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周辺視野

2019.03.02 | Category: 院長ブログ

先日「周辺視野」について学んできました。視野狭窄や視野の一部分の欠落するのは病気ですけど周辺視野が狭い人は「生まれつき」や「老化」で衰える場合も有ります。視野狭窄や視野の一部分の欠落は投薬等の医学の力が必要です。一方周辺視野が狭い人は鍛える事が可能です。言葉にすると分かり難いですけど周辺視野は一点を凝視した(集中して見ようとした)場合に一点は見えるのですが周辺の視野は見えているようで実は全く見えて無いのです。高齢者の運転の事故は「逆走」がマスコミにより有名になり「高齢者の事故は逆走が最多である」というイメージが定着していますけど実は高齢者の事故最多は「交差点内の事故」なのです。それは前述の「周辺視野の視力低下」が原因で例えば右折しようとした場合「ルームミラー、バックミラー、対向車、横断する歩行者等々」を一瞬にして見て右折が可能か判断しなくてはいけません。ですから瞬時の判断能力も必要ですが基となる「視野の拡大」で同時に物が見える「周辺視野」が重要なのです。患者様には専用用紙で計測させて頂きましたけど自身でも簡単にトレーニング出来ると教わりましたので挑戦して下さい(目の病気が有る人は主治医の許可が必要)。両手を水平の高さまで持ち上げて肩幅に広げて親指を立てて左右の爪を「素早く」何度も交互に見るのです。それが出来たら上下や斜めにも挑戦。患者様が行った専用用紙の計測タイムは記録して有りますから短縮は周辺視野能力の向上を意味します。是非御自宅で頑張って下さい。身近にバスケット経験者がいますけどタイムは格段に早かったです。やはり訓練です。

当院へのアクセス情報

全快堂

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休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三