら「痩せたい」は無理。ジューサーを使って自分で作っても食物繊維を棄てたら無意味ですし厳密に言えば「食物繊維を粉々にしたら駄目」です。勿論「乳製品と果物を含めた糖分」が全く駄目ではありません。身体に必要な栄養素です。でも目的が有るとしたら欲望に身を任すのは少し違う気がします。よく「身体が欲する食べ物を摂ると良い」と聞きますけど、あれは『自身が完全体で有る』ことが前提の考え。ジャンクフードばかり食べている人はジャンクフードが大好きだから毎日食べたい筈。患者様と話していると「甘い物が以前ほど欲しくない」と言われる人が増えました。それは身体が「砂糖中毒」から生還した結果です。砂糖は薬物と同じです。甘い物を食べる→血糖値が上昇する→セロトニン放出→幸せ→インシュリン放出→血糖値低下→身体がダルい→気分最悪→甘い物を食べる→幸せ→太る!そして依存症の完成です。再度「砂糖を含めて果物も必要ですが、あくまでも適量を!」そして「食べたいものを食べる」のは危険です。よく考えて食べましょう。
「コロナ禍で動かない→筋力低下→動きたくなくなる→食欲低下→栄養不足→ダルい→動かない→浅い呼吸→脳酸欠→ネガティブ→セロトニン不足→ネガティブ&疲労感→動かない→浅い呼吸→全身酸欠→ダルい→動かない」読んでだけでネガティブになりそうですが、よく「とりあえず動いてみる」「やってみる」等々の言葉が啓発本や精神の不調に良いとされる本やセミナーに有ります。しかし私は全く信じていませんでした。「先が分からないのに動いて失敗したらどうするんだよ。調子が悪いんだからじっとしているに限る」と。それも正しい判断でしょう。遭難した時などは「むやみやたら」に動いては駄目だと聞きます。しかし現在のコロナ禍は終息の気配が見えてくると再び増加に転じて、中国の発表が正確ならば10月頃から感染が拡大したとのこと。そうなると一年経過したことになります。筋力低下は4日後から始まります。もし一年もの間、運動不足になり外出も自粛して通勤もせずステイホーム中心だとしたら。実際にジム通いが減ったり宅配サービスで食事を済ませれば買い物が減り料理も減って家庭内での動作は確実に減ってしまいます。だから「肥った」という人が増えました。コロナで医療費が使われ、恐怖心からインフルエンザの予防接種に人々が殺到して更なる医療費を使う結果に。そして肥満が生活習慣病を増大させ遅れて医療費制度が破綻する。それを防ぐには「あなたが一歩動きだす」ことです。それは実際に一歩動き出せば大きな呼吸になりますし仕事、アイデア、精神的な一歩も大事です。それがこの国を救うのです。