全快堂に来ている患者様は皆様「真剣」です。健康保険を使って低料金で行ける病院や接骨院、医師の診断書が有れば鍼灸治療でさえ保険を利用出来るのに頑なに『自費のみ、予約制、要紹介者』の全快堂に通院している事からも分かります。20年以上も毎週続けている患者様も居ますし、中には週2回のペースで続けている方も居て、本当に真剣な患者様ばかりです。口の悪い友人は『お前の治療院は宗教かよ』と笑いますが患者様が真剣なら勿論私も真剣です。何処の治療院の先生も同じだと思いますが「少しでも症状が改善して欲しい」「早く楽になって欲しい」と私も願っています。全快堂を信じて下さっている気持ちに少しでも応える為に、少しでも良い治療法が有れば使ってみて症状の改善に役立てればと常に考えています。しかし何より大事なのは「信用」です。治療院の信用の最低条件は投稿済みですが『休まない』事です。予約=約束ですから私が休めば治療が出来ず「約束を破る事」になります。それは出来る限り避けなければいけませんが一人治療院にとって休まない事は簡単ではありません。それも20年以上続ける事は。病気もケガも出来ませんから治療家なら当たり前ですが「人一倍健康に注意しよう」と何時も考えています。避けられない用事も有ります。父が亡くなった時です。その事は投稿済みですが後日再度付け加えます。そんな時でさえ私は治療を優先しました。父にも言われていましたから。題名と離れた話でしたが、今回は前置きだけで終了します。つづく
今回は「要介護認定の時に有りがち」な短い話を投稿します。要介護認定の時に男女差が「これほど有るとは」と驚きと共に笑える話です。男性は要介護認定の先生が来ると俄然張りきって日頃出来ない事まで何故か出来てしまいます。「おじいちゃんは立ち上がれないからトイレに連れて行くのが大変で」と家族が先生に説明していると日頃は家族の介助が必要なのにベッドから一人で立ち上がって歩くとか、「昔の事ばかり話をして受け答えが噛み合わない」と説明していると先生に向かって「昨日は雨だったけど今日晴れて良かったですね」とか驚くほど正確な発言をしたりする事が有ります。また来て下さった先生が女性であったりすると更に頑張りは加速します。結果的に正直に説明している家族は要介護度を上げて貰おうと虚偽の説明をしたかの印象になり嫌な空気が流れます。一方女性は同情して欲しいのか優しさを求めているのか日頃より多少酷く振る舞う傾向に有るように思われます。さっきまで普通に歩いていたのに急に足を引き摺ったり腰に手を当てて立ち上がったり、全体を通して動作が緩慢になったりという行動が有ります。あくまでも一部の人に有る行動で殆どの人は正直に行動していますから安心して下さい(履いてますよって久々の安村、危なく忘れかけてました)。
肝炎治療の勉強会に行ってきました。肝炎の勉強会だけで年間最低5回くらい行っています。先日は名駅のでしたが各大学病院だったりと各地で多くの先生から肝臓について学んでいます。愛知県では藤田学園、名古屋大学、名古屋市立大学、愛知医大が主に肝炎撲滅に頑張っています。しかし私がこの業界に入った30年程前はB型肝炎はC型肝炎に比べれば遥かに低い数値でしたからB型が撲滅されて、いずれC型が減っていくとばかり考えていました。ところが現在は『C型肝炎は93%以上治る』と言っても過言では無い時代に突入してB型肝炎は低いですが、ずっと同じくらいの数値を維持している事は驚きと残念な気持ちになりました。時の流れとともに話される内容も徐々に変わり、昨今のスウィーツブームで非アルコール性肝炎(NASH)が増えている事と、一部のマスコミによる「肉信仰」が生活習慣病に拍車を掛けて「脂肪肝」の増加が懸念されているとの事でした。ブームとは恐ろしいもので昔は盛り上がるにも下火になるにも時間がかかりましたけど現在は「インスタ映え」で一気に話題になるのでアチラをたべたら今度はコチラと次々食べ続ける事となり、それが病気の要因の一つとも考えられます。C型肝炎の薬と言えば「インターフェロン」の点滴と決まっていましたが副作用は有名でした。しかし今ではインターフェロンの服用で皆無に等しい副作用となりC型肝炎の治療に積極的な患者様も増えた事もC型肝炎の減少に繋がったと考えられます。自分が発症しないキャリアと呼ばれる存在の場合も有りますからB型C型共に検査して少しでも肝炎患者数を減らしたいものです。世界的に目を向けるとアフリカとアジアの患者数は非常に多いです。日本の患者数も中国の患者数も%では同じですが国民の数が多い分、中国の患者数は日本の10倍以上です。ワクチン接種はした方が良いですが、先ず自分が肝炎患者か調べる事をお勧め致します。
9月1日は『防災の日』でした。本当は災害が無いに越した事はありません。でも現実には災害が毎年何度も襲って来ます。明日も猛烈な台風が来ます。自然災害は仕方ないのかも知れませんけど温暖化が影響しているとしたら人類の責任は免れません。地震も海底資源掘削の影響が有るとしたら、やはり人類の功罪は免れません。更に南海トラフの危険が叫ばれていますが尖閣諸島周辺海域をもしも中国が強引に掘削したら距離は離れていても起爆剤にならないとは言い切れません。海底資源と壊滅した日本を占領するという一石二鳥の新しい軍事行動というのは考え過ぎでしょうか。空想の話は止め話を戻して最近は美味しい非常食が各メーカーより販売されています。毎年防災の日にキャンプと称して非常食を食べれば新しい物に換わるので良いと思いますが重い腰が上がりません。コンビニを始めスーパー等が非常事態には商品の供給を地域住民へ約束してくれていますが素晴らしい事です。しかしそれに頼らず最低3日、出来れば一週間誰にも頼らず生活出来るようにするのが理想です。先送りせずに準備しましょう。
この季節は肌荒れと抜け毛が目立ちます。夏の酷しい紫外線のダメージを受けた肌と髪の毛が悲鳴を上げるからです。肌は紫外線だけで無く、汗でのダメージとエアコンによる寒暖差と乾燥にダメージで日頃から腸がベストで無い人の肌は肌荒れが目立つでしょう。髪の毛も紫外線のダメージと汗のダメージと入浴回数の増加で瀕死の状態です。また髪の毛には秋は『抜け毛の季節』ですから更に髪の毛の本数に注目する人も多いでしょう。動物の体毛は「夏の毛」から「冬の毛」に生え代わる季節ですがヒトも名残りが有りますから抜け毛が増えます。また水分の多かった夏の食べ物を、水分補給で薄まった胃酸での消化吸収するのに頑張った内臓のダメージ修復に忙しい身体には、生命の重要度から言えば最下位の肌や髪の毛のダメージ修復は後回しとなるのは当然です。東洋医学で髪の毛は『血余(けつよ)』ですから余って無ければ回って来ない血液は「何時になったら来るの?」という状況です。そこにパーマやカラーリングやドライヤーでのダメージは将来に影響する事「間違いない」でしょう。最悪は人生的に考えれば「子供は春」で「青年期は夏」となれば「更年期は秋」の『秋』と、季節の『秋』が重なると気持ちも身体もドン底を経験するのです。その時に治療を受けたりアドバイスを上手に受け入れると素晴らしい冬の到来を受け入れる事が出来るのですが「今まで自分流で大丈夫だったんだから」と『強引なマイウェイ』を突き進むと脳梗塞、くも膜下出血、心筋梗塞、動脈瘤破裂、動脈解離等々の『突然死』が待っているのです。秋は夏の疲れが一気に噴出する季節です。行楽の秋、運動の秋、食欲の秋も良いですが「身体を見直す秋」を行ってから秋を楽しんで下さい。身体のサインは「肌荒れ」と「抜け毛」です。コレが大丈夫なら「ひとまず」安心(持病が有る人は要注意)ですが、心当たりの有る人は『メンテナンス優先』ですよ。
「どうにも止まらない」って=山本リンダなんて若者は知らねぇよ。止まらないのは「しゃっくり」です。しゃっくりが止まらないと高齢の方が来ました。豊橋の病院では「直接止める薬は無い」と別の薬を出されたそうです。しかし10日経過しても改善せず来院されました。「しゃっくりくらい」と思いませんか?私も最初聞いた時は軽く考えていました。しかし症状を聞いて驚きました。一度しゃっくりが始まると2時間続き、それが真夜中でも起こり1日平均6回(1日の合計12時間程)。しゃっくりだけでも苦しいのに胃酸の逆流と吐き気も併発して眠れないと。調べてみると自律神経の乱れと胃酸が濃い事が判明。食生活を聞くと酢酸を好んで食べるとの事でしたので鍼灸治療と共に生活習慣の改善を指導して帰しました。2日後に再来院した時に笑顔で入って来られたので安堵しました。詳しく聞いてみると治療後30分に帰りの電車の中で発作が始まり「いつまで続くのか」と心配したら30分程で治まり、帰宅すると同じように30分の発作が有りましたが、それ以降はピタリッと止まったとの事でした。「初めて36時間しゃっくりが無いです」と喜んでいました。しかしまだ安心は出来ません。「もう少し様子を見ましょう」と伝えました。「しゃっくりくらい」と最初に考えた事を反省しました。その後は全く発作は起きずに過ごしているそうです。めでたしめでたし、って『日本昔話』かよっ。
夜間の頻尿を防ぐ為に⑥睡眠3時間前に20分ほど下肢を心臓より上になるように仰向けになって欲しいです。立っていると下肢に水分が溜まっていて寝ると心臓への負担にもなりますから心臓や腎臓への負担軽減の為にも実行して下さい。しかし寝る前には⑦コップ1杯の水分補給をして下さい。ここでも注意が有ります。カフェインは無しの白湯、麦茶、ほうじ茶が理想。緑茶やコーヒー、紅茶が飲みたい人は少な目に。入浴ですが⑧就寝直前は避けて温めの入浴をして下さい。ヒトは深部体温が下がってくる時に良い睡眠になりますから2時間くらい前の入浴が理想です。⑨照明は間接照明が理想ですが暗めにするだけでも効果的です。しかし折角照明を気にしても⑩携帯、テレビ、パソコンの画面からのブルーライトは入眠の邪魔です。最低でも1時間前には止めましょう。そして就寝中は出来るだけ暗くして下さい。他には⑪踵の「失眠(しつみん)」を自身の拳で左右100回ずつ叩いて下さい。「えっ100回も」と思うかもしれませんがコレには理由が有ります。赤ちゃんは手足が温かくなると眠りのサインです。コレは脳の血液の多くが手足に流れて来た結果で大脳の働きが低下気味=熟睡のサインです。ですから100回叩くと手足に血液が集中するのとツボの効果の一石二鳥が得られるのです。そして平日の起床時間は⑫就寝時間がズレても起床時間は必ず同じ時間にして下さい。体内時計をリセットするチャンスです。また休日でも⑬起床時間は同じ時間が理想ですがズレても2時間迄にして下さい。服装は⑭Tシャツと短パンでもいいですけどパジャマが理想です。腹巻きと五本指の指先だけの靴下を忘れずに。どんな格好でもいいですけど締め付け無い服装でお願い致します。最後に目覚ましは突然の大きな音は良くありません。⑮静かな音がずっと鳴ってる物を使って下さい。そしてやっぱり⑯全快堂の治療ですよね。これを本格的な秋の到来前に始める事がずっと元気で暮らす秘訣です。
「そろそろ秋風が気持ちいい季節になって来ました」って言いたいよ!でもいつまでも暑いんだよ!すいません、取り乱しました。本当にまだ暑いですが確実に秋は近付いています。朝晩の空気はヒヤッとする時が有ります。もう少しの辛抱です。さて本格的な秋の到来前に準備しておく事が有ります。それは「良い睡眠の準備」です。秋は夏に酷使した身体をメンテナンスする絶好のチャンスです。この時期にメンテナンスをしないと越冬は風邪を引くなど体調不良に苦しむ事になります。毎年私は患者様に「何で風邪を引かないの?」と質問されますが答えは「馬鹿だからです」本当ですけど今回は「とにかく秋に充分寝る」です。しかし時間さえ長ければいいという訳ではありません。質の良い快適な睡眠をしなければなりません。投稿済みですが①「早寝早起き」で無くて「早起き早寝」の実行です。ヒトは起きると14~17時間後にメラトニンが放出されます。このメラトニンの放出量が質の良い睡眠にしてくれます。ですから②メラトニンの材料になる味噌汁を朝食に加えて下さい。そして前後しますが③起床したらなるべく早く最低5分太陽を浴びる、動いていて良いですし勿論直視する必要はありませんからカーテンをパッと開けて明るい部屋にして下さい。少しの運動も良いですから④5分~30分迄の息の軽く上がる程度の動きをしましょう。ただし呼吸が苦しくなる辛すぎる運動は逆効果です。昼食後は⑤15分~30分の昼寝を推奨します(ただし15時迄、以降は昼寝駄目)。熟睡する必要はありませんから眠く無かったら閉眼だけでも結構です。つづく
台風や洪水の時に必ず高齢者が「川の水位を見に行って川に流された」「田んぼを見に行って行方不明になった」という悲しいニュースを聞きます。「何でわざわざ危険な所に行くのかなぁ」と思いますが、一部の高齢者は我慢が出来ない心理状態になるそうです。危険になると自分の目と耳で確認しないと気が済まない心理状態に陥るらしいです。だから「思い立ったら即行動」と、なります。他には「強風になってきたので家を補修しよう」として風に煽られ落下したなんて事も聞きます。「風が強くなってきたので直ぐに補修しよう」と考えるらしいです。他に認知症の方を連れて歩いていると「ここで待っててね」と言っても言うことを聞かずに直ぐに動いてしまいます。それが認知症の方で無くても高齢になると、その傾向が強くなってきます。理由は「高齢になると多くの事を同時に考えられなくなる」事に原因が有るのです。①危険が迫っていると「今は分かっている」としても②「次に他の事」を考えると「危険が迫っている事」は忘れてしまい「次の行動」を優先してしまうのです。前述の①「台風接近しているから家が心配」②「直ぐに家を補強しよう」となって①だから危険という考えが欠落してしまい②が最優先となってしまうのです。年齢と共に心配が増大し制御が効かなくなってくる事を高齢者と暮らしている人は注意しなければいけません。時間の経過で人格が変わりますから「うちの親は大丈夫」だとか安心しないで下さい。子供も興味が有る事に注意が向いてしまい周囲が見えなくなります。高齢者の方は過去は立派な大人でも「子供に戻る」と思って失礼の無い範囲で接して下さい。
戦争が完全に終わって故郷に帰って無い人が未だに居ると言ったら信じますか?戦争中に精神障害と診断された人が兵士として8002人も強制出兵させられました。そのうち2018年の現在でも後遺症で3人が入院中で3人が外来で通院しているのです。徴兵検査の時点で明らかに不合格となる筈の方々が昭和20年には殆ど全員が合格者として戦地に送られました。調査書には「3歳児程度の知能」とか現在では禁止されている差別用語が羅列されて明らかに「不合格」となっていた書類が多数有ったにもかかわらず何故か戦地に送り込まれました。昔の日本陸軍は精神障害が無い人でも辛い苛酷な所です。加えて戦争末期の食糧難の時に武器や弾薬の支給も滞って、負け戦に継ぐ負け戦でイライラの捌け口は障害者に向けられたのは想像出来ると思います。帰国して何十年経過しても上官を恐れ悪夢に魘され、高齢になると恐怖体験が認知症を悪化させた例も有ったとの証言も有りました。戦争の記憶は生きている限り消えないと多くの帰国兵士が口々に語っていたとの証言が有りました。そんな事を「やらない」また、「やられない」為に抑止力の武力は必要なのかと近隣諸国の発言や行動を見ると考えさせられます。今度の総裁選は今後難しい舵取りをしなければいけないので「憲法」を守るのか否かも大事な焦点の一つです。何故かと言えば、先ず北朝鮮は未だに予測不可能ですしロシアは今でも世界各地で戦争に介入していますから北方領土からの突然侵攻が皆無を完全否定出来ません。韓国と中国は日本に対する考え方と着地点が全く違います。韓国はとにかく「日本を貶めたい」「自分達が日本より上に行きたい」「韓国に対して永遠に謝罪させたい」と考えているのに対して、中国は日本を世界から「軍事国家」と思わせて「自衛隊の武力を放棄」するように日本国民が自ら決断するように仕向け、その隙に日本の領土を占領して自国の資源の確保に繋げたいと考えていると私個人は考えます。米国の考え方は現在の大統領在任中は、非常に流動的なので数年間は「日本が有事の際に本当に安保が有効なのかの一抹の不安」を残しつつ世界情勢から一瞬たりとも目が離せないです。このように周囲は一触即発の状況なのに平和ボケの日本国民は「日本から戦争をするつもりはしない。だから攻撃される事も無い」と信じている人が多く居ます。そんな「オメデタイ人々」の為に現実を突き付けるには十分な元兵士の存在。平和な時代に過ごさせてくれた多くの犠牲者に感謝しつつ現在置かれている日本の状況を冷静に分析しつつ真剣に日本の舵取りを任せられるリーダーを選ばなければいけないと思いました(長文をお許し下さい)。