若い人は知らないだろうけど昔は蟯虫検査というのか有りました。先日『肛門の嘆き』を投稿したら『怖い話ばかりじゃなくて、たまには砕けた内容にしてよ』と言われてしまいましたので少し。その前に蟯虫検査が無くなった理由は『蟯虫が最近少く(1%以下)なったから』とか『青いセロファンの部分が発ガン性が有る』とか噂が有りますけど真相は分かりません。誰か厚生労働省に聞いて下さい。私の中では最近の野菜作りに人糞を使わなくなった事と飲料用の井戸水の使用が減ったからと勝手に解釈しています。では始めます。あの『ペッタン』行為は朝イチやらなければなりません。何故なら蟯虫が体内に居る人は、夜中に蟯虫のメスが肛門から出てきて卵を産み付けるので朝イチが最大のチャンスなのです。だからペッタンとなる訳です。しかし幼小期ならともかく、ある程度成長してくれば肛門を見られるのは親でも恥ずかしい。そこで自身で挑むのです。しかし朝イチだとボーっとした頭でやればポイントがズレてしまう可能性が有ります。また最大の恐怖はセロファンが捲れている事に気が付かずに指がそっと肛門に触れてしまった時に、まさに『しまったー!』となった恐ろしさは『お化け屋敷』に匹敵する恐怖です。しかしこの内容を『必殺!仕事人』のテーマ曲を聴きながら投稿しているので一人で盛り上がっています。最後になりましたが、ここで私のどうでもいい名誉の為に申し上げておきます。この内容は私が経験したのでは無くて、あくまでもフィクションですので。ああ7月が終わってしまう。
最近は誰でも症状を言い当てれるような感じです。それほど患者の皆様が同じ症状なのです。『かぜ』か『寝不足』なのです。暑くて寝苦しい日々が続いているので寝不足になります。寝不足になれば免疫力が下がり風邪を引きやすくなります。また暑いからと窓を朝まで開けて寝ていると明け方は冷たい風が身体を包みます。そうなれば風邪を引きます。我慢出来ず低めの室温設定でも一晩中のエアコンで風邪を引きます。だから『風邪じゃ無ければ寝不足』となります。また消化不良も非常に多いです。喉が渇いて一気に大量の水分摂取を摂れば胃酸が薄まります。そこに食べ物が入って消化は不十分となります。またアイスクリーム、かき氷、スイカ等の冷たい食べ物や、食欲が無いからと口当たりの良さから冷や麦などをよく噛まずに胃腸に流し込む。胃腸の中は胃酸が薄く消化能力がガタ落ちなのに、冷たい食べ物や未消化の食べ物でカオス状態。エネルギーを補給し無ければガス欠=夏バテなのに消化吸収は望み薄。そもそも夏に出来る食べ物は陰陽から言えば物自体が冷たく無くても身体を冷やす陰の食べ物ばかり。にも関わらずエアコンの効いた部屋で全く動かず冷たい飲食をしながら甲子園観戦。『スタンドは暑いだろうなぁ』って暑いわ!それでいて『あんまり動いて無いのに身体がダルくて夜も寝れません。どうしてですかねぇ?』って当たり前だよ!改善策は、冷たい飲食を控えて朝夕に少しは外に出て散歩する。またはイオン等のショッピングモール内を歩く。図書館や市役所、区役所迄歩いて現地で休んで帰ってくるのも良いです。日本人に生まれたからには四季が身体に染み付いているのに年中常温の快適生活は逆に身体には悪いです。また夏に冷たい飲食は野生動物には有り得ません。また、ほんの150年以前の人には考えられない事で、ヒトの身体の進化が追い付きません。やっぱり夏には熱~い味噌煮込みか鍋焼きうどんでしょう。消化がいいしホッとしますよ。試してみて下さい。
では最終回は『前立腺がん』と『肝臓がん、膵臓がん、胆管がん』です。最大の症状は頻尿です。正常な排尿回数は1日8回と言われていますが元プロボクサーの竹原慎二氏は前立腺がんになった時には1日20回程の排尿だったと振り返っています。酷い時には排尿15分後には排尿を我慢出来なかった事も。他には尿が出にくい症状の人もいます。しかしどちらも『前立腺肥大』と同じ症状なので区別がつきません。男性は年齢が上がると前立腺が肥大しますから『年だから仕方がない』と思っていたら実はがんだったというケースも有ります。と教えて下さるのは昭和大学藤が丘病院副院長・佐々木春明氏です。病院で受診するとPSA検査という血液検査が行われます。早期の前立腺がんでも、ほぼ100%この検査で見つけられるとの事です。前立腺がんは進行が遅く『おとなしいがん』と言われています。しかし進行すれば勿論転移します。それも骨への転移ですから治療が難しくなります。時折、がんが骨に転移してから肩の関節などに違和感を覚えて整形外科を受診して、レントゲンを撮ってがんが発覚するケースも有るようです。全快堂にもPSAが高い値を示して告知された方が来院しましたが、幸い0.0…となった患者様も居ました。ただしもう一度、おとなしいがんですけど骨に転移すると厄介ながんです。変だなぁと思ったら一刻も早く受診して下さい。他のがんとしては『沈黙の臓器』と呼ばれる膵臓や肝臓に出来たがん、そして胆管がんは自覚症状がほぼ出ず、見つかった時にはもはや手遅れ、というケースが多い。東京山手メディカルセンター健康管理センター長の西田潤子氏によると『膵臓がんは進行が早く、年に一度検査を受けていても前回は何も見付からなかったのに1年後に2cmの膵臓がんが見つかったという事が有ったと。勿論自覚症状は無いし、血液データについても腫瘍マーカーが少し上がっていただけ』というケースが有ったという。膵臓がんは症状が進むと腹痛や腰背部痛が見られる事も有ります。血糖値が急に上がった方に腹部超音波検査で膵臓がんが見つかったケースも有ると。元横綱千代の富士は検診で膵臓がんが見つかり「早期だから大丈夫」と言われていましたが転移が見つかり残念ながら亡くなりました。身体が丈夫な方でもがんには勝てません。膵臓がんの5年生存率はステージⅠ(36.0%)Ⅱ(16.1%)Ⅲ(5.7%)Ⅳ(1.4%)です。胆管がんでがんで亡くなったのはタレントの川島なお美さんです。2013年に発見され「余命1年」と宣告され半年後手術をしたものの15年9月に亡くなられたのは記憶に新しいです。赤ワインが活性酸素を抑えて、がんを抑制すると周知の事で川島なお美さんはタレントの中でも有名なワイン好きだったのは皮肉としか言いようがなくて悔しいです。長々と読んで頂き誠にありがとうございました。とりあえずシリーズはこれにて終了です。
今回は『肺がん』で「浅草クリニック副院長・内山伸氏」の教えを参考にさせて頂きます。『起座呼吸』というのを御存知でしょうか?呼吸器の病気が酷くなると出現する特徴的な呼吸です。横になると息苦しく、起き上がると楽になります。調べると胸腔の内部に胸水が溜まっている場合が有ります。普通の風邪なら2週間以内に咳は治まりますが2週間以上続けば肺炎の可能性が有ります。内山氏は『肺がんは無症状も有りますが3週間以上咳が続くなら受診するように』と勧めています。検査はレントゲンとCTが有りますけど発見しやすいのはCT。ただしCTは被曝のリスクが有ります。20年以上喫煙している人には被曝リスクを考えてもCTの受診をした方が良いでしょう。次回『知らぬが仏』シリーズがいよいよ最後です(ガーンってベタやなぁ)。お楽しみに(ってなんでやねん)!
今回は非常に多い『大腸がん』です。大腸がんのサインは便通異常。トイレに行ったばかりなのに残便感がある、それまでは無かったのに便秘と下痢を繰り返すようになるといった症状というのは指山氏。下血も有るが胃がん(上部消化管)は黒い便なのに、大腸がんは肛門が近い為に赤い血が便に混じることが有ります。更に進行すれば腫瘍で腸が狭くなり、便柱が細くなったり、お腹が張る感じも出てくる。大腸がんはとてもシビアで5年生存率がステージⅠ(91.6%)Ⅱ(84.8%)Ⅲa(77.7%)Ⅲb(60.0%)Ⅳ(18.8%)と発見が遅れると低下していくので早期発見が鍵になります。しかし女性は部位が部位だけに手遅れになる事が多く、私が腸の具合の悪さを指摘しても誤魔化す方が居ます。その場合は女性専用病棟を完備している消化器専門の病院に紹介状を書いて任せます。一般的には便を調べて(便潜血検査)診断するのですが痔などに反応して誤った陽性反応が出る事も有ります。しかし早期発見が必須ですから受けるべきです。また血液検査で大腸がん特有のマーカーを調べる方法も有ります。先日の『沖縄の落日』に投稿した内容を証明するような事が発表されているので書きます。『1週間に500g以上赤身肉を食べると大腸がんのリスクが高まる』と「世界がん研究基金」の調査結果が伝えています。日本の発表では無いところに注目して下さい。ならば日本人なら尚の事。一年以上前になりますけど投稿した内容を少しリニューアルします。日本人は腸が長いです。だから便秘になり易いし食物繊維による腸の掃除が不可欠です。肉は体内に長く留まれば悪さをします。だから肉食の西洋人の腸は短く進化したと私は考えます。男性に比べ便秘がちの女性が、恥ずかしさから発見・治療が遅れるのが大腸がんの死亡率上位の理由だと思います。最後に最近の若い人は背も高くスタイルが良いですけど典型的な日本人は西洋人に比べ『くびれ』が少ないとは思いませんか?身長が低く容量の小さい日本人のお腹に、長い腸を詰め込み、それでいて便秘をすれば。最後まで言わなくてもいいですよね。
今回は胃がん、食道がん。胃がんは病変部位が胃の中で出血しているため、貧血気味になりフラフラしたり疲れやすくなったりします。夏バテかな?と思ってたら実は胃がんだったというケースがあると教えてくれるのは辻仲病院の指山浩志氏。他に代表的な違和感として胃痛や胃もたれ(または膨満感)、ゲップが出やすいなどが有ります。また上部消化管からの出血なので黒色便というタールのような色をした便が出る事が酷くなると有るようです。他には食欲が落ち痩せるのもサイン。1ヶ月で数kgといった単位で体重が落ちる場合は要注意。これらの状況は既にがんの進行してしまっている可能性が高いので早期の受診をして早期発見、早期治療が大事だと。胃の上に有るのが食道です。最近は食道がんも耳にする事が多くなりました。私の大好きな桑田佳祐さんも食道がんになりましたが幸いステージⅠで治療して後遺症も残らない筈です。食道がんは進行度合いによって兆候が変化します。①しみる感覚②食べ物がつかえる③体重が減る④胸、背中が痛むと進行します。①しみるは熱い物を飲んだ時に『しみる』感覚を訴える人が多いです。このしみる感覚はがんが進行すると消えてしまう事が多いです。つまりこの兆候を見逃すと気付かぬ間にがんがジワジワ進行する。更にがんが進行すると出てくるのが『つかえ感』と指山氏が伝えています。腫瘍によって食道が狭くなっている為に、硬い肉を飲み込む時に『つかえ感』があり、酷い時には嘔吐する事も有るそうです。がんが更に大きくなると液体である唾液を飲み込むにも苦労するようです。最終的に胃がんと同様、食欲が落ち体重が急激に減ります。怖い話をシリーズ化していますけど明るい話題も。3年以内に一滴の血液で十種類程のがんが早期診断出来る可能性が出て来ました。それまで『がん』にならないように運動、睡眠、栄養と全快堂での治療を(ってまた営業かよっ)!
今回は夏に最も発症数が多い脳梗塞です。脳梗塞も細い血管で発症すれば『熱中症?』と間違えるものも有りますから手遅れにならないようにしなければいけません。普通に立ち上がる場合、血圧は15~20下がりますけど『立ちくらみ』の場合は40くらい下がった事を示しているそうです。この時に体内の水分が少なければ脳梗塞が起きやすいと『くどうちあき脳神経外科クリニック工藤千秋院長』が伝えています。最近注目され始めたのが『頭頂部の頭頂葉、後頭部の後頭葉に発症した脳梗塞は痛みが出やすい』と工藤院長が伝えています。長時間この箇所に頭痛が有る場合は脳梗塞を疑った方がいいかも。また喉の渇きは発作前に訴える人が少なくないです。心房細動より血栓が出来て詰まる事も注意が必要ですが、水分不足で血液がドロドロで有れば梗塞を助長する事は理解出来ると思います。直前の症状として『ろ列が回らなくなる、片側の口から水が漏れる、片側の手が痺れる、片側脚に力が入らない(いずれも同側)等』です。前出の清水氏によると猫背が脳梗塞やくも膜下出血の原因になるから注意すべきとも伝えています。確かに悪い姿勢は腹圧が上がり結果的に血圧が上がった血管が曲がった状態が続くので血管への負担は有ると思います。最近はスマホの使用時間が長いから注意したいです。最後にお腹を引っ込めたければ姿勢良く座る事です。背もたれに触れずに頭の先を引っ張られるマリオネットのようにイメージして座ると自然にお腹を引っ込めていると思います。更に意識して座れば背筋群や腹横筋等が強化され、呼吸も変わりスタイルが良くなり血圧も安定するでしょう。
仏シリーズ(たぶん週間現代参考です)は心筋梗塞や動脈瘤、動脈解離と来ましたが今回は脳にスポットを。脳の血管の瘤が破裂するのが『くも膜下出血』です。いきなりバットで殴られたような強い頭痛を感じる場合が多いですが、急に気持ち悪くなって嘔吐する場合も有ります。しかし『くも膜下出血』にも前兆があると清水俊彦氏(東女医客員教授)が解説しています。「破裂する1~2週間前に少量の出血があり、その時に軽い頭痛が有る。特徴的なのは普通の頭痛なら3日ほどで楽になるのに、脳動脈瘤の出血の場合は1週間は痛みが続く。また通常の片頭痛だと脳の血管が拡張し、血圧は普段よりは下がりますが、出血がある場合は血圧が高めに出るのがサイン』だそうです。また瘤が目を動かす神経を圧迫した場合には片方の目がうまく動かなくなる事でモノが二重に見える可能性が有ります。その場合は片目ずつ見て、見え方が違ったら要注意です。脳に異常が有る場合は左右で違って見えるからです。視界が暗くなったり、めまいがしたりも特徴ですが同時に吐き気が有ったら、かなりの確率で危険です。瞳孔の大きさが違ったり片方の眼瞼が下がったするのも危険な兆候ですので是非受診して下さい。因みにくも膜下出血の3分の1が殆ど後遺症が無く、3分の1が酷い後遺症、残り3分の1は亡くなると言われています。正に運命次第なんですね。
『知らぬが仏』シリーズはまだ続きますけど、一度先にコレを投稿させて下さい。少し前に投稿しました私の考えが、新聞に現実として掲載されたので再度投稿します。肉肉肉!たんぱく質摂取の為に肉がいいと番組が構成されて踊らされている視聴者。肉神話の影に純粋に『日本の酪農の保護』が有るなら百歩譲ってまだ納得出来ますが、某巨大組合から存続の為の金銭の授受や、政治家の選挙の為のパフォーマンスにマスコミを使って情報操作しているなら許せない!肉の消費を促進させた結果、純粋な日本国民のもっと延びるべき筈だったであろう大事な寿命が妨げられたかも。現に整形外科の患者様の多くが『肉を沢山食べなきゃ駄目とテレビで言ってた』と肉信者に。全快堂の患者様には毎回話していますけど『アルブミンは肉以外からも摂れる』という事です。確かに肉は優れた栄養源ですから食べて欲しいです。しかし限度が有ります。人種によってはマイナス面が大きい場合も有る事が東大研究が今回発表した『平均寿命と死亡率』によって証明されたという事を読み取って下さい。もしも肉神話が正しければ肉消費額が断トツ一番の沖縄が47都道府県の最下位になる筈がない。マスコミよ!視聴率や目先の利益の為に自国民の寿命を減らしても欲しいのか!いい加減な情報の垂れ流しをして悪魔に魂を売るな!でも肉が駄目とは言わないです。バランスが大事なんです。民放では無くNHK出演の方が『65歳以上の食事と以下の方の食事を分けて調査発表しなければいけない』とサラっと言っていたのを、もっと前面に押し出して放送しなければ日本は亡びます!簡単で安くて美味しい食事ばかりしていると、寿命を縮める事=医療費の増大に繋がります。発表した関係者は上述内容や結論は報告していません。私が個人的に投稿しているだけです。でも米国文化が食文化と同時に日本に最も早く浸透した沖縄は、黒豚と羅臼昆布の絶妙のバランスや黒豚と豆腐と野菜沢山の伝統的食文化が影を潜め、ハンバーガーやフライドチキン(勿論たまに食べるならいいです)が上陸し占領されたんです。沖縄は結果的に戦後再び『やまと(本土)』の捨て石、モルモットにされたんです、悔しいけど。ならばその結果を決して無駄にしてはならないと私は思います。『医食同源』もう一度この言葉を噛みしめて下さい。
一昨日の心臓の病についての記述は某週刊誌(ごめんなさいハッキリしないので)を参考にさせて頂きましたが他の病気も書かせて頂きますので覚えておいて御自身や身内の方に思い当たる症状が不幸にも出現したならば一刻も早く病院へ行くようにして下さい。心筋梗塞の発作が起きてからの6時間が『ゴールデンタイム』と呼ばれているので適切な処置をすれば死亡率は10%を下回るそうですが、発作が激しい痛みなら救急車の要請となりますけど、一昨日の例のように階段を上がり終えたり、お風呂から上がって休んだりすると直ぐに楽になってしまいます。『なんだ大丈夫じゃん』って、コレが運命の分かれ道。異変を感じたら一応受診して下さい。特に今後は暑い日が続きます。水分摂取だけでは足りません。要注意です。他に恐ろしいのが動脈瘤です。前兆としては声がかすれる、呼吸が苦しい、物が飲み込みにくい、腰やお腹への痛みを感じる等です。全快堂にも動脈瘤なのに整形外科に通院していて一向に改善しないので来院した患者様のうち2名が破裂寸前で緊急手術されて一命を落とさず済んだ方がいます。動脈瘤は動脈硬化、高血圧が酷ければ事前に検査して発見される可能性は大きいですが最も恐ろしいのが動脈解離です。発症箇所によっては死の危険も有ります。日頃から適度な無理をしない運動して、青魚を食べEPAを補給して、汗を出して血圧を下げて動脈に負担を掛けないようにして下さい。