昨日の投稿では国家資格を全面否定するような内容になってしまったので本日の内容は題名の通り『柔道整復師(柔整師)の必要性』を一般的な正論では無く違う角度から投稿します。以前投稿した『無駄な動きの必要性』で本能的に大人は、疲れない動きをせず最小限での行動をするから必然的に同じ筋肉を使ってばかりになり、たまに違う動きをすると日頃使っていない為に、直ぐに筋肉痛になります。しかし非日常のその動きさえも長く動けて疲れにくいようにする為に赤筋を使っているので筋肉痛が白筋を使う子供に比べて遅くなって来るのです。要するに高齢者の日頃使わない白筋は最も使われない筋肉という事になります。このような事から転倒時に大怪我をする事が容易に想像出来るのです。『相田みつを』さんが『柔道は負ける事から練習する』と言った『柔道の受け身』は転倒した時に役立つ最も有効な手段と言えます。それを基に創られた『柔道整復師』という資格は『受け身、痛み、整復法』の全てを知っているので高齢化社会に無くてはならない存在。毎日の施術の中で柔道技の『足払い』を教えて咄嗟の転び方を教え最小限のケガで済むように指導して更に一歩進めて『バランスの重要性』を教えて転倒防止に結び付け無ければなりません。全快堂では自分のバランスの片寄りを自らの目で実感してもらい10秒ほどでバランスが最適な場所にくる運動を指導して毎日自宅で転倒し難い身体作りをするようにしてもらっています。これも転倒=受け身が導く考え方なのです。また本来鍼灸あんまマッサージ師は盲目患者様の社会進出の為に創設された分野で有ります。従って健常者(この言葉により盲目及び弱視の方を差別するような表現になりますがお許し下さい)が職域を荒らすような事をしてはいけません。もしも訪問介護に鍼灸あんまマッサージを手広くやるなら盲目及び弱視の方々を積極的に雇って、決して搾取するのでは無く、その方々の高収入に繋がるような方向に持って行かなければいけない、健常者の資格者が障害の有る方々と共存共栄出来る状況を建設的な考え方で創るべきと考えます。その為に全快堂も訪問介護の保険請求を考えてはいますが現在は時期早尚と考えて踏み込んでいません。今回も長文になってしまいました。すいません。
新聞掲載を受けて禁断の内容ですが今さら投稿するか無視するか悩んで遅くなりました。毎日何回も電話が鳴ります。確実に何かが動き始めている感じがします。損害保険会社から交通事故患者様の依頼の電話、他の接骨院からの転院や患者様自身からの問い合わせが急に増えています。これは保険治療の不正請求の取り締まりが近いのかも知れません。接骨院に同じ部位(膝、腰等)で、ずっと通院していると一般的には6ヶ月が限界と言われています。だから『傷病転がし』という方法をします。『私の通院している接骨院はずっと膝に電気、マッサージをしてもらっている』という人が来院されました。それは3ヶ月~6ヶ月で書類上の請求部位は変わっていると思います。その方は『整形外科でも膝を治療してもらっている』とも。同一部位の治療は認められないので接骨院で膝を治療しても、やはり書類上は請求部位が違う筈。そもそも接骨院は急性疾患しか治療してはいけません。急性の定義が難しいですが私個人の考えでは痛みを感じて半月くらい迄に来院すれば保険適用(すいません現在『全快堂』は保険治療はしていません)と思います。また肩凝りや頭痛、慢性化した疾患の治療は接骨院では認められていません。そこで『口裏合わせ』が行われている接骨院も有ります。『ずっと前から痛みます』と言われれば『昨日、何か持ちました?』と質問します。他に『いつもと違った事をしませんでしたか?』『階段を上りましたか?』『少し長く立っていませんでしたか?』色々質問をします。そして何かに該当すれば『それが原因です』となります。すると肩凝りや頭痛の病名が急性捻挫となります(ただし急性は正しいとも言えます。動く度に関節には外力が加わるので常に動く=急性捻挫とも言えます)。全快堂も開院当初は保険治療を試みました。しかし最初から厳密に質問するので殆ど『保険不適合』となり『自費治療になります』というと『他の接骨院では保険治療なのに説明して!』と。そうすれば他の接骨院の考えを説明しなければならない場合も。それが嫌で保険治療を止めました。患者様の負担を減らす為に鍼灸や出張治療でも保険治療を考えました。しかし柔整師、鍼灸師の保険治療では、私には力不足で納得出来る精一杯の治療が出来ないので仕方なく自費治療の道を選びました。昨日は『精神保健指定医の89人取り消し』と、歯科業界(例えば保険で作り替える入れ歯作製には一定期間が必要)、柔整師や鍼灸師だけで無く安全と思われた医師の業界にまで斬り込む事態に発展して来ました。もう安全な聖域は存在しないという本気度が伺えます。因みに『はり、きゅうマッサージの保険治療、訪問施術保険治療』返還請求額は平成11年度1.4億円、15年度2.1億円、16年度は既に8千7万円で適用患者数の増加とは合いません。今回明らかになった不正は全体の一部と報道されています。最後に大半の柔整師、鍼灸師、歯科医そして医師は勿論真面目に保険請求しています。ただし今後は自費治療が増えていくと思います。
長谷川豊氏のことを10月6日のブログに書きました。大変な反響でした。『アレは無いわ』『ちょっと酷いんちゃうかなぁ』と。長谷川氏は確かに言葉足らずだったと思えます。でも後日、何故あそこまで酷いコメントをしたか、その真意が分かりました。透析患者様の中には色々な人が居ます。以前から透析患者様に疑問を持っていたところ、たまたま透析の現場に行った時に看護師の方に暴言や暴力、お尻を触ったりと酷い光景を見てしまったそうです。その勢いのまま発信してしまったそうです。体が弱く徐々に衰えている人は謙虚な人が多いのに、好きな物を食べたいだけ食べて、好きなお酒を呑みたいだけ呑んで、嫌いな運動は言われても全くせず医師の指導は完全無視。しかし病院は『年間一人500万円が死ぬ迄確実に儲かる』『機械に繋げれば4時間何もしなくていい』『食生活を含む生活習慣の指導は点数が低く透析患者が増えれば比較にならない程の利益を生む』『患者は減るどころか増える一方』と患者様=ドル箱と考えているかのように思える。このまま医療費が増え続ければ国民皆保険は破綻する。その前に出来る事は何か?それをあの様な発言にしてしまったそうです。そして『ではどうすれば良いか?』を提案していましたので紹介させて頂きます。健康保険を運転免許のような点数制度にして医師から注意を受けたら(点数は仮)マイナス1点、病名が付いて投薬治療が始まればマイナス2点、更に酷くなり手術が必要ならマイナス3点というようにして点数が無くなったら保険診療は終了で自費治療になるという様な提案をされていました。この方法は改善点が有り全面的な支持は出来ませんが今後の保険診療存続の為には非常に興味深いと思いました。実のところ全快堂の患者様方は既にその方法をやっているからです。私から好きな食べ物(甘い物、油物、冷たい物、アルコール等)を制限され、嫌いな運動を指導され生活習慣の隅々迄、まるで口煩い姑のごとく言われているだけで無く『痛い、熱い』治療を我慢しているにも関わらず更に自費で治療を受けている人の集団だからです。その結果、以前投稿しましたが何年も前に透析を宣告されたにも関わらず現在も透析せず通院している患者様がみえます。大学病院では診察の度に褒められているそうですが全快堂では注意の雨霰。それでもその患者様は全快堂に通院して頑張っています。私はいつも『今日も酷い事を言ってしまったなぁ』と自分を責めています。そんな患者様が居ることを厚生労働省は知って欲しいものです。長谷川氏の発言は確かに考えさせられるところが有ります。今後は彼の発言と医療業界の動きを注意深く見守りたいと思いました。
また他の接骨院に通院中の交通事故患者様から電話が有りました。『他の接骨院は結構スレスレの事をやっているのかなぁ』と思ってしまうほど頻繁に他の接骨院で揉めてる患者様から電話が有ります。以前は損害保険会社の方から『他の接骨院に通院していた患者様ですけど全快堂で治療してもらえませんか?』と、やはりトラブったらしく依頼されました。柔整師の方が、もしも読んでいましたら御願いします。『柔整師が不正を働けば自分の首を自ら絞める事になります。真面目にやりましょう』御願いします。私は鍼灸師ですが柔整師でも有ります。だから色々分かります。でも他の柔整師の方の事を考えて、後輩達の事を考えて保険治療が続けられるように、交通事故治療が続けられるように、しっかりやっているつもりです(注:全快堂は保険治療していません)。何が『ごもっとも』かと言えば(患者様が電話での会話を聞いていて言われたんですけど)他の接骨院で揉めて整形外科でも揉めて損害保険会社に『診断書の提出』を言われたが整形外科が書いてくれないという相談に対して『他の整形外科』を紹介して円満解決の為に今後必要となるであろう『弁護士』を紹介して、どちらも『全快堂に紹介されたと言いなさい。そうすれば親身になって対応してくれるから』と伝えて名前も聞かず当院に通院する訳でも無く、だから勿論一銭の儲けにもならず忙しい診療中に他の患者様達に待っててもらって電話を切って治療に戻ったのを患者様達が一斉に『先生、お人好しにも程が有るよ。損得で動かず常に人助け優先する人だから私達は先生の所に来ているけど(ここまでは良い気分になって聞いてたら)待たされている患者の身にもなって下さい。急病患者が居たら、急いでいる人が居たら今の電話してましたか?』と久々に患者様達に『ごもっとも』な意見を言われてしまいました。私は『自分がいい格好したかっただけ』の自己満足の対応でした。先ず目の前の全快堂の大事な患者様を優先するべきでした。反省しました(反省するだけなら猿でも出来るぞっ!)。すいませんでした。最後に、柔整師の将来に栄光あれ!
難しい内容が続きましたので『どーでもいい』話題なので忙しい人は読まなくていいです(ごめんなさい)。以前から使われていた言葉ですが、某テレビ番組の影響で『before』『after』という言葉が頻繁にメディアに登場します。そこで衝撃的な話を聞きました。患者様が騙されて欲しくないので勝手に大事だと思った事は繰り返します。400回を超えると患者様が最初から全て読んでいるとは限らないので一度書いた話題でも承知して書きます。『いよいよボケたか?』と思われても患者様の為なら。そういえば『人の為』と書いて『偽(いつわり、にせ)』だから騙す奴等は『あなたの為だから』を頻繁に口にします。結局『自分の為』だから本当に信じて良い人なのか見極めて付き合って下さい。やっと本題へ。『必ず痩せる!』とbefore、afterの写真が掲載されている雑誌を見る事が有ります。『凄い、確かに同一人物だから本当に痩せるんだわ』と信じて買ったのに雑誌とは程遠い結果に。そりゃ間違いなく同一人物です。だけどbeforeとafterが逆の場合が掲載されている事も。痩せている時に撮影して『食べて食べて食べて』そして『太って太って太って』撮影する。痩せている時がafterで太った結果をbeforeに入れ換えれば完璧なダイエット完成。まさに『信じるか信じないかはアナタ次第です』よ。ダイエット関係は器具でもサプリメントもDVDでも売りまくって荒稼ぎして後半は叩き売って撤退する。そして長期間売っていると消費者庁や厚生労働省等から指導が入り罰金を支払うけど売上げから考えれば微々たるもの。日本人は最近増えた訴訟とは言え、ダイエットで痩せないからと訴える人は皆無に等しい。例えばB隊長(ゴメンナサイ)のキャンプに入隊した人も多いのに、いつの間にか除隊して。でも誰も文句言わないでしょう?『痩せてるモデル使っているけど本当に続けるとスリムになるの?』『B隊長、あなたリバウンドしてるよね?』と。海外なら訴訟もあり得るけど日本人は『自分が続けなかったから悪いんだよ』となります。でも運動で痩せるのは大変良い事です。だからB隊長の名誉の為に『B隊長の運動は続ければ痩せます!』から。色々書きましたが『さぁ厚着の季節で安心せず寒風に負けずに頑張ろう!』オウっ!
言わなくても分かっている事ですが世界の指導者達が右傾化しつつ有ります。米国も例外では有りません。トランプ大統領候補も右寄りです。予想では誰もがクリントン候補で決まりだろうと考えています。しかし、もしもトランプ氏が米国大統領になったら日本はどうなるのだろう。大変な事になると考えられます。円の暴落、国債の暴落、日本経済の崩壊。在日米軍の日本撤退。それに乗じて中国、北朝鮮が動き出す。遅れてロシアも動き出す。考えただけでもパニックになりそうです。だからクリントン候補に絶対勝利してもらわなければなりません。しかし米国には大きな変化を考えている人が意外に多く『トランプ氏は嫌いだけど変化を求む』とか『自分の仕事を奪っているのは移民であり排他的な考えを推し進めるべき』という過激な思想の持ち主達もトランプ氏の応援に回っています。だから投票日に大規模な停電や悪天候の影響等、突発的な出来事で投票率が下がったりしたら『ひょっとする?』かも知れませんよ。それに投票日迄に大規模なテロが米国で発生した場合はトランプ氏には有利に働く結果に。とにかく日本にとって最悪の結果にならないと良いですね。今からでは間に合わないけど米国民になってクリントン候補に一票投票したいです。
『誰でも出来る筋トレ』より実は『誰にでも出来る効果的な簡単筋トレ!』という題名にしたかったんです。なんか凄く売れそうな本のタイトルみたいですね。しかし本当に簡単で凄く効果が有ります。最近同業者の方も読んでいるので少しだけ専門的な話をさせて下さい(飛ばして構いません)。筋肉の収縮の変化には①コンセントリック収縮(短縮性収縮)②アイソメトリック収縮(等尺性収縮)③エキセントリック収縮(伸長性収縮)④等張性収縮⑤等速性収縮が有ります。①はダンベル等を持ち上げる時に起こる筋運動です。②はダンベルを動かさずに同じ位置で持ち続ける時。③は重いダンベル(自分の筋力以上の重量)を渡されて同じ位置で保持しようとしても出来ず抵抗するも徐々にダンベルが下がってしまう状態です。④⑤は特殊なパターンなので今回は省略します。今回、私が投稿したいのは③エキセントリック収縮です。『腹筋』なら膝を立てて座位姿勢から出来る限りゆっくり背中を床に着ける(ソフトランディング)。仰向けになるのですが、上述の通り『出来る限り抵抗して、ゆっくりゆっくり背中が床に着くように頑張る』筋トレです。腹筋運動の逆の運動になりますから起き上がれない人でも出来ます。『腕立て伏せ』なら膝を着いての四つん這い(馬の姿勢)になります。出来る人は膝を床から離して出来る限りゆっくり胸を床に着けるようにします。胸が床に着くギリギリ迄、ゆっくりゆっくり粘ります。『スクワット』は立っている状態から自分の膝くらいの高さの椅子に出来る限りゆっくりゆっくり腰を下ろしていきます。スクワットに自信の有る人は膝よりも低い椅子を使って下さい。どの運動も楽な状態から始めるので『誰にでも出来る』となります。また③エキセントリック収縮は効果が早く分かり易い筋トレなので是非挑戦して下さい。『コレを初めに本を出して印税生活しようかなぁ』って世の中甘くねぇよ!
いきなりオヤジギャグで始まりました今回のブログ。本日も絶好調、『舌』好調でございますと古舘伊知郎氏のような語り口ではございますが、さぁ~いよいよ本題に入って参ります。さて真面目な話です。私はマラソンを少々かじりましたので靴に関しては少しだけウルサイです。42km走つていますと靴の僅かな不具合が苦痛(靴~)に繋がります。ヒトの左右の足の大きさは若干違うので大きな側の靴を購入するのですが、マラソンでは更に5mm程大きめを購入します。それが夏のレースだと1cm程大きな靴を購入します。走っていると腫れてきてサイズが大きくなるからです。靴の構造ですが踵と底がしっかりしている物が良いです。また競技によって違いますが捻れにくい適度な固さが欲しいです。私はマラソン靴はasicsが好きですがNIKE、adidas、newbalance、ミズノ等、素晴らしい靴が沢山溢れています。しかし大事な事は各メーカーのラインが親指と小指の付け根の辺りに有って走る時に靴が曲がるのを適度に制してくれている事です。ですからラインが布地で無ければ意味が無くプリントされているような物は問題外です。有名ブランドの靴のラインは同様の位置付近に集中しています。ちゃんと意味が有るんです。また紐を縛る時は踵をピッタリ合わせてから毎回必ず足先の紐から丁寧に緩みが無いように、しっかりと引っ張ってから縛ります。まさに足と靴が一体になって始めてスタートラインに立てるのです。そこでもしも緩みが有ればマメを作ってしまうかも知れません。また靴下は5本が独立して動ける物が良いでしょう。『中日新聞』を見た人は昨日の新聞に子供の靴の事が掲載されていましたので、それも読んで欲しいのですが、先日の勉強会で講師の方が『日本は下駄文化だから靴を履く脱ぐは簡単=素早いのが当たり前』と。子供が靴を履こうとすると『早く履きなさい!』と怒っている方を見る事が有ります。でも本来、靴は丁寧に履かなくてはいけないので時間が必要なんです。下駄は足先が重要で、その名残か子供が靴を履く時は爪先をトントン地面に当てていますから上述のように踵トントンは見た事が有りません。そして下駄はサイズがアバウトだから多少大きくても小さくても履ける。この考えが日本の子供の靴選びを厳格にしなくなって軽んじているのかも。親は『どうせ直ぐに大きくなるから大きめの靴を買っとこ』と。それが将来、巻き爪や外反母趾やO脚を助長して腰痛や肩凝りに迄発展して行くのでは?もう少し自分の靴についてファッションで買うのでは無く合った靴を選び、履く脱ぐ時に丁寧にしても良いのではないでしょうか?それが全身の絶好調に繋がります。
完璧なヒトは居ませんが病的な不整脈はいけません。色々な心疾患(心房細動、心臓弁膜症、洞不全症候群等)になります。また動脈硬化は高血圧、喫煙、糖尿病、脂質異常等からなりますから、こちらも注意が必要です。不整脈と言われたら聞き流さずに『心房細動』か尋ねて、『はい』と言われたら血圧を130以下にキープして下さい。『t-PAが有るから大丈夫』と思わないで下さい。使えない場合が有るからです。①4時間半という時間の壁②脳出血した事が有る③吐血、下血の経験が有る④大きなケガ、手術の経験が有る⑤カテーテル治療をした事が有る等に該当する場合はt-PAは使えない事が考えられるので安心してはいけません。また性差では女性ホルモンの関係なのか断然女性のエコノミークラス症候群は多いです。被災地では仮設トイレという環境と自分は我慢しても両親、子供の世話を優先する為に40代~50代女性の発症が郡を抜いています。日本人は外国の方に比べて発症し易い筋肉の状態です。しかし驚きの事実は飛行機内よりも被災地よりも遥かに手術後の病院での静脈血栓症(深部静脈血栓症、肺塞栓症)が多い事です。確かに病気が有るから入院するのですが確率を比較すると12時間以上の飛行時間1万人に対して0.0477人。一方、開腔・開胸手術1万人に対して7.75人という統計結果も出ています。特に脊髄損傷、重度外傷、整形の下肢の手術48時間後は高確率で発症する事が分かっています。勿論人工関節という異物が体内に入れば確率は更にアップします。排便排尿時、安静解除後の初回歩行時、ベッドの上での体位変換時は危険です。また妊娠出産時も危険で初期の悪阻(つわり)、安静がホルモンの関係で危険。帝王切開は自然分娩の7~10倍の発症リスクです。予防の為には歩行、ヒラメ筋運動、エアーマッサージと血栓予防薬が良いです。弾性包帯を使用する方が居ますがシワが寄ったら駄目ですので注意して下さい。最後に遺伝的に血栓症を繰り返す人が居ます。身内の既応歴に注意です。まだ血栓症について書き足りない感が有りますが、とりあえず今回はコレにて終了します。また血栓症で続編を期待して下さい。
昨日、若い女性から『交通事故の治療をお願いします』との電話が有りました。そして驚きと落胆と納得しました。『えっ、そちらは整形外科じゃないんですか?』まぁそれは仕方ないですけど『接骨院は駄目と言われています』だって。確かに不正請求が新聞を賑わせている柔整師(接骨院)。だから損保会社としては接骨院には行って欲しくないと思うのは理解出来ます。でも嘘は駄目でしょう。損保会社は倫理上、加入者が加害者でも被害者でもを保護しなきゃいけないでしょう。それは情報でも同様で嘘を教える事は回り回って加入者保護にならないでしょう。私はそんな会社は信用しません。『それは個人の意見だから』と言い訳しても、社員教育が出来ていない会社の体質と思わざるを得ないです。だから私はその会社を信じません。今後『S会社』は酷い会社と聞かれたら応えるでしょうね。