全快堂のブログを最初から読んでおられる患者様に『なげーよ(長い)』と言われてしまいました。本当にそうなんです。オオカミオヤジですが今度こそ400文字迄にします(希望的)。もし500文字超えたら二回に分割して投稿します(これは守り守れますよね)。また『力が入り過ぎ』との指摘も頂きました。毎回『絶対に凄い内容にしよう』と感じられますけど『軽い気持ちで投稿して一週間に二回くらい重い内容やショッキングな内容、また記憶して欲しい内容にすると良い』とのアドバイスも頂きました。確かに『何か伝えなくては!』と常に緊張感が漂うブログでは疲れるし結局、記憶に残らなかったりしますよね。緩急が有ればこそ良いブログです。アドバイスありがとうございました。
ヒトは動物なのに他の動物を少し低く見ていると思います。特にペットに関しては自分が餌をやらなくては生きていけないと考えています。それはヒトが動物の潜在能力を奪って自分達の土俵に引き摺り込んだ結果で有って動物本来の生命力は素晴らしい物が有ります。ヒトは脳卒中になると軽く無ければ半身麻痺になります。『麻痺は一生残る』というのが常識のようにあり、筋力低下や関節拘縮によって酷くなる事はあっても『良くなる事はない』というのが悲しい常識です。しかしそれは本当でしょうか?実験で猿や犬の脳の一部を傷付けて半身麻痺の状態にします。するとやはり暫くは半身麻痺になります。しかし動物は必死に動かない半身を毎日毎日動かし続けて健側と変わらないくらいに動けるようにしてしまいます。動物は医学的な知識が無いのに動かせるようになる。という事は結果的に人類より優れているのです。現代の医学が素晴らしいのは分かりますが絶対正しいかと聞かれれば答えられません。10年毎に発表される治療方法、手術方法は変わり、服用基準が変わる薬剤等、永遠に変わらないものは有りません。そうなると信じられるのは自分の身体だけです。私達は『動物』です。動く物ですから健康なら少し多めに動いて、病気になっても少しは動きましょう。ある患者様が40代でクモ膜下出血になり、出会った時はお世辞にも良い状態では有りませんでした。しかし動物の話を教えて『自分が信じないで治る筈がないだろう!』と叱咤激励のリハビリをして一年でかなり改善して米国勤務を言い渡された患者様がいます。別れるのは辛いですけど反面、社会復帰どころか第一線に戻った事は嬉しいです。皆さんにも『ターザン』の血が流れているんです(若い衆は知らないし、そもそもアレはフィクションですから、残念!)。そして休む時は森林浴が良いので緑の多い所に行って下さい。私は毎年『伊勢神宮』『熱田神宮』の巨大な木に暫く抱きついて元気を頂いています。すると一年間元気に過ごせます(信じる者は救われる)。だって『休』という字は『人が木に横たわる』と書きますから(お前は金八先生か!ゴルゴ松本か!)。気持ちいいですよ。信じるか信じないかはあなた次第です。P.S.野性動物は自然を破壊しません。偉そうな文明は自然破壊無くしては有り得ません。
患者様から御叱りを受けました。『ホペイロって何?』確かに老若男女の方々が読んで頂いていますから誰にでも分かるように書かなければいけません。心掛けていたのですが申し訳ございませんでした。私も全て分かる訳では有りませんがホペイロは『サッカーの裏方』で、特にスパイクの管理の仕事が重要です。選手によって前足の内側に重心だったり外側だったり後ろ足加重と違います。またグランド状態が季節や天候、芝の長さによっても違います。それによってスパイクを変えてケガ無く選手の最高のパフォーマンスが出来るように準備してくれる『縁の下の力持ち』のような存在です。そんな最高のホペイロが居てくれるから選手は試合の事だけに集中すれば良いのです。グランパスに在籍していた松浦氏は本田圭佑選手や吉田麻也選手等、一流の海外クラブチームに在籍している選手達からさえ『海外にもこれほどのホペイロは居ない』と言わせるほどの存在なのです。そんな素晴らしい貴重な存在を手放してしまう経済状態や成績不振は仕方ないにしても今までの松浦氏の貢献に対して感謝の気持ちを伝える言葉が有っても良いと思います。それは契約とかじゃなく人として最低限の礼儀だと思います。勿論、私がその場に居た筈も無いですから中日新聞の記事を基に語らして頂きました。マラソンに於いてシューズが大事なのは分かると思います。水泳の水着のようにサッカーにスパイクは大事な物です。スパイクの着地はとても重要で全身の疾患にまで影響を及ぼします(全快堂の患者様は分かると思います)。毎試合平均10kを走ると言われてるサッカー選手。グランパスの選手達が多くの故障に泣かない事を祈るばかりです。
グランパス14年間ホペイロとして務めた松浦紀典(のりよし)氏の今季限りの退団が決まりました。あれほど貢献したのに労いの言葉も無く。私は11月6日の投稿でグランパスに喝を入れたつもりでした。目が覚めて欲しい、これからも応援するに値するサッカーチームに戻ると信じて。勿論私のブログなんて見る訳が無いから変わる筈は無いですけれど、でも多くの人々から確実にメッセージが有ったと思います。にも拘わらず状況は更に悪化し今回は『二度とグランパスを応援しない』と宣言するに至りました。『選手達は好きです。しかしグランパスというチームが大嫌いになりました。アンチグランパスになります』。降格したのを監督をクビにして終わりとして、困った時だけ闘莉王を呼び戻し、そして縁の下の力持ちとして選手達から絶大な信頼を獲ている松浦氏と契約せず退団させる。全て入れ替えて再出発?笑わせるな!そんな考え方だから降格するんだよ。変革するのは絶好調の時で苦しい時は一丸となって動く。それで無ければ人は育たない。何故立派な人々が沢山居るのにアホな改革ばかりするのか不思議でならない。確かに監督やスタッフが変われば新鮮で初めのうち選手達は頑張るでしょう。しかし今までグランパスを応援してきたファンは置いてきぼりですか?『勝負だから勝てばいい。プロだから勝ってナンボの世界』そうかも知れません。でも私は今回のやり方には納得が行かないので私自身はグランパスを応援しません。たとえJ1優勝常連チームになったとしても。ホペイロ松浦氏は何処に行っても通用する超一流だと思います。必ず他のチームに入ってホペイロを続けてグランパスの関係者に『退団させて失敗だった』と見返して下さい。そしてもしこのブログをグランパス関係者が万が一読んでいたら今からでも松浦氏と契約して下さい。
小説家『中上健次』氏を知っていますか?知らないのはたぶん私くらいですね。私は全くと言って良いほど小説を読みません。本が嫌いで教科書さえも開いた瞬間に熟睡出来ます。中上氏は芥川賞を受章した和歌山県出身の小説家ですが、小説を読まない私が小説どころか小説家自身に興味を持つなど想像出来ませんでした。また『オリュウノオバ』という実在した人をモデルにした小説ですけど、極貧で教育を受けられず読み書きが出来ないので全ての事を暗記しているという驚き。記憶が無ければ生きてきた人々の歴史、過去が無かった事になってしまうという悲痛な思いと、その人が生きた証しを残さなければという使命感が心に突き刺さりました。生まれた土地で最初からハンディを背負ってマイナスから始まる理不尽な運命に立ち向かう人々。私の知らない、私の想像を遥に超えた現実。今を生きる日本人として知らなければならないと思いました。しかし今回もテレビのお陰で偉大な小説家の人生のほんの一部を知る事が出来ました。そして益々『中上氏』に興味を持ちました。皆さんも読書しましょう!(お前が言うな)。最後にこの話には続きが有ります。1890年9月16日未明に和歌山県沖でエルトゥルル号(トルコ)海難事故が有りました。その時に貧しい和歌山の村人達は見返りを求めず、ただ目の前の人を救いたいという思いで食べる事さえ難しい、一日漁を休めば食べれない程の極貧生活の中で漁を何日も休み海難事故の救助、捜索、後始末を続けて618名の乗組員のうち69名を救助して祖国に帰しました。それから95年後に有名なテヘラン邦人救出劇が有りました。9000kmも離れていて尚且つ日本政府に見捨てられた日本国民はトルコ政府とトルコ国民に救われます。それはココで語るには勿体無い、世界に類を見ない感動の秘話が有ったのです。勿論直接中上氏とは全く無関係の話ですが私が言いたいのは当時外国人を見た日本人はどれ程驚いた事でしょう。しかし『何処の者でも構わん。助けなアカンのや!』と助けた名も無き差別の無い人々の真心を持つ和歌山県民が結果的に95年後に多くの日本人を救ったという事です。そして今でも驚く程、親日の国トルコ。異国の人でさえ差別しないのに同じ日本人で有りながら未だに差別する日本人。恥ずかしい。『天は人の上に人を造らず。人の下にも人を造らず』。『海難1890』(東宝)を観て考え方を変えて下さい。
自然も生命も常に動く。そしてヒトの成長・老化は止まらない。庭園でも建物でも完成した瞬間から壊れていく(日光東照宮の柱は一本逆になっています)。完璧は有っても一瞬である。身体も同じで『完治した』は常に流動的です。生まれた瞬間から死に向かって行く人類は成長し、治った瞬間から壊れていくのです。細胞レベルでは『死と再生』を常に繰り返しています。枯山水には石と石の間に空間が有ります。あの空間が少し狭くても広くても良くないのです。身体も余白が必要ですが『身体の余白とは何か?』となります。それは生命力に任せる余地を残した治療だと私は考えます。治療家の想像を超えた動き、痛み、治癒力に任せるべきなのです(痛みは制御の為に必要悪)。例えば間違った身体の使い方で痛みを発症したとします。それが身体からのサインなのです。しかし正しい使い方を学習する前に痛みを無くしたとします。すると人は治ったと勘違いして何も学習せず間違った使い方を続けてしまいます。食事もまた然りです。痛みを取り去るだけの治療は治療家のエゴで有って患者様の身体の為にはならないと思います。枯山水に空間が有るようにハンドルにも『あそび』が有ります。治療にも余白は必要で完全を求めたら駄目です。治療家の想像を超えた人体の回復力、動き、治癒力、そして生命力に任せるのです。東洋医学は自然治癒力を促す事が基本です。だから未知の病気や症状にも対応出来るのです。全快堂も治癒近くまで誘導して最後は患者様の身体に任せます。その人に合った運動、睡眠、食事を毎回必ずアドバイスします。すると身体は自然と回復して行きます(生きます)。まさに生命力の奇跡に触れた瞬間です。全快堂の患者様なら理解出来ると思います。投稿も削ってダラダラ書かないように努力します(無理ですね)。
続きです。『1日30品目食べて腹八分目をゆっくり「よく噛んで」食べる。それによって唾液(第一消化液)を沢山出す』のが健康になる食事です。更に付け加えれば加工食品は添加物や塩分が多く控えたいですね。また調理温度も高温は避け100℃迄が理想です。しかし恥ずかしながら私は全く出来ていません。言い訳っぽいですが何でも完全は疲れます。完全をこえた不完全の美が有るように健康もストイックに成り過ぎない。削ぎ落とした美=枯山水=無駄を省く庭園でも痩せ過ぎのモデルや極端なダイエット、ましてや拒食症はいけません。また全ての事に共通ですが固定観念に捕らわれない自由闊達な発想が大事だと思います。何故なら医療の常識や薬の服用基準は10年位で見直されますから昨日迄『この数値は薬が必要』と言われたのに『今日からは不要』という事が有るのが現在の医療です。正解が不正解だったり、またその逆も然りです(例えばコレステロール値)。庭園でも身体でも感性を信じる事も必要です。例えば『頭が痛い。いつもとは違う』と思ったら病院に行くべきです。『酒が美味くないなぁ』と感じたら注意するべきです。自然は常に動く、ヒトの成長・老化も止まらない。見た目は同じ身体でも昨日と同じ状態では無いのです。庭園でも建物でも創作された物は完成した瞬間から壊れていく。ヒトの身体は20歳迄は余程の事が無い限り、手を掛けなくても良い方向に成長します。ただ問題はそこから。また20歳迄に注意するべき事は『姿勢』です。姿勢が悪くなると治すのに相当な努力が必要となります。立位、座位、歩行姿勢等は骨の構造にも関わってきますので特に注意が必要です。つづく
『チャゲ&飛鳥』の大ファンでした。今でも歌は聴きます。だから残念です。しかし報道を観ていると『ブログが長文で更新回数が多い』『盗撮された(2016年6月5日投稿)』と共通点が有り、私は家族に『俺は薬をやってないから』と言ったら『あれは金の有る人がやるの。貴方には金が無いんだから』と一蹴されました。患者様から『いつも無駄に元気でハイテンションだけど、なんか薬やってるんじゃないの?』と冗談で言われます。薬物をやってないと家族に信用されてるんだから喜ばしい事ですが、信用のされ方が悲しかった気持ち分かりASKA?じゃない、分かりますか?すいません。次回ブログは『無駄を省く2』です。P.S.最近このブログを読み始めた患者様へ。『院長ブログ(緑)』の部分をクリックしますとブログだけ羅列されます。
『Eテレ』で初めて桝野俊明氏(禅僧、庭園デザイナー)を知りました。話を聞いていて全快堂治療との共通点を勝手に多く感じました。庭園を設計すると『これを置きたい』『これを植えたい』と付け加えてしまいそうです。しかし日本庭園に関して言えば究極の美は現代でも多くの人々を魅了する『枯山水』に代表される無駄を省く考え方です。削ぎ落とし限界まで物を無くして残された物の美しさに人は惹かれてしまうのです。削ぎ落としは『禅の教え』そのものです。ここで少し話が逸れますが今、巷で物を持たない主義の人が増えているとか。掃除、整理整頓のブームから始まり断捨離に移行して最終的に物を持たない。某有名な第一人者はネットではカリスマ性を高めているらしいですが住まい周辺では結構、評判が良くないとか。調味料や様々な道具を近所に借りに来るらしいです。いくらなんでも最低限の必要な物は置いとかないとねぇ。逆に物が有り過ぎる究極は『ゴミ屋敷』ですが、どちらも出来るだけ周辺に迷惑を掛けないようにしなければ駄目ですよね。話を元に戻して以前『現在の健康ブームはプラスする健康』として批判させて頂きました。「アレを食べれば」とか「コレの代わりにアレをプラスする」とかです。それは企業が商品を売って儲ける必要が有るので当たり前になっています。しかしマスコミ主導(スポンサー企業、視聴率)の健康と別れて『本当の健康』=『マイナスの健康』を取り入れる時期に来ていると思います。現在の日本に限って言えば生活習慣病と言われるものは食べ過ぎが引き起こしています。アルコールも呑む必要は無い。喫煙も。それだけで日本の国民は5分の4は健康になると思います。ただし間違って欲しくないのは『1日1食にする』とか『炭水化物を食べない』とかでは無くて『1日30品目食べて腹八分目にする』という身体に必要な食材は摂りつつ偏らず食べて満腹にはしないのが理想です。そしてゆっくりよく噛んで食べる事。つづく
感染症が本格的に流行ってきました。何度も書いていますがウイルスは粘膜から侵入するんですよ(『ですよ、ですよ、で・す・よ』って芸人居ましたよね)。乾燥する→目が乾く→目を擦る→ウイルス侵入→感染完了。『腸が健康なら免疫力で跳ね返します』。しかし目の粘膜から侵入してしまえば免疫力が強くても限界が有ります。食べ物に付着したウイルスは口から入ります。胃酸がいくら強くても、よく噛んでいないと食材がドロドロになるまで消化出来ないので全てのウイルスに胃酸の滅菌力は浸透しません。よく噛み砕いて胃酸に晒され腸に入って来れば免疫力は効力を十分発揮出来ます。ここでもよく噛む理由が有りますね。消化器とは『口から肛門まで』ですから噛んで第一消化液であり殺菌力のある唾液を沢山出して胃に送り込む噛んで唾液を沢山出すことは口臭予防、歯周病の予防、ドライマウスの予防、肥満予防に繋がります。勿論口から入るのは食べ物ばかりで無く『口呼吸』でも侵入します。ボーッと口を開けとくと唾液が乾燥しますから最悪です。『口と財布の口はしっかりと閉じましょう』ね。男性は『チン入注意』(以前のブログ見返して)。鼻毛が出ているのは嫌だけど鼻毛も立派な役目が有ります。チリや埃をブロックしています。他に鼻の粘膜を触る時は手洗い後にお願いします。『乾燥なら加湿でいいんじゃないの?』そうなんです。マスクは良いです(ただしウイルスのブロックは出来ません)。加湿器も良いです。しかし加湿器を活用してもウイルスに水分が付着して重くなりウイルスは床に落ちるだけで死滅しません(乾燥すれば再び空気中に浮遊します)。ですから加湿して暫くしたら床に向かってアルコール系消毒液をスプレーして拭き取って欲しいです。それでもノロウイルスには効きません。最後に『クドイ!』と言われそうですが、やはり『腸』。風邪予防から『がん予防』に至るまで、とにかく腸に始まり腸に終わると言っても過言ではありませんので快腸にして下さい。